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【11話】
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皇太子様たち生徒が授業を受けている間に焼き菓子制作です。
食堂で材料も食堂で分けて貰いました。
勿論お金はちゃんと払いましたよ。
手に入れた材料を見て、作るお菓子はすぐに決まりました。
皇太子様が大好きなフィナンシェです。
もっと贅沢な菓子を食べる機会など幾らでもあろうに、皇太子様はこの素朴な焼き菓子が大好きです。
それでは用意を…
☆フィナンシェの作り方☆
材料
薄力粉40g
アーモンドプードル40g
ベーキングパウダー2g
無塩バター90g
卵白 (Mサイズ・計90g)3個分
グラニュー糖70g
はちみつ20g
・型に塗る用・
無塩バター適量
薄力粉適量
作り方
準備.
オーブンを180℃に予熱しておく。
1.型に無塩バターを塗り、薄力粉をふるい、冷蔵庫に入れる。
2.無塩バターを鍋に入れ中火にかける。
無塩バターがとけたら耐熱性のゴムベラで混ぜながら加熱し、茶色く色づいたら火から下ろし粗熱を取る。
3.ボウルに卵白、グラニュー糖、はちみつを加え泡立てないようにホイッパーで混ぜ合わせる。
4.粉類をふるい入れ、粉気がなくなるまで混ぜ合わせる。
5.2を入れ全体になじむように混ぜ合わせる。
6.1に5を入れ、180℃のオーブンで15分ふっくらと焼き上げる。
粗熱が取れたら型から外して完成。
中々良い仕上がりでは無いでしょうか?
こちらのレシピは、はちみつを使用しております。
1歳未満(乳幼児)のお子様はお召し上がりにならないよう注意しなければいけません。
まぁ学園内に乳幼児は居ないから大丈夫でしょうが。
はちみつは、砂糖でも代用できますがそれぞれ種類によって甘さが異なりますので好みで調整するようにしていいます。
はちみつを入れることで風味をプラスし、焼き色が綺麗に仕上がります。
1つ手に取り口に運びます。
表面はカリッと焼き上げられていますが、中はしっとりじゅわっとした美味しさです。
甘い香りがするフィナンシェは、一口食べると口の中にじゅわっとバターの風味が広がっていきます。
表面はカリっとしているけれど中はしっとり食感なので2つの食感が楽しめます。
しっかりと甘さのあるフィナンシェでとても美味しいです。
これなら神様にだって合格点を貰えるでしょう。
私は1年間お世話になった天界の方々を思い出しました。
怒りに身を焼かれていても、心地の良い空間でした。
先生たちは皆素晴らしい方ばかりで、知識や技術を吸収するのは素直に楽しかったです。
皆様元気にされているでしょうか?
もし機会があるなら又会いたいと思ってしまいます。
手を汚したら私にはその権利は貰えないでしょうが。
カレンはフィナンシェをあまり好みません。
それを踏まえたうえでも、私が作ったものなど食べたくも無いでしょう。
何時も皇太子様と居る時に傍に控えている護衛の私は、カレンに嫌われている自覚があります。
私が居なければカレンはとっとと既成事実を作りかねませんから。
邪魔者と言うやつです。
まぁ私だってカレンの為に愛情注いだ菓子を食べられるなんて御免なので、今日のフィナンシェは皇太子様とその取り巻きである令息の方々の口に入るでしょう。
何故か取り巻きの令息の方々も私の作るモノを好んで食べますので。
皇太子様とその取り巻きの令息たちに囲まれて、ご機嫌に昼食を食べるカレンの姿が用用に想像がつきます。
令息方も皆さん美形ですからね。
イケメンにちやほやされてだらしなく頬を緩めているカレンを想像して気分が悪くなりました。
カレンが好きなマドレーヌも作りましょうか?
