あんたは俺のだから。

そらいろ

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白黒-shirokuro-4*

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 ズボン越しに樹矢のモノに触れる。熱くてパンパンに大きくなっている。ズボンのチャックを降ろして下着越しに撫でれば、さっきよりもまた大きくなった気がした。

「…っ。朱、俺の舐めてくれない?」

「うん」

 余裕の無い樹矢の声に興奮する。
 俺は樹矢のモノを舐めて、樹矢は俺のを舐め始める。久しぶりの体制に気持ちよさが高まっていく。

 じゅる…じゅ……ちゅ…

「あっ…んんふっ…んっ…」

「んっ…し、ゆ…っん」

 樹矢の愛撫が気持ち良くて、俺の愛撫で感じている樹矢を愛おしいと思う気持ちが心にも行為にも溢れてくる。

「みぃくん…みぃく、ん…」


 樹矢を愛していて、樹矢の全部が好きで。どんな表情も眼差しも本当は自分だけの物にしたくて、誰にも見せたくないけれど、それは駄目で。いつか…いつか遠い未来、どこか遠くで二人だけの空間でおじいちゃんになって朽ち果てるまで幸せに生きたい。
 今みたいにコソコソする事なく誰の目も気にせず、たった二人だけの空間で……。

「もう……挿れるね。」

 体制を変えて俺の中にすんなり入ってきた樹矢のモノは何時もよりすこし大きく感じた。


 __________樹矢の未来も同じように思ってくれてたら嬉しい、な。


「んんっ…あっ、あ…っ!は、げしいよっ…」

 挿れた瞬間ガンガン突いてくる樹矢の顔は真剣な眼差しで余裕が無くて、とても格好良かった。

「朱、朱っ!かわいいっ、愛してる、しゆ…」

 俺の首に回した腕の力が強くて苦しくて、それすら愛おしくて堪らなかった。

「…っ。くっ……はっ……はっ…」

 首を締めてることに気づいてない樹矢は構わず俺を突き続ける。

「もう…俺イクっ…しゆっ、イクよ……‼」

「んっ…はぁっ…くっ……っ‼」




 __________ここまでで俺の記憶は途切れた。
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