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第1巻ー第1章 初めての冒険
第7話 シータウン~北の海路
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マコトたちは、地下通路の奥から扉の先に行った。すると、海に囲まれた町に出た。
「ここは・・・」
【シータウン】
「いらっしゃい、旅の方。あなた方は滅ぼされた街の地下から来たんだね?」
「はい」
「あなたたちの話は聞いてるよ。あれ以来、魔物の気配も消えて平和さ」
「それは良かったです」
しかし、マコトは胸騒ぎがした。
「マコト、どうしたんですか?」とミーナが聞いた。
「なんか胸騒ぎがしてな」
「それって」
すると、反対側の出口から、「魔物が来たぞ―」という声が聞こえた。
「やはりか。皆さんは家の中に入ってください。私たちが退治します」
「行くわよ」とラミアが言った。
魔物の群れが現れた。
「こいつらは」
「えっ?」とラミアがビックリする。
「手下じゃなく、ただの敵だ」
その言葉の通り、攻撃を仕掛けると、逃げ出していった。残されたスライムが話しかけてきた。
『待ってください。良いこと教えるので、命だけは』
「ふむふむ。ここから北に行くと聖職者がいる町があるのか」
『そうなんだ。かつてはここに住んでいたらしいけど』
「なるほど。ありがとう」
「じゃあ、俺っちはこれで」
スライムは外に出て行った。
「ありがとうございます。助かりました。そうだ、これを受け取ってください」
マコトたちは熟練度スロットを受け取った。
「それがあれば、職業の熟練度がわかるようになります。あとこれも」
マコトたちは北の橋のカギを受け取った。
「聖職者をお探しのようなら、そのカギで北の大陸の町へ行けるはずです」
「ありがとう」
「せっかくなので、宿屋で休まれてはいかがでしょうか?」
「そうさせてもらうよ」
次の日、マコトたちは北の大地へ向かった。
【北大橋】
「この橋か」
マコトはカギを使って橋を下した。
【プリーストタウン】
「いかにも、清い町だな」
「そうね」とラミアが言った。
「おや、旅の方。この街になんか用かな?」
「実は」とマコトは事情を話した。
「聖職者を。ああ、それなら、真ん中の教会にいるかもしれません。行ってみてはいかがかな?」
「そうします」
【教会】
「すみません。聖職者の仲間を探してるマコトというものですが」
「今行きます。ちょっとお待ちください。きゃっ」
女性がこっちに走ってくるときに転んだ。
「大丈夫ですか?」
「すみません」
「あの、私、クリスといいます。よろしくお願いします」
「俺はマコト」
「私はミイラ族のミア」
「私は吸血鬼のラミア」
「私はエルフのミーナだ」
「本当に亜人を仲間にしてるんですね」
「はい」
「ちょっとお話しませんか?」
マコトはクリスといい感じになった。
「なんか、マコトいい雰囲気になってる」
「ほんとだ。何してるのよ!」
ラミアにバシンッと背中をたたかれる。
「痛、なんだよ」
「鼻伸ばしてるんじゃないわよ。胸が大きいからって」とラミアが呆れる。
「えっ? 私? 恥ずかしい」とクリスが恥ずかしがる。
「仲間を探しに来たんだから、ラブコメはやめてよね」
ラミアに文句を言われる。
「正式なお付き合いを・・・」とクリスが赤くなる。
「それは後でね」
「はい」
「これからどこに向かうんですか?」とクリスが聞いた。
「レベルを上げたいと思ってるんだが」
「それなら冒険者の登録所に行くといいですよ。案内します。きゃっ」とまた転ぶ。今度はパンツが見えてしまった。
「すみません」とクリスが謝る。
「マコトのエッチ」
ミアにジト目で見られる。
「不可抗力だ」
「冒険者の登録所は船じゃないと行けないんです」とクリスが言った。
「じゃあ、船のところまで」
「海路を渡る必要があるので、着いてきてください」
「分かりました」
【海路の入口】
「この階段を降りると海路があります」とクリスが説明する。
「海の地下通路みたいだな」
「そんな感じです」
「普通は海のことをそう言うわよね」とラミアが言った。
「確かにな」
階段を降りて歩いていくと、また上に行く階段が。
「階段を上れば、冒険者の登録所はすぐです」とクリスが言った。
マコトたちは階段を上った。
「ここは・・・」
【シータウン】
「いらっしゃい、旅の方。あなた方は滅ぼされた街の地下から来たんだね?」
「はい」
「あなたたちの話は聞いてるよ。あれ以来、魔物の気配も消えて平和さ」
「それは良かったです」
しかし、マコトは胸騒ぎがした。
「マコト、どうしたんですか?」とミーナが聞いた。
「なんか胸騒ぎがしてな」
「それって」
すると、反対側の出口から、「魔物が来たぞ―」という声が聞こえた。
「やはりか。皆さんは家の中に入ってください。私たちが退治します」
「行くわよ」とラミアが言った。
魔物の群れが現れた。
「こいつらは」
「えっ?」とラミアがビックリする。
「手下じゃなく、ただの敵だ」
その言葉の通り、攻撃を仕掛けると、逃げ出していった。残されたスライムが話しかけてきた。
『待ってください。良いこと教えるので、命だけは』
「ふむふむ。ここから北に行くと聖職者がいる町があるのか」
『そうなんだ。かつてはここに住んでいたらしいけど』
「なるほど。ありがとう」
「じゃあ、俺っちはこれで」
スライムは外に出て行った。
「ありがとうございます。助かりました。そうだ、これを受け取ってください」
マコトたちは熟練度スロットを受け取った。
「それがあれば、職業の熟練度がわかるようになります。あとこれも」
マコトたちは北の橋のカギを受け取った。
「聖職者をお探しのようなら、そのカギで北の大陸の町へ行けるはずです」
「ありがとう」
「せっかくなので、宿屋で休まれてはいかがでしょうか?」
「そうさせてもらうよ」
次の日、マコトたちは北の大地へ向かった。
【北大橋】
「この橋か」
マコトはカギを使って橋を下した。
【プリーストタウン】
「いかにも、清い町だな」
「そうね」とラミアが言った。
「おや、旅の方。この街になんか用かな?」
「実は」とマコトは事情を話した。
「聖職者を。ああ、それなら、真ん中の教会にいるかもしれません。行ってみてはいかがかな?」
「そうします」
【教会】
「すみません。聖職者の仲間を探してるマコトというものですが」
「今行きます。ちょっとお待ちください。きゃっ」
女性がこっちに走ってくるときに転んだ。
「大丈夫ですか?」
「すみません」
「あの、私、クリスといいます。よろしくお願いします」
「俺はマコト」
「私はミイラ族のミア」
「私は吸血鬼のラミア」
「私はエルフのミーナだ」
「本当に亜人を仲間にしてるんですね」
「はい」
「ちょっとお話しませんか?」
マコトはクリスといい感じになった。
「なんか、マコトいい雰囲気になってる」
「ほんとだ。何してるのよ!」
ラミアにバシンッと背中をたたかれる。
「痛、なんだよ」
「鼻伸ばしてるんじゃないわよ。胸が大きいからって」とラミアが呆れる。
「えっ? 私? 恥ずかしい」とクリスが恥ずかしがる。
「仲間を探しに来たんだから、ラブコメはやめてよね」
ラミアに文句を言われる。
「正式なお付き合いを・・・」とクリスが赤くなる。
「それは後でね」
「はい」
「これからどこに向かうんですか?」とクリスが聞いた。
「レベルを上げたいと思ってるんだが」
「それなら冒険者の登録所に行くといいですよ。案内します。きゃっ」とまた転ぶ。今度はパンツが見えてしまった。
「すみません」とクリスが謝る。
「マコトのエッチ」
ミアにジト目で見られる。
「不可抗力だ」
「冒険者の登録所は船じゃないと行けないんです」とクリスが言った。
「じゃあ、船のところまで」
「海路を渡る必要があるので、着いてきてください」
「分かりました」
【海路の入口】
「この階段を降りると海路があります」とクリスが説明する。
「海の地下通路みたいだな」
「そんな感じです」
「普通は海のことをそう言うわよね」とラミアが言った。
「確かにな」
階段を降りて歩いていくと、また上に行く階段が。
「階段を上れば、冒険者の登録所はすぐです」とクリスが言った。
マコトたちは階段を上った。
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