12 / 37
【11話】
しおりを挟む
「ではサイヒさんとやらの元へ案内していただきましょうか殿下」
「分かった…」
結局あの後、クオンを説得しきれなかったルークはお忍びと言う形で後宮に赴いていた。
クオンも一応身分がばれない程度の変装はしている。
何せ本人の自覚は無いが、クオンはかなりの美男子である。
オレンジ色の髪に青緑の瞳。
男らしい凛々しい顔つきと逞しい体。
後宮内にはクオンのファンも多いのだ。
しかも公爵家の出で皇太子の幼馴染にして、現近衛兵。
上流階級で育ったためマナーは徹底しているので、戦う男特有の野蛮さは無い。
頭も回り会話を進めるのも上手い。
これだけ出来て女性に人気が出ない方がおかしい。
「ではブレスレットを付けるぞ?」
ルークが懐から水晶のブレスレットを出すと、それを左手首に着ける。
瞬間、ルークの存在感が消えた。
見えなくなった訳では無い。
存在感が限りなく薄くなったのだ。
街を歩いてもすれ違っただけの人と言うレベルで存在感がない。
けれどソコに居る事は分かる。
(とんでもない魔術だぞこれは…しかも己で付与迄してしまうとは。そのレベルの魔術師が一宦官などする筈がない。やはり殿下が目当てか?)
クオンの眉間に皺が刻まれる。
ルークは慣れた道を歩いて行き裏の広場に着いた。
そしてルークの姿が消えた。
(【隠匿】の魔術!?俺の目でも気づかないだと!?)
クオンは【隠匿】の結界内に足を踏み入れた。
そして其処で驚愕の光景を見てしまう。
ルークが己より10センチほど身長の低い宦官と抱きしめ合っていたのだ。
「やっぱりゲイじゃないですかーーーーーッ!!」
クオンは叫んだ。
【隠匿】の結界に【防音】の効果があって本当に良かった案件だ。
「で、ルーク。こちらの男性は誰だ?」
「あぁ私の幼馴染でクオンと言う」
「何だちゃんと友達がいたのか」
サイヒがクスクス笑う。
「揶揄わないでくれ…」
ルークは顔を真っ赤にさせる。
「これくらいで照れて、本当にルークは可愛いな」
サイヒの手がルークの頬に添えられる。
ルークは赤い顔のままエメラルドの瞳を潤ませる。
「俺の存在を無視せずイチャつかないで下さい!!」
「ん?イチャついていたか」
「クオンが言うならそうなのだろうか?」
二人して首を傾げる。
その仕種にクオンは一瞬で理解した。
(この2人、天然だ……)
何となく馬鹿らしい気分になったクオンだった。
「そうだ、ほら今日の分のハンカチだ」
「ではコレは返そう」
サイヒが胸元からハンカチを取り出しルークに渡す。
ルークもポケットに入っていたハンカチをサイヒに手渡す。
「何をなさっているのですか……」
すでにクオンの心のライフは半分にまで削られている。
「あぁサイヒの匂いの付いたものを毎日借りているのだ。サイヒの匂いがあると安眠できるのでな」
(殿下が変態だ…)
そして先程の抱擁も、サイヒの首筋にルークが顔を埋めていたので匂いを堪能してたものと思われる。
クオンの切れ味の良い頭がそこ迄答えを導き出してしまった。
既にクオンの目は半分光をなくして死んでいる。
「今日は連れが居るなら昼寝は出来ないな」
「残念だ」
「昼寝とはいったい何ですか…?」
尋ねるクオンの言葉には力がない。
それでも一応皇太子の近衛兵なのだ。
主に危険が無いよう全ての事を知っておく必要がある。
「サイヒに抱きかかえられてな、子守唄を唄って貰ってここで15分ほど昼寝をするのだ。サイヒの子守歌は心地よくて良く寝れるのだぞ」
(何を威張っているのですか!てゆーかその昼寝の仕方おかしいでしょうが!)
