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一色-hitoiro-4
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ロケ撮影のため移動し、今回のために貸し切りで予約していたカフェに着いた。
用意が出来る待ちの時間、俺は衣装の着替えをして、ファンクラブ用のインタビューに応えたり、プレゼント用のサイン色紙を書いたりと休憩はほとんど無く過ぎ、撮影が再び始まった。
「せっかくカフェですし、飲み物持ってみたり食べ物食べて笑顔とか欲しいですね。」
朱斗さんが始めて撮影の要求を俺にした。
それにすぐ応えるためにスタッフさんは動き、俺の周りに飲み物とパンケーキが置かれた。
「じゃあ、適当に飲み食いしてください。たまにカメラ目線とかくれたらいいんで。」
あれ?そんな適当な感じでいいの?と腑に落ちないまま、俺は目の前にあるパンケーキにがっついた。
お昼もろくに食べてないから出来たてが美味しすぎて自然と笑みが出てしまう。
大きな口を開けて頬張ろうとしてる時にカメラ目線になってみたり、もぐもぐと笑顔になりながら食べている姿を撮られたり、なんだかいつもより気が楽で幸せを感じた。
「美味しかった!ごちそう様でした!」
あっという間に完食してしまい、満足感でまた笑顔が溢れる。
「じゃあ、テラスに移動してもらっていいですか?」
席を立ってカフェの奥にあるテラスへ移動した。
海沿いにあるため、視界一面に青く太陽でキラキラと輝く海が広がる。
「すごく綺麗な景色だ……。」
ふと朱斗さんの方を見ると、目がバッチリ合う。
すると、焦った様子で一瞬で視線を外した。
「そ、それじゃあ適当に撮りますね!」
顔をカメラで隠すかのようにすぐに構えてシャッターを切り始めた。その耳は赤くなっている。
…何…何なの…朱斗さん、ホントに可愛すぎる。
用意が出来る待ちの時間、俺は衣装の着替えをして、ファンクラブ用のインタビューに応えたり、プレゼント用のサイン色紙を書いたりと休憩はほとんど無く過ぎ、撮影が再び始まった。
「せっかくカフェですし、飲み物持ってみたり食べ物食べて笑顔とか欲しいですね。」
朱斗さんが始めて撮影の要求を俺にした。
それにすぐ応えるためにスタッフさんは動き、俺の周りに飲み物とパンケーキが置かれた。
「じゃあ、適当に飲み食いしてください。たまにカメラ目線とかくれたらいいんで。」
あれ?そんな適当な感じでいいの?と腑に落ちないまま、俺は目の前にあるパンケーキにがっついた。
お昼もろくに食べてないから出来たてが美味しすぎて自然と笑みが出てしまう。
大きな口を開けて頬張ろうとしてる時にカメラ目線になってみたり、もぐもぐと笑顔になりながら食べている姿を撮られたり、なんだかいつもより気が楽で幸せを感じた。
「美味しかった!ごちそう様でした!」
あっという間に完食してしまい、満足感でまた笑顔が溢れる。
「じゃあ、テラスに移動してもらっていいですか?」
席を立ってカフェの奥にあるテラスへ移動した。
海沿いにあるため、視界一面に青く太陽でキラキラと輝く海が広がる。
「すごく綺麗な景色だ……。」
ふと朱斗さんの方を見ると、目がバッチリ合う。
すると、焦った様子で一瞬で視線を外した。
「そ、それじゃあ適当に撮りますね!」
顔をカメラで隠すかのようにすぐに構えてシャッターを切り始めた。その耳は赤くなっている。
…何…何なの…朱斗さん、ホントに可愛すぎる。
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