異世界で下っぱの主人公が女魔法使いを助けたら、お礼にパーティーを組んでくれて、気がついたら一端の冒険者になっていた。

第２章 新たな仲間

生け贄の洞窟、囚われた町の人

「じゃあ、生け贄の洞窟に行きましょう」
「そうだな」
　二人は生け贄の洞窟に向かった。

「ここがそうみたいだな」
「なんか気味悪いわね」
「灯りはついてるけど、どこに囚われてるか分からないな」
「あそこに階段があるよ」
「本当だ。行ってみよう」
　二人は階段を降りて、地下に降りた。

「牢ね」
「だな」
「なんだ、お前ら。関係ないやつは立ち入り禁止だぞ」
「その人たちを助けに来た」
「はっは。笑わせる。この俺がいるのに助けるだと？　俺を倒してから言うんだな」
　牢屋の門番・手下の地獄兵たちが現れた。

「強そうだな」
「気を付けましょう」
「うらぁ！」
　ラルフは門番に攻撃した。しかし、あまり効いていない。
「小僧。それで終わりか？　うらぁ！」
「グホッ」
　ラルフは一撃をくらい、弾き返される。
「予想以上だな」

「魔法はどう？」
　ミーナは魔法を唱えた。敵全員に少しダメージを与えた。
「その程度か。甘いな。おらっ」
　ビリィっ。ミーナの水着が破けて、裸になる。
「きゃっ」
「良い体してるな。それで戦えるかな？」
　地獄兵たちはミーナを縛り付けた。
「ラルフ、助けて」

「勇者の眷族かなにか知らんが、こんな小僧に……」
「バカにするなぁ！」
　ラルフは門番に思い切り殴り付けた。
「ガハァ。なんと言う強さ」
　地獄兵が怯えている。
「殺す！」
　ラルフは門番に剣を突き刺す。
「ぐはぁ！　体が。力が抜ける」
　ラルフは剣を引き抜く。
「あああ。体が消えるぅ」
　門番は消え去った。

「後はこいつらか」
　ラルフは剣を一振して、手下の地獄兵たちを一掃した。
「ありがとう❤️」
　ミーナが抱き付く。
「おわっ。ミーナ、何も着てないんだから。うおっ」
　ミーナの爆乳を押し付けられる。
「恥ずかしいから隠して」
「ミーナ」
　ミーナのあそこを触る。
「あん♡人がいるんだから」
「これ着て」
　ラルフが上着を渡す。
「ありがとう」

「さてと、鍵はどこにあるんだ？」
　扉を引っ張っても、開かない。
「これじゃない？」
　ミーナの近くに鍵があった。ラルフは鍵を開ける。
「助けてくれてありがとうございます」
「とりあえず、出ましょう」

　ラルフたちは生け贄の洞窟を出た。