クオンは最早突っ込みを入れるのも面倒になってきた。
それでも。
それでも主の身の危険を回避するために全ての事を知っていなくてはならない。
近衛兵の重大な役目である。
「貴方は、殿下が好きなのですか…?」
「好き?そりゃ好きでないものと密着出来る程私は人間が出来ていないぞ?それから殿下?ルークは皇太子だったのか」
「黙っていて済まない…」
「気にするなルークはルークだろう?」
「親友でいてくれるのか?」
「当たり前だろう?私がルークを見捨てるとでも思ったのか?」
優し気な眼差しをして、サイヒがルークの頭を優しく撫でる。
「少し心配した。でも、サイヒが私の事を嫌わないで居てくれると言葉で聞けて良かった」
顔を赤くしながらモジモジとルークがサイヒの服の袖を掴む。
「あまり可愛い顔をするとオオカミに狙われるぞ?」
「サイヒ以外の前でそんな顔はしない…」
「それは光栄だな」
イチャイチャ
そう擬音が聞こえてきそうである。
完全に悪い男に騙されている初心な少女、の様に見える絵面である。
クオンは既に帰りたくなっていた。
だが仕事はしなくてはいけない。
「サイヒと言ったな。お前の事は調べさせて貰った。宦官のリストにお前は乗っていなかった。ならば忍び込んだのだな?言え、何が目的だ!?」
鋭い瞳でクオンがサイヒを睨みつける。
「目的…そうか、本来の目的を忘れていた!!」
「ほぅ、素直に話すか?」
「そう言えば私は…”後宮内のドロドロの恋愛愛憎劇”を見るために忍び込んだのだった!!」
「はぃっ?」
クオンの口から抜けた声が出た。
「う、嘘だろう…そんな事のために帝国の、皇太子の後宮に潜り込んだのか……?」
「あぁ、私は7歳のころから10年間神殿で聖職者として働いていてな。あまりの刺激のない日常に神殿を飛び出して、この辺りで1番大きい国であるガフティラベルの後宮ならさぞや面白いものが見れるだろうと忍び込んだんだ」
「サイヒは聖職者をしていたのか。凄いな」
「いや、大したことはしておらん。皇太子として厳しく育てられたルークの方が素晴らしいと思うぞ?」
「そう言うものなのか?」
「そう言うものだ」
気を抜くとすぐにルークとサイヒはイチャイチャしだす。
ちなみに本人たちにイチャついている自覚は無い。
「面白さを求めて?わざわざ宦官として後宮に忍び込んだ?」
「あぁそうだぞ。そう言う意味では私もルークを騙していたことになるな。何せ私は去勢した男ではないからな」
「私はそんな事気にしないぞ!サイヒがサイヒであるならソレで良い」
「そうか、有難う」
サイヒはルークの手を取り、甲に唇を押し当てる。
自然にコレをやってしまえる辺り、サイヒには人誑しの才能が恐ろしい。
それにしてもクオンから見てルークの今の姿は普段とかけ離れている。
ルークは皇太子として有る時は、常に威厳に満ちて冷徹ですらあるのだから。
そのためクオンはサイヒを疑わずにはいられないのだ。
「サイヒとやら。お前はかなりの腕の魔術師と見た。殿下を【洗脳】しているのではないだろうな?」
「それはアンタが1番よく分かっているだろう?随分珍しい眼をしているではないか」
「なっ!?」
「生まれつきの精霊眼とは珍しいな。その目なら全ての魔力の動きを感知できるはずだろう?」
サイヒの言う通り、クオンは生まれつきの精霊眼の持ち主だ。
精霊眼は精霊の祝福を受けた瞳で全ての魔力と法力の流れを見通すことが出来る。
「それでもお前の魔術を見抜くことは出来なかったからな…」
「気にするな。いくら精霊眼でも能力が上回る者の術までは見通せない。アンタが能力不足の訳ではない、が、これでは私の身の潔白が証明できんな」
”これは困った”とサイヒは首を捻るが、本当に困ったのはクオンの方である。
サイヒの魔術をクオンは見抜くことが出来ないのだ。
ルークが【洗脳】や【魅了】の魔術にかかっているのか、いないのか。
これでは証明のしようがない。
見ていてサイヒには確かにルークに対して好意的に接しているように見える。
だがコレが演技の可能性がないとも言い切れない。
(何か1つでもこの宦官が味方か敵か判別する方法があれば…)
自らにその能力がない事が、クオンの心を沈めるのであった。
「分かった…」
結局あの後、クオンを説得しきれなかったルークはお忍びと言う形で後宮に赴いていた。
クオンも一応身分がばれない程度の変装はしている。
何せ本人の自覚は無いが、クオンはかなりの美男子である。
オレンジ色の髪に青緑の瞳。
男らしい凛々しい顔つきと逞しい体。
後宮内にはクオンのファンも多いのだ。
しかも公爵家の出で皇太子の幼馴染にして、現近衛兵。
上流階級で育ったためマナーは徹底しているので、戦う男特有の野蛮さは無い。
頭も回り会話を進めるのも上手い。
これだけ出来て女性に人気が出ない方がおかしい。
「ではブレスレットを付けるぞ?」
ルークが懐から水晶のブレスレットを出すと、それを左手首に着ける。
瞬間、ルークの存在感が消えた。
見えなくなった訳では無い。
存在感が限りなく薄くなったのだ。
街を歩いてもすれ違っただけの人と言うレベルで存在感がない。
けれどソコに居る事は分かる。
(とんでもない魔術だぞこれは…しかも己で付与迄してしまうとは。そのレベルの魔術師が一宦官などする筈がない。やはり殿下が目当てか?)
