あんたは俺のだから。

そらいろ

文字の大きさ
上 下
65 / 244

融和-yuwa-6

しおりを挟む
樹矢の腰の動きが更に激しくなり、俺はまともに息ができず頭がボーッとしてきた。
ただ、樹矢からの快感だけを感じていた。

「んん…っあ、しゆ…イっ、イクっ…!」

「あぁっ…。んっ!んぁ、…っぁあ!」

俺を掴む樹矢の手に力がぐっと入ったと同時に中に温かい物がじわっと広がった。


奥に注がれた精子に俺は愛おしさを感じ、樹矢のモノを抜くと溢れてしまうのが嫌で彼をぎゅっと抱きしめてキスを強請った。

「んっ…んんぅ…。」

自分から深く、深くキスするなんて滅多にしないのに今日はとても甘えたくて仕方無い。

「みぃくん…俺、もっと欲しい…。」

唇を離して火照って涙目になっている状態で俺は上目遣いになり樹矢を見つめて言う。

腰を抱き寄せると、ドクンと彼のモノが中でまた大きくなった。

「しゆ…。今日は寝かせないよ?」

黒く笑いかける彼に俺はゾクッとした。


____________


樹矢の言葉通り、気づけばカーテンの隙間から光が差し込んでいた。
俺らは朝までヤり続けていたらしい。

途中何度か気を失いかけたが、樹矢が俺の頬を軽く叩いて起こされて行為は続いていった。

「しゆちゃん……お風呂連れてったげる。」

腰が重たくて起きれない状態の俺をひょいと持ち上げて、お姫様抱っこでお風呂場まで運んでくれた。

温かいシャワーが掛かり、身体中についた色々な粘液を落としてくれる。

「樹矢、愛してる…。」

「………。」

俺の呟いた言葉はシャワーの音に掻き消された様で樹矢には届かなかった。

あーぁ、温かいなぁ…。

俺はそのまま、眠気に負けて目を瞑った。





__________________俺も、愛してる。しゆ。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

壁乳

リリーブルー
BL
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。 (作者の挿絵付きです。)

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

隣の親父

むちむちボディ
BL
隣に住んでいる中年親父との出来事です。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

年越しチン玉蕎麦!!

ミクリ21
BL
チン玉……もちろん、ナニのことです。

だんだんおかしくなった姉の話

暗黒神ゼブラ
ホラー
弟が死んだことでおかしくなった姉の話

処理中です...