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第5章 光輝く大海原

第43話 南の大穴 入り口の要塞ボスを倒せ

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 マコトたちは魔法都市を出て、船で南の大陸に向かった。

「なかなか手に入らないわね」
 ラミアがため息をつく。
「冒険と言うのは、そう言うものです」
 からくりマシンが言った。

「さて、南の大陸に着いたな。穴に向かおう」
 大陸から南に向かうと穴が見えてきたが、山などに遮られ入れない。
「こっちからじゃ無理みたいね」
 しかし、回りは山のため、歩きでは行けそうにない。
「一旦魔法都市に戻ろう」

【魔法都市】
『おや、倒してきたのか? 何? 穴に入れない?』
「歩きでは、穴の近くに行けないんです」
『山があるからだろう。それで、戻ってきたのか。お主たちは、鍵の前にじゅうたんが必要だな』
「じゅうたん?」
『魔法のじゅうたんだ。だが、じゅうたんがなければ、魔法の力を取り戻すことは出来ない。どこかに、ベストドレッサー賞を競う場所があると聞く。そこへ行ってみるとよかろう』


 マコトたちはそのベストドレッサー賞に参加し、じゅうたんを手に入れた。

『手に入れたか。ならば、魔法の力を復活させてやろう』
 町の人は念をじゅうたんに込めた。すると、魔法のじゅうたんになった。マコトは魔法のじゅうたんを手に入れた。
『これで近くまで行けるだろう。頼んだぞ』

「さあ、行こう」
 マコトたちは再び穴の近くまで行った。
「ここからじゅうたん使えば良いんじゃない?」
「そうだな」
 マコトたちはじゅうたんに乗り、穴の近くで降りた。
「ここか」
「入りましょ」
 マコトたちは穴に入った。すると、中に一か所途切れている場所があった。

「ここから下に落ちるのね?」
「そうみたいだな」
 マコトたちは、穴から下に落ちた。すると、ほこらがあった。
「ここで待つと、魔物が出てくるのね?」
 すると、ゴゴゴと音がして、上から要塞が降りてきた。
 ヘルキャッスルが現れた。

 ヘルキャッスルの〝突風ヘル・ウィンド〟。
「きゃあ」
 〝突風〟はダメージを与える代わりに後ろへ後退させる魔法。
 あまりの風にラミアたちのスカートがめくりあがる。
「マコト、見ないで」
 ラミアが恥ずかしがる。ラミアは黒いパンツをはいていた。

「炎、効くかしら? 〝豪爆〟!」
 ヘルキャッスルにダメージを与えた。
 ヘルキャッスルは激しい嵐を拭き荒らした。全員にダメージ。
「〝豪腕ミラクル・パワー〟」
 マコトの魔法で攻撃力が上がった。
「食らえ!」
 マコトの攻撃。ヘルキャッスルに会心ダメージを与える。
「これで終わりね。〝鬼火〟!」
 〝鬼火〟がヘルキャッスルの体力をじわじわと減らし、ヘルキャッスルを倒した。
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