クオンの眉間に皺が刻まれる。
ルークは慣れた道を歩いて行き裏の広場に着いた。
そしてルークの姿が消えた。
(【隠匿】の魔術!?俺の目でも気づかないだと!?)
クオンは【隠匿】の結界内に足を踏み入れた。
そして其処で驚愕の光景を見てしまう。
ルークが己より10センチほど身長の低い宦官と抱きしめ合っていたのだ。
「やっぱりゲイじゃないですかーーーーーッ!!」
クオンは叫んだ。
【隠匿】の結界に【防音】の効果があって本当に良かった案件だ。
「で、ルーク。こちらの男性は誰だ?」
「あぁ私の幼馴染でクオンと言う」
「何だちゃんと友達がいたのか」
サイヒがクスクス笑う。
「揶揄わないでくれ…」
ルークは顔を真っ赤にさせる。
「これくらいで照れて、本当にルークは可愛いな」
サイヒの手がルークの頬に添えられる。
ルークは赤い顔のままエメラルドの瞳を潤ませる。
「俺の存在を無視せずイチャつかないで下さい!!」
「ん?イチャついていたか」
「クオンが言うならそうなのだろうか?」
二人して首を傾げる。
その仕種にクオンは一瞬で理解した。
(この2人、天然だ……)
何となく馬鹿らしい気分になったクオンだった。
「そうだ、ほら今日の分のハンカチだ」
「ではコレは返そう」
サイヒが胸元からハンカチを取り出しルークに渡す。
ルークもポケットに入っていたハンカチをサイヒに手渡す。
「何をなさっているのですか……」
すでにクオンの心のライフは半分にまで削られている。
「あぁサイヒの匂いの付いたものを毎日借りているのだ。サイヒの匂いがあると安眠できるのでな」
(殿下が変態だ…)
そして先程の抱擁も、サイヒの首筋にルークが顔を埋めていたので匂いを堪能してたものと思われる。
クオンの切れ味の良い頭がそこ迄答えを導き出してしまった。
既にクオンの目は半分光をなくして死んでいる。
「今日は連れが居るなら昼寝は出来ないな」
「残念だ」
「昼寝とはいったい何ですか…?」
尋ねるクオンの言葉には力がない。
それでも一応皇太子の近衛兵なのだ。
主に危険が無いよう全ての事を知っておく必要がある。
「サイヒに抱きかかえられてな、子守唄を唄って貰ってここで15分ほど昼寝をするのだ。サイヒの子守歌は心地よくて良く寝れるのだぞ」
(何を威張っているのですか!てゆーかその昼寝の仕方おかしいでしょうが!)
クオンは最早突っ込みを入れるのも面倒になってきた。
それでも。
それでも主の身の危険を回避するために全ての事を知っていなくてはならない。
近衛兵の重大な役目である。
「貴方は、殿下が好きなのですか…?」
「好き?そりゃ好きでないものと密着出来る程私は人間が出来ていないぞ?それから殿下?ルークは皇太子だったのか」
「黙っていて済まない…」
「気にするなルークはルークだろう?」
「親友でいてくれるのか?」
「当たり前だろう?私がルークを見捨てるとでも思ったのか?」
優し気な眼差しをして、サイヒがルークの頭を優しく撫でる。
「少し心配した。でも、サイヒが私の事を嫌わないで居てくれると言葉で聞けて良かった」
顔を赤くしながらモジモジとルークがサイヒの服の袖を掴む。
「あまり可愛い顔をするとオオカミに狙われるぞ?」
「サイヒ以外の前でそんな顔はしない…」
「それは光栄だな」
イチャイチャ
そう擬音が聞こえてきそうである。
完全に悪い男に騙されている初心な少女、の様に見える絵面である。
クオンは既に帰りたくなっていた。
だが仕事はしなくてはいけない。
「サイヒと言ったな。お前の事は調べさせて貰った。宦官のリストにお前は乗っていなかった。ならば忍び込んだのだな?言え、何が目的だ!?」
鋭い瞳でクオンがサイヒを睨みつける。
「目的…そうか、本来の目的を忘れていた!!」
「ほぅ、素直に話すか?」
「そう言えば私は…”後宮内のドロドロの恋愛愛憎劇”を見るために忍び込んだのだった!!」
「はぃっ?」
クオンの口から抜けた声が出た。
「う、嘘だろう…そんな事のために帝国の、皇太子の後宮に潜り込んだのか……?」
