あんたは俺のだから。

そらいろ

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水明-suimei-3*

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 樹矢は指を増やして俺の中を解していく。
 いつも優しいけど今日はなぜか少し余裕が無さげで動きが早い。そのせいで俺は更に感じて、また強請る。

「み…みぃく…んっ。欲しい、欲しいよ…」

 バスタオル越しに分かるくらい樹矢のも大きくなっていた。


 ___それが、俺はほしい。


「朱……もう俺限界!」

「ああっ…‼‼」

 勢い良く抱きついてきたと同時に樹矢のモノが入ってきた。

「もう…可愛すぎるだろっ…朱っ…しゆ…」

「っあ。あっ…き、気持ちいっ…みぃくん。みぃくっ…んんっ」

 深い口づけをしながら激しく突かれ、俺は気持ち良くなって樹矢の動きにあわせて腰を振る。
 樹矢の髪からは沢山の雫が俺に降ってくる。


「んんっ!…い、イッちゃうよ…はぁっ…みぃく…ん!イク…イクっ‼」




 ____イケよ。


 囁かれた声で俺はイッてしまい、樹矢もほぼ同時に俺の中に出した。







「はぁ、はぁはぁ……」

「朱ちゃん!大丈夫!?泣いてるの??」

 泣いてる??俺が?

 目元に手を当てると確かに濡れていた。
 いや、この水は……。

「これはあんたから落ちてきた水だよ」

「あっ!髪の毛からか!びっくりしたぁ。痛い所があって泣いてるのかと思った…良かったぁ」

 そう言いながら俺をそっと抱き寄せて腕を回せば力強く抱きしめた。ぎゅっとされて感じる鼓動から大切だと伝わる。

「もう一回お風呂だね」

 抱きしめながら樹矢が笑って言った。

「だな。風邪引くから早く行こうぜ」

 俺は抱きしめ返しながら答えた。
 少し震えている樹矢の背中を擦り「大丈夫。俺はここにいる」と何時ものように語りかける。



 みぃくん、嘘だよ。
 ホントは一粒だけ涙が流れていた。
 幸せを感じて、好きが溢れて、なぜだか思わず涙が出たんだ。幸せが続いているこの日々が愛おしくかけがえなくて、涙が落ちた。



「朱ちゃん、いこっか?」

「……おう」


 これからも二人で手を取り合おう。



end.
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