80 / 107
本編で語られなかったイチャラブ事情
76
しおりを挟む
「ルーシュ………」
「は、はい、アンドュ様………」
椅子から立ち上がったアンドュアイスがルーシュの方へ近寄る。
その目にはとても大切なものを慈しむような光を称えて。
そしてルーシュの目の前に来て微笑んだ。
「綺麗だよ、ルーシュ」
「「「「「「「「「ん”ん”っ!!!!!」」」」」」」」
ルーシュ含む女の定員たちは全身固まった。
(((((((綺麗なのはアンタだ――――――っ!!!)))))))
自然と女を口説き落とす能力が磨かれたアンドュアイスがルーシュに向かって、甘い低音ボイスで囁いた。
とびっきりの色気を纏った笑顔を付けて。
忘れていたであろうが、アンドュアイスは女を口説くのが上手いのだ。
それが今回、ルーシュが想像以上に綺麗になって、どう反応すれば良いのか分からなくて誑しモードが全開で出た訳である。
大人の色香を振りまいているが、これでも保護犬、パニックなのである。
が、周りはそう捉えない。
それはそうだ、アンドュアイスの犬気質を誰も知らないのだから。
「僕が選んだ服を着てくれてありがとう。凄く良く似合ってる。想像以上だよ、こんな綺麗になったルーシュを皆に見せつけたいし、誰にも見られない様に囲いたい。
僕色に染まって、凄く、嬉しいよ。人の目が無ければ、本気でこの場で口説き落としたいくらいだ………」
(何この人!格好良すぎる!!)
(いやぁぁぁ私も囁かれたい――――ッ!!)
(一晩で良いからお願いしたい!破産しても良い!!)
(何何々この2人!歳離れてるのに甘い雰囲気出して、現代のマイフェァレディ!?)
(私もこんな美形な人に自分色に染められたい~~~~~♡)
美容部員さんの心の中は大嵐だ。
アンドュアイスはパニクッているだけなのだが。
心の中では大型犬が尻尾を振っている。
(わぁぁあルーシュ可愛い♡僕が選んだ服凄く似合っている!ルーシュはスカート履いても可愛いな。これからもこんな格好してデートしてくれるかな?あぁぁギュ――――ッってしたいけどこんな人の多い場所じゃ出来ないよ――――ッ!!思い切りハグしてルーシュの感触感じて香り嗅ぎたいのに!!香水はつけなくて正解だったよね。ルーシュはそのままの方が良い匂いなんだから♡
もう今日は王宮を尋ねるの止めて王都でデートじゃダメなのかなぁ、綺麗なルーシュと色んな所周って僕の彼女だぞ、って自慢したいよ~~~~~っ!!!)
そしてアンドュアイスはルーシュの手を取って、唇を手の甲に寄せた。
チュッ
リップ音がサロンに響く。
「あ”あ”あ”あ”…ひゃぁあっぁぁぁぁぁぁぁあっ!!」
「えええええルーシュ―っ!?」
真っ赤になって意識を失ったルーシュがその場に崩れ落ちる。
寸前でアンドュアイスが抱きとめた。
流石はスパダリである。
16歳のルーシュにはアンドュアイスの色香は刺激が強すぎたのだ。
「お客様、ご休憩室がありますのでそちらを使ってください」
大きな店舗では、途中気分が悪くなった者のために休憩できる部屋も設けてある。
ソコにアンドュアイスとルーシュは案内された。
そしてルーシュの意識が戻るまでベッドで横にならしておくのだが、その間女の店員が入れ替わり立ちかわり小窓からアンドュアイスの様子を見に来ていた。
彼女の手を握って瞳を伏せた顔がこれまたセクシーなのだ。
普段なら人の気配に敏感なアンドュアイスも、ルーシュが心配で気にする暇も無かった。
悪意のある気配になら敏感なのだが。
王宮のと図書室に行くまでにまだまだ時間がかかりそうな2人なのであった。
「は、はい、アンドュ様………」
椅子から立ち上がったアンドュアイスがルーシュの方へ近寄る。
その目にはとても大切なものを慈しむような光を称えて。
そしてルーシュの目の前に来て微笑んだ。
「綺麗だよ、ルーシュ」
「「「「「「「「「ん”ん”っ!!!!!」」」」」」」」
ルーシュ含む女の定員たちは全身固まった。
(((((((綺麗なのはアンタだ――――――っ!!!)))))))