「あぁ、私は7歳のころから10年間神殿で聖職者として働いていてな。あまりの刺激のない日常に神殿を飛び出して、この辺りで1番大きい国であるガフティラベルの後宮ならさぞや面白いものが見れるだろうと忍び込んだんだ」
「サイヒは聖職者をしていたのか。凄いな」
「いや、大したことはしておらん。皇太子として厳しく育てられたルークの方が素晴らしいと思うぞ?」
「そう言うものなのか?」
「そう言うものだ」
気を抜くとすぐにルークとサイヒはイチャイチャしだす。
ちなみに本人たちにイチャついている自覚は無い。
「面白さを求めて?わざわざ宦官として後宮に忍び込んだ?」
「あぁそうだぞ。そう言う意味では私もルークを騙していたことになるな。何せ私は去勢した男ではないからな」
「私はそんな事気にしないぞ!サイヒがサイヒであるならソレで良い」
「そうか、有難う」
サイヒはルークの手を取り、甲に唇を押し当てる。
自然にコレをやってしまえる辺り、サイヒには人誑しの才能が恐ろしい。
それにしてもクオンから見てルークの今の姿は普段とかけ離れている。
ルークは皇太子として有る時は、常に威厳に満ちて冷徹ですらあるのだから。
そのためクオンはサイヒを疑わずにはいられないのだ。
「サイヒとやら。お前はかなりの腕の魔術師と見た。殿下を【洗脳】しているのではないだろうな?」
「それはアンタが1番よく分かっているだろう?随分珍しい眼をしているではないか」
「なっ!?」
「生まれつきの精霊眼とは珍しいな。その目なら全ての魔力の動きを感知できるはずだろう?」
サイヒの言う通り、クオンは生まれつきの精霊眼の持ち主だ。
精霊眼は精霊の祝福を受けた瞳で全ての魔力と法力の流れを見通すことが出来る。
「それでもお前の魔術を見抜くことは出来なかったからな…」
「気にするな。いくら精霊眼でも能力が上回る者の術までは見通せない。アンタが能力不足の訳ではない、が、これでは私の身の潔白が証明できんな」
”これは困った”とサイヒは首を捻るが、本当に困ったのはクオンの方である。
サイヒの魔術をクオンは見抜くことが出来ないのだ。
ルークが【洗脳】や【魅了】の魔術にかかっているのか、いないのか。
これでは証明のしようがない。
見ていてサイヒには確かにルークに対して好意的に接しているように見える。
だがコレが演技の可能性がないとも言い切れない。
(何か1つでもこの宦官が味方か敵か判別する方法があれば…)
自らにその能力がない事が、クオンの心を沈めるのであった。
0
お気に入りに追加
74
あなたにおすすめの小説
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
男装魔法使い、女性恐怖症の公爵令息様の治療係に任命される
百門一新
恋愛
男装姿で旅をしていたエリザは、長期滞在してしまった異国の王都で【赤い魔法使い(男)】と呼ばれることに。職業は完全に誤解なのだが、そのせいで女性恐怖症の公爵令息の治療係に……!?「待って。私、女なんですけども」しかも公爵令息の騎士様、なぜかものすごい懐いてきて…!?
男装の魔法使い(職業誤解)×女性が大の苦手のはずなのに、ロックオンして攻めに転じたらぐいぐいいく騎士様!?
※小説家になろう様、ベリーズカフェ様、カクヨム様にも掲載しています。
身代わり婚~暴君と呼ばれる辺境伯に拒絶された仮初の花嫁
結城芙由奈
恋愛
【決してご迷惑はお掛けしません。どうか私をここに置いて頂けませんか?】
妾腹の娘として厄介者扱いを受けていたアリアドネは姉の身代わりとして暴君として名高い辺境伯に嫁がされる。結婚すれば幸せになれるかもしれないと淡い期待を抱いていたのも束の間。望まぬ花嫁を押し付けられたとして夫となるべく辺境伯に初対面で冷たい言葉を投げつけらた。さらに城から追い出されそうになるものの、ある人物に救われて下働きとして置いてもらえる事になるのだった―。
アルバートの屈辱
プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。
『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる