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郷愁-nostalgia-4
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「っぐ……んぅ……ゔ……」
目を閉じて一生懸命に舌を伸ばして俺のモノを舐める。両手で朱ちゃんの顔を掴み、逃すまいと固定して腰を振れば、直ぐに弾け飛びそうな快感が来た。
「し、ゅっ……。出る……っ……」
ここで限界だと、喉の奥にぐっと突っ込んで亀頭から飛び出る白濁の欲をドクドクと流し込んでいく。
「っ……ぅ……っはぁ……」
「んぅ……っん……」
絞り出した欲を目の前の愛しい彼の中に流れて行っている。口からまだ硬さの残るモノを離して、掴んでいた両手で優しく頬や頭を撫でる。
「朱ちゃん」
まともに呼吸できていなかった朱ちゃんは苦しく、苦そうに喉を手で抑えて俺を見る。
「み、きやっ……」
「ん?朱ちゃん?」
顔に自分の顔を近づけて、どうしたのか聞毛羽耳元で小さく囁いた。
「みぃくんの……早く頂戴」
小悪魔なこのツンデレは俺のスイッチを探る事なく簡単にONにする。歯止めが効かない事を知っているのも承知な上でこの殺し文句だ。
一言で簡単に俺のモノは再び熱を持ち硬くそそり勃っていた。調教している朱ちゃんの穴にすんなりと指は二本入り、ぐちょぐちょと掻き混ぜて間もなく三本目の指も飲み込んだ。
「挿れるよ」
穴に押し当てて狭い中を押し広げる。俺しか知らない朱ちゃんの中は、いとも簡単にその形に沿い受け入れた。
「……っふぅ」
息を吐き出して入ったよと伝えるためにニッコリと笑い、朱ちゃんにその顔を見せると微笑みと言葉を返す。
「樹矢の笑顔、大好き」
ピタリと、身体が硬直した。
懐かしい。何時だかそんなのは覚えていない。ただ、その一言を言われた事があるのは音の響きで覚えている。
急激に目頭が熱くなり、次第に涙が肌に伝いぽたぽたと落ちていく。
「ど、どうしたの!?樹矢……!?」
母親の事を頭の何処かで考えていたんだろうか。楓と話をして思い出さないように硬く重たく閉じていたパンドラの箱を無意識に開いていたのか、朱ちゃんの言葉がかつての母親の言葉と重なった。
涙を拭う行為はせず、流れていく雫はそのままに二人の行為を続ける。
「ん……ぁっ、み、きや……?」
心配そうに俺を見つめて、拾いきれない程の涙を指先で取ってくれた。
「っ……んっ……」
「んっ……ぁ…ん……み…いくんっ!」
朱ちゃんの事で頭で一杯にして欲しい。今は他に何もいらないのに、どうして浮かんでくるのは幼い頃一度だけその言葉に乗せて見せた母親の笑顔なんだろうか。これまで思い出す事も無く閉ざされていたのに、良い親だなんて思わなかったのに。
「……みぃくんっ、すき……しゅ!…っき!」
腕を巻きつけて朱ちゃんからの言葉にまた絶頂が近い事を感じる。
「んっ…!っはぁ、朱……っ朱、し、ゆっ……!」
浮かぶ虚像を掻き消すように、激しく突く。再び、今度は朱ちゃんの中に注ぎ込む為に奥へと腰を激しく動かした。
目を閉じて一生懸命に舌を伸ばして俺のモノを舐める。両手で朱ちゃんの顔を掴み、逃すまいと固定して腰を振れば、直ぐに弾け飛びそうな快感が来た。
「し、ゅっ……。出る……っ……」
ここで限界だと、喉の奥にぐっと突っ込んで亀頭から飛び出る白濁の欲をドクドクと流し込んでいく。
「っ……ぅ……っはぁ……」
「んぅ……っん……」
絞り出した欲を目の前の愛しい彼の中に流れて行っている。口からまだ硬さの残るモノを離して、掴んでいた両手で優しく頬や頭を撫でる。
「朱ちゃん」
まともに呼吸できていなかった朱ちゃんは苦しく、苦そうに喉を手で抑えて俺を見る。
「み、きやっ……」
「ん?朱ちゃん?」
顔に自分の顔を近づけて、どうしたのか聞毛羽耳元で小さく囁いた。
「みぃくんの……早く頂戴」
小悪魔なこのツンデレは俺のスイッチを探る事なく簡単にONにする。歯止めが効かない事を知っているのも承知な上でこの殺し文句だ。
一言で簡単に俺のモノは再び熱を持ち硬くそそり勃っていた。調教している朱ちゃんの穴にすんなりと指は二本入り、ぐちょぐちょと掻き混ぜて間もなく三本目の指も飲み込んだ。
「挿れるよ」
穴に押し当てて狭い中を押し広げる。俺しか知らない朱ちゃんの中は、いとも簡単にその形に沿い受け入れた。
「……っふぅ」
息を吐き出して入ったよと伝えるためにニッコリと笑い、朱ちゃんにその顔を見せると微笑みと言葉を返す。
「樹矢の笑顔、大好き」
ピタリと、身体が硬直した。
懐かしい。何時だかそんなのは覚えていない。ただ、その一言を言われた事があるのは音の響きで覚えている。
急激に目頭が熱くなり、次第に涙が肌に伝いぽたぽたと落ちていく。
「ど、どうしたの!?樹矢……!?」
母親の事を頭の何処かで考えていたんだろうか。楓と話をして思い出さないように硬く重たく閉じていたパンドラの箱を無意識に開いていたのか、朱ちゃんの言葉がかつての母親の言葉と重なった。
涙を拭う行為はせず、流れていく雫はそのままに二人の行為を続ける。
「ん……ぁっ、み、きや……?」
心配そうに俺を見つめて、拾いきれない程の涙を指先で取ってくれた。
「っ……んっ……」
「んっ……ぁ…ん……み…いくんっ!」
朱ちゃんの事で頭で一杯にして欲しい。今は他に何もいらないのに、どうして浮かんでくるのは幼い頃一度だけその言葉に乗せて見せた母親の笑顔なんだろうか。これまで思い出す事も無く閉ざされていたのに、良い親だなんて思わなかったのに。
「……みぃくんっ、すき……しゅ!…っき!」
腕を巻きつけて朱ちゃんからの言葉にまた絶頂が近い事を感じる。
「んっ…!っはぁ、朱……っ朱、し、ゆっ……!」
浮かぶ虚像を掻き消すように、激しく突く。再び、今度は朱ちゃんの中に注ぎ込む為に奥へと腰を激しく動かした。
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