響き渡る声の中で、きみとの初恋を歌う。

学校を辞めた。

なんだか海が見たくなって、
10月の海へとやってきた。


——押し寄せる罪悪感を必死に拭おうとしても
なかなか消えてくれなくて……。



わたしは絶望の淵にいた。


そんな時、キミに出会ったの。



強引で

お調子者で

チャラ男くんなキミだけど。


その底抜けの明るさに、
わたしは救われたんだ——。


✳︎

✳︎
✳︎


「逃げるなよ」

「俺……歌奈が好きすぎてヤバい」

「泣くとか卑怯……。どれだけ俺をドキドキさせれば気が済むんだよ」


✳︎

わたしの全てを受け入れてくれたキミ。

楠 恵次、19歳。
Keiji Kusunoki


×


「ナンパなチャラ男くんには興味ありません」

「なんで⁇ わたしっ最低なことしたんだよ——‼︎」

「恵次……。好きだよぉ」


✳︎

不器用で甘えベタなキミ。

響 歌奈、17歳。
Utana Hibiki



✳︎

✳︎
✳︎


甘く切ない、
純愛ストーリー……。





24h.ポイント 0pt
0
小説 193,247 位 / 193,247件 ライト文芸 7,694 位 / 7,694件

あなたにおすすめの小説

本堂とう花
現代文学
私に関するいくつかの物語 ※全てフィクションです

流星の徒花

柴野日向
ライト文芸
若葉町に住む中学生の雨宮翔太は、通い詰めている食堂で転校生の榎本凛と出会った。 明るい少女に対し初めは興味を持たない翔太だったが、互いに重い運命を背負っていることを知り、次第に惹かれ合っていく。 残酷な境遇に抗いつつ懸命に咲き続ける徒花が、いつしか流星となるまでの物語。

【実話】希少癌 〜その遺体は左手足が無く、腕が欠け、頭蓋骨も1/3無く、歯は胃にあった〜

湯川仁美
ライト文芸
【実話・母親の話】 火葬後、そのご遺体には、左足太腿から骨はなく。 左腕の肘から下の骨はなく。 頭蓋骨が1/3なく。 歯が3本、口ではなく胃から見つかった。 明細胞肉腫 100万年人口あたり1人の確率の希少癌。 バクテリアのような癌細胞は次から次へ。 次から次へと骨を脆くし、肉を腐食させ。 動脈破裂で死ぬか、体を切断をして食い止めるかの選択をさせた。 子育てを終え、第二の人生を謳歌を始めた平凡な主婦。 田代菫、53歳が生きることを諦めず、死と向き合い、最後の一瞬まで生に食らいつく実話の物語。

サドガシマ作戦、2025年初冬、ロシア共和国は突如として佐渡ヶ島に侵攻した。

セキトネリ
ライト文芸
2025年初冬、ウクライナ戦役が膠着状態の中、ロシア連邦東部軍管区(旧極東軍管区)は突如北海道北部と佐渡ヶ島に侵攻。総責任者は東部軍管区ジトコ大将だった。北海道はダミーで狙いは佐渡ヶ島のガメラレーダーであった。これは中国の南西諸島侵攻と台湾侵攻を援助するための密約のためだった。同時に北朝鮮は38度線を越え、ソウルを占拠した。在韓米軍に対しては戦術核の電磁パルス攻撃で米軍を朝鮮半島から駆逐、日本に退避させた。 その中、欧州ロシアに対して、東部軍管区ジトコ大将はロシア連邦からの離脱を決断、中央軍管区と図ってオビ川以東の領土を東ロシア共和国として独立を宣言、日本との相互安保条約を結んだ。 佐渡ヶ島侵攻(通称サドガシマ作戦、Operation Sadogashima)の副指揮官はジトコ大将の娘エレーナ少佐だ。エレーナ少佐率いる東ロシア共和国軍女性部隊二千人は、北朝鮮のホバークラフトによる上陸作戦を陸自水陸機動団と阻止する。 ※このシリーズはカクヨム版「サドガシマ作戦(https://kakuyomu.jp/works/16818093092605918428)」と重複しています。ただし、カクヨムではできない説明用の軍事地図、武器詳細はこちらで掲載しております。 ※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。

忘れていた初恋の結末

東雲さき
ライト文芸
思い出すことのなかった初恋の人の現在を知った私の話。

140字小説の記録

Akitoです。
ライト文芸
 Xにて投稿中の140字小説をちょっと手直しもして投稿します。  サクッと読めます。  まずは、最新話から読むのがオススメです。  最初はジャンルが定まらずに書いていましたが、最近は少しまとまってきた気がしています。  主には、恋愛、日常、神様、猫の物語です。  暇つぶしにでもどうぞ。

タダで済むと思うな

美凪ましろ
ライト文芸
 フルタイムで働きながらワンオペで子育てをし、夫のケアもしていた井口虹子は、結婚十六年目のある夜、限界を迎える。  ――よし、決めた。  我慢するのは止めだ止め。  家族のために粉骨砕身頑張っていた自分。これからは自分のために生きる!  そう決めた虹子が企てた夫への復讐とは。 ■十八歳以下の男女の性行為があります。

呼んでいる声がする

音羽有紀
ライト文芸
海辺の町を舞台に 前世からの相手がいる人を好きになってしまった不思議な恋の話  窓を開け、猫男の部屋の窓の方を見てみた。灯りが灯っているのが見える。  ポツンポツンと星がまたたいている。  宇宙に吸い込まれる気がした。販売の疲れも薄れる。  明日は、仕事休み、お金が無いけどこの辺を探検しようかと瑠子は思った。散策をあえて探検と思いたいと思った。散策よりずっと面白そうな響きだから。  そして、あの嫌な家から脱出出来ただけで、世界は素晴らしい気がした。  そうだ探検してそれから海へ行こう。  (呼んでいる声がする第1章その2より