上 下
117 / 140
第2巻ー第1章 平和な異世界

第8話 ラミアのツンデレと侵入者

しおりを挟む
 家に戻り、休んだマコトたちだったが、夜寝る頃。
「ぁん♡マコトさん、今度はおっぱいですか?」
「んぁ♡乳首、ダメぇ♡」
 またしても、イミューとラミューの声が。今度はおっぱいを揉んでいたみたいだ。

「そんなにしたら、欲しくなるよぉ」
「私が先なんだからぁ♡」
 二人ともエッチしたいらしい。
「ちゅーちゅー」
「ぁん♡マコトさん、ダメぇ♡」
 イミューのおっぱいを吸うと、抱きついてきた。
「入れてぇ♡」
「ずるいよ」
 ラミューが上から乗っかってくる。

「うるさいわねぇ。なんなの――」
 ラミアが起きて目が合う。
「マコト? 夜這いとはどういう了見かしら?」
 これはいかん。怒っている。
「待て」
「待たないわ! 覚悟!」
「「「ギニャー!」」」
 三人ともラミアの洗礼を受けた。


 朝になって、三人とも黒焦げになっていた。
「なんじゃ、三人とも日焼けか?」
「そういうレベルじゃないよね?」
「最大火力……ぐふっ」
「もう、ダメ……バタッ」
「さようなら……」
 三人とも力尽きた。

「大方、ラミアのツンデレじゃろうな。まったく、いい加減諦めんか」
 ウンディーネがいさめる。
「ごめんなさい。マコトが夜這いするから」
 ラミアが謝る。
「夜這いですって? うらやましい。私にはしてくれないのに!」
 マリアンナが大声を出す。

「とりあえず、復活させてやったらどうだ?」
「分かったわ。神の名において……」
 サミエルの魔法で三人は息を吹き返した。

「マコト、説明なさい」
 ラミアに怒られ、説明を求められたので、説明する。
「偶然手が伸びて二人のおっぱいを揉んだ? そんな言い訳が……」
「私たちは嫌じゃなかったし、嬉しかったから」
 イミューが弁解する。
「ラミアの嫉妬なんじゃから、謝ることはない」
 ウンディーネが正論を言う。

「それに、濡れちゃったから、続きしてもらおうと……」
「マコトに重なった?」
「うん」
 ラミア、はぁっとため息をつく。
「分かったわ。許してあげる」


「外が騒がしいな」
「そうね」
「侵入者だー! 取り押さえろ! ぐわっ」
「大変だ!」
しおりを挟む

処理中です...