あんたは俺のだから。

そらいろ

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休息-kyusoku-6

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「い、イカせてください…っ。」

「何で?」

「いじわる…。」

小声で呟く。

「な、に、で?」

ガンと突きながら、もう一度俺に問う。

「んああぁ…!みぃくんのっ、大きなおちんちんで俺を犯してイカせてください…!」

言い切ると同時に樹矢は俺を反転させる。やっと顔がちゃんと見る事ができた。
布団に押し倒され、樹矢は俺に深く優しいキスを落とす。

「んっ…ふぅっ、んぁう。」

激しく、深く、彼は愛情を注ぐよう俺の中を突く。上も下も繋がっている実感が肌の暖かさで感じ、心がじんわりと震える。
室内はグチョグチョと出し入れされる度に秘部からは音が溢れ、耳も犯されているよう。
その全てが樹矢からの愛情だと思うと、高揚する。

「んふぅ…。あっ…。みぃくん!」

「しゆぅ、しゆ…。愛してる。」

「っあ…。俺のっ、みぃくん…!」

樹矢のモノがぐっと大きくなり、お互いに快感が絶頂に近付く。

「も、もっ、イク、イッちゃう!」

「っん。イケよ…。」


「んあぁあああ!」

白濁の欲が弾け飛んで、樹矢の肌に掛かる。
やっと我慢していたものが解き放たれて、俺は暫く身体が麻痺したように動けなかった。
俺の中にドクドクと樹矢の欲が流れ込んでいるのが分かり、嬉しくなって頬が緩む。

「……っ。なーに笑ってるの?しゆちゃん。」

顔を覗き込んで聞いてくる。
長い睫毛にに吸い込まれそうな大きな瞳…。

手を伸ばして、首に腕を掛けて引き寄せる。そが密着して、体温が心地よい。




「樹矢…。愛してる。」


幸せな、永遠に続かない俺達の時間。
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