カレンはマドレーヌは好きなんですよね。
そちらには勿論、特別な仕込みをしますけどね。
他の方々が食べないよう、ちょっと魔術も使いましょうか。
まだ時間はあります。
私はマドレーヌを作ることに決めました。
私の手作りとは言わずに出しましょう。
カレンが食いつく事でしょう。
少々お腹が緩くなるかもしれませんが、それ位で今は終わらせてあげるのだから感謝して下さいよね。
カレンが私にしたことに比べれば天と地ほどに罪の重さが違うのですから。
食堂で材料も食堂で分けて貰いました。
勿論お金はちゃんと払いましたよ。
手に入れた材料を見て、作るお菓子はすぐに決まりました。
皇太子様が大好きなフィナンシェです。
もっと贅沢な菓子を食べる機会など幾らでもあろうに、皇太子様はこの素朴な焼き菓子が大好きです。
それでは用意を…
☆フィナンシェの作り方☆
材料
薄力粉40g
アーモンドプードル40g
ベーキングパウダー2g
無塩バター90g
卵白 (Mサイズ・計90g)3個分
グラニュー糖70g
はちみつ20g
・型に塗る用・
無塩バター適量
薄力粉適量
作り方
準備.
オーブンを180℃に予熱しておく。
1.型に無塩バターを塗り、薄力粉をふるい、冷蔵庫に入れる。
2.無塩バターを鍋に入れ中火にかける。
無塩バターがとけたら耐熱性のゴムベラで混ぜながら加熱し、茶色く色づいたら火から下ろし粗熱を取る。
3.ボウルに卵白、グラニュー糖、はちみつを加え泡立てないようにホイッパーで混ぜ合わせる。
4.粉類をふるい入れ、粉気がなくなるまで混ぜ合わせる。
5.2を入れ全体になじむように混ぜ合わせる。
6.1に5を入れ、180℃のオーブンで15分ふっくらと焼き上げる。
粗熱が取れたら型から外して完成。
中々良い仕上がりでは無いでしょうか?
こちらのレシピは、はちみつを使用しております。
1歳未満(乳幼児)のお子様はお召し上がりにならないよう注意しなければいけません。
まぁ学園内に乳幼児は居ないから大丈夫でしょうが。
はちみつは、砂糖でも代用できますがそれぞれ種類によって甘さが異なりますので好みで調整するようにしていいます。
はちみつを入れることで風味をプラスし、焼き色が綺麗に仕上がります。
1つ手に取り口に運びます。
表面はカリッと焼き上げられていますが、中はしっとりじゅわっとした美味しさです。
甘い香りがするフィナンシェは、一口食べると口の中にじゅわっとバターの風味が広がっていきます。
表面はカリっとしているけれど中はしっとり食感なので2つの食感が楽しめます。
しっかりと甘さのあるフィナンシェでとても美味しいです。
これなら神様にだって合格点を貰えるでしょう。
私は1年間お世話になった天界の方々を思い出しました。
怒りに身を焼かれていても、心地の良い空間でした。
先生たちは皆素晴らしい方ばかりで、知識や技術を吸収するのは素直に楽しかったです。
皆様元気にされているでしょうか?
もし機会があるなら又会いたいと思ってしまいます。
手を汚したら私にはその権利は貰えないでしょうが。
カレンはフィナンシェをあまり好みません。
それを踏まえたうえでも、私が作ったものなど食べたくも無いでしょう。
何時も皇太子様と居る時に傍に控えている護衛の私は、カレンに嫌われている自覚があります。
私が居なければカレンはとっとと既成事実を作りかねませんから。
邪魔者と言うやつです。
まぁ私だってカレンの為に愛情注いだ菓子を食べられるなんて御免なので、今日のフィナンシェは皇太子様とその取り巻きである令息の方々の口に入るでしょう。
何故か取り巻きの令息の方々も私の作るモノを好んで食べますので。
皇太子様とその取り巻きの令息たちに囲まれて、ご機嫌に昼食を食べるカレンの姿が用用に想像がつきます。
令息方も皆さん美形ですからね。
イケメンにちやほやされてだらしなく頬を緩めているカレンを想像して気分が悪くなりました。
カレンが好きなマドレーヌも作りましょうか?
カレンはマドレーヌは好きなんですよね。
そちらには勿論、特別な仕込みをしますけどね。
他の方々が食べないよう、ちょっと魔術も使いましょうか。
まだ時間はあります。
私はマドレーヌを作ることに決めました。
私の手作りとは言わずに出しましょう。
カレンが食いつく事でしょう。
少々お腹が緩くなるかもしれませんが、それ位で今は終わらせてあげるのだから感謝して下さいよね。
カレンが私にしたことに比べれば天と地ほどに罪の重さが違うのですから。
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