自然と女を口説き落とす能力が磨かれたアンドュアイスがルーシュに向かって、甘い低音ボイスで囁いた。
とびっきりの色気を纏った笑顔を付けて。
忘れていたであろうが、アンドュアイスは女を口説くのが上手いのだ。
それが今回、ルーシュが想像以上に綺麗になって、どう反応すれば良いのか分からなくて誑しモードが全開で出た訳である。
大人の色香を振りまいているが、これでも保護犬、パニックなのである。
が、周りはそう捉えない。
それはそうだ、アンドュアイスの犬気質を誰も知らないのだから。
「僕が選んだ服を着てくれてありがとう。凄く良く似合ってる。想像以上だよ、こんな綺麗になったルーシュを皆に見せつけたいし、誰にも見られない様に囲いたい。
僕色に染まって、凄く、嬉しいよ。人の目が無ければ、本気でこの場で口説き落としたいくらいだ………」
(何この人!格好良すぎる!!)
(いやぁぁぁ私も囁かれたい――――ッ!!)
(一晩で良いからお願いしたい!破産しても良い!!)
(何何々この2人!歳離れてるのに甘い雰囲気出して、現代のマイフェァレディ!?)
(私もこんな美形な人に自分色に染められたい~~~~~♡)
美容部員さんの心の中は大嵐だ。
アンドュアイスはパニクッているだけなのだが。
心の中では大型犬が尻尾を振っている。
(わぁぁあルーシュ可愛い♡僕が選んだ服凄く似合っている!ルーシュはスカート履いても可愛いな。これからもこんな格好してデートしてくれるかな?あぁぁギュ――――ッってしたいけどこんな人の多い場所じゃ出来ないよ――――ッ!!思い切りハグしてルーシュの感触感じて香り嗅ぎたいのに!!香水はつけなくて正解だったよね。ルーシュはそのままの方が良い匂いなんだから♡
もう今日は王宮を尋ねるの止めて王都でデートじゃダメなのかなぁ、綺麗なルーシュと色んな所周って僕の彼女だぞ、って自慢したいよ~~~~~っ!!!)
そしてアンドュアイスはルーシュの手を取って、唇を手の甲に寄せた。
チュッ
リップ音がサロンに響く。
「あ”あ”あ”あ”…ひゃぁあっぁぁぁぁぁぁぁあっ!!」
「えええええルーシュ―っ!?」
真っ赤になって意識を失ったルーシュがその場に崩れ落ちる。
寸前でアンドュアイスが抱きとめた。
流石はスパダリである。
16歳のルーシュにはアンドュアイスの色香は刺激が強すぎたのだ。
「お客様、ご休憩室がありますのでそちらを使ってください」
大きな店舗では、途中気分が悪くなった者のために休憩できる部屋も設けてある。
ソコにアンドュアイスとルーシュは案内された。
そしてルーシュの意識が戻るまでベッドで横にならしておくのだが、その間女の店員が入れ替わり立ちかわり小窓からアンドュアイスの様子を見に来ていた。
彼女の手を握って瞳を伏せた顔がこれまたセクシーなのだ。
普段なら人の気配に敏感なアンドュアイスも、ルーシュが心配で気にする暇も無かった。
悪意のある気配になら敏感なのだが。
王宮のと図書室に行くまでにまだまだ時間がかかりそうな2人なのであった。
0
お気に入りに追加
1,108
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】竜人が番と出会ったのに、誰も幸せにならなかった
凛蓮月
恋愛
【感想をお寄せ頂きありがとうございました(*^^*)】
竜人のスオウと、酒場の看板娘のリーゼは仲睦まじい恋人同士だった。
竜人には一生かけて出会えるか分からないとされる番がいるが、二人は番では無かった。
だがそんな事関係無いくらいに誰から見ても愛し合う二人だったのだ。
──ある日、スオウに番が現れるまでは。
全8話。
※他サイトで同時公開しています。
※カクヨム版より若干加筆修正し、ラストを変更しています。
冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました
taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件
『穢らわしい娼婦の子供』
『ロクに魔法も使えない出来損ない』
『皇帝になれない無能皇子』
皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。
だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。
毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき……
『なんだあの威力の魔法は…?』
『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』
『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』
『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』
そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【R15】婚約破棄イベントを無事終えたのに「婚約破棄はなかったことにしてくれ」と言われました
あんころもちです
恋愛
やり直しした人生で無事破滅フラグを回避し婚約破棄を終えた元悪役令嬢
しかし婚約破棄後、元婚約者が部屋を尋ねに来た。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
「女友達と旅行に行っただけで別れると言われた」僕が何したの?理由がわからない弟が泣きながら相談してきた。
window
恋愛
「アリス姉さん助けてくれ!女友達と旅行に行っただけなのに婚約しているフローラに別れると言われたんだ!」
弟のハリーが泣きながら訪問して来た。姉のアリス王妃は突然来たハリーに驚きながら、夫の若き国王マイケルと話を聞いた。
結婚して平和な生活を送っていた新婚夫婦にハリーは涙を流して理由を話した。ハリーは侯爵家の長男で伯爵家のフローラ令嬢と婚約をしている。
それなのに婚約破棄して別れるとはどういう事なのか?詳しく話を聞いてみると、ハリーの返答に姉夫婦は呆れてしまった。
非常に頭の悪い弟が常識的な姉夫婦に相談して婚約者の彼女と話し合うが……
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
旦那様、そんなに彼女が大切なら私は邸を出ていきます
おてんば松尾
恋愛
彼女は二十歳という若さで、領主の妻として領地と領民を守ってきた。二年後戦地から夫が戻ると、そこには見知らぬ女性の姿があった。連れ帰った親友の恋人とその子供の面倒を見続ける旦那様に、妻のソフィアはとうとう離婚届を突き付ける。
if 主人公の性格が変わります(元サヤ編になります)
※こちらの作品カクヨムにも掲載します
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた
兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
完結 喪失の花嫁 見知らぬ家族に囲まれて
音爽(ネソウ)
恋愛
ある日、目を覚ますと見知らぬ部屋にいて見覚えがない家族がいた。彼らは「貴女は記憶を失った」と言う。
しかし、本人はしっかり己の事を把握していたし本当の家族のことも覚えていた。
一体どういうことかと彼女は震える……
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
前世の記憶が蘇ったので、身を引いてのんびり過ごすことにします
柚木ゆず
恋愛
※明日(3月6日)より、もうひとつのエピローグと番外編の投稿を始めさせていただきます。
我が儘で強引で性格が非常に悪い、筆頭侯爵家の嫡男アルノー。そんな彼を伯爵令嬢エレーヌは『ブレずに力強く引っ張ってくださる自信に満ちた方』と狂信的に愛し、アルノーが自ら選んだ5人の婚約者候補の1人として、アルノーに選んでもらえるよう3年間必死に自分を磨き続けていました。
けれどある日無理がたたり、倒れて後頭部を打ったことで前世の記憶が覚醒。それによって冷静に物事を見られるようになり、ようやくアルノーは滅茶苦茶な人間だと気付いたのでした。
「オレの婚約者候補になれと言ってきて、それを光栄に思えだとか……。倒れたのに心配をしてくださらないどころか、異常が残っていたら候補者から脱落させると言い出すとか……。そんな方に夢中になっていただなんて、私はなんて愚かなのかしら」
そのためエレーヌは即座に、候補者を辞退。その出来事が切っ掛けとなって、エレーヌの人生は明るいものへと変化してゆくことになるのでした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる