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シーズン1 入部~地区大会

最終予選

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 次の日、最終予選が行われたが、翔太は控えだった。前日ファウルが原因で大敗したからだ。
 予選突破するためには、この試合は勝たないといけない。


「悔しいが、仕方ない」


 翔太の学校は前半12-4で良いスタートを切った。しかし、相手のオフェンスをブロックした時、倒されて足を痛める。
 様子を見るためベンチに下げ、翔太が入った。

「翔太、頼むぞ」
「はい」

 翔太は果敢に攻め、シュートを決めていく。しかし、ブロックした時、ファウルを取られ調子が崩れる。
 何とか前半を20-14で終えたが、不安は消えない。翔太の調子が上がらないからだ。シュートも入らず、ファウルを三つ取られて後がなくなる。

 後半5分で22-25と逆転される。
「落ち着かないと」
 後半10分で何とか追い付き、残り3分。翔太はチャンスを掴むために、相手の攻撃を止める。しかし、オフェンスチャージングでフリースローを与えてしまう。
 これを決められ、25-27。残り1分。

 翔太はドリブルでゴール近くまで攻める。
「ここは、府川先輩!」
「任せろ!」
 残り20秒で府川がスリーポイントを決め逆転。そのまま試合が終わり、28-27で翔太の学校が勝った。
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