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御使い様が誑しに進化しました
【御使い様は学びたい19】※フィルドSide3
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まずは臭いを落としましょうね、そう深海に言われてフィルドは風呂に入った。
特に触られたり舐められたりしたところは念入りに洗った。
お店のお姉ちゃんには悪いけど穢された気分だったもので。
全く持って失礼な女の敵である。
まぁそれ程に深海以外を受け付けない体質になったと言うことでもある。
フィルドが体を清め部屋に帰ると深海がベッドに鎮座していた。
サイドテーブルに果実水がある。
良く冷えているのかグラスに水滴がついている。
美味しそうだな、とフィルドは思った。
「て、え、何でフカミちゃんが俺の部屋に居るの!?」
「フィルド様のお手伝いをするためですよ。言ったじゃないですか協力します、て」
「ええええええええええ!!」
「ほら、早くこちらに来て」
ポンポン、と深海がベッドを叩く。
横に座れと言う事だろう。
フィルドは言われるがまま深海の隣に座った。
すると深海がベッドから降りる。
(え、もしかしてまだ臭かった!?)
思考が乙女よりである。
どうも深海がかかわると乙女化が進むフィルドであるが、自覚症状は今のところは無い。
「失礼します」
言うが早いか深海はフィルドの正面でしゃがみ込み、ガバッとフィルドの足を開かせた。
「え?え?えぇっ!?」
そして見事な手際でフィルドの下腿の前を寛げ、フィルドのモノを掴みだした。
「キャ―――――――ッ!フカミちゃんタンマ!タンマァァァアァアアアッ!!!」
絹を引き裂く声が部屋に響いた。
角部屋で良かった。
隣の部屋は深海の部屋なので問題ない。
その隣の部屋はルナトーと部屋なので益々問題ない。
お陰で結構な声量であったにも拘らず苦情は入らなかった。
(嘘嘘嘘!フカミちゃんが俺の持って…………)
ググググググッ
フィルドのモノが持ち上がる。
「ちゃんと反応しますね。これでも女の子と出来なかったんですか?」
「だってフカミちゃんがいきなりそんな事するから!出来なかったよ!本当に出来なかったから信じて!!途中でちゃんと萎えたから!!」
「ちゃんと萎えると言うのは言葉的に変ですが、まぁ勃つには勃つんですね」
マジマジと深海がフィルドのモノを眺める。
「あ、あんまり、見ないでぇ………」
フィルドが真っ赤になる。
顔だけでなく体中真っ赤だ。
現在のフィルドの体温はおそらく平熱ではあるまい。
「俺、ナルのしか見た事ないんですが、フィルド様のコレって普通の人より大きいんですか?ナルに比べるとかなり大きいですね。しかも勃起してるから膨張して普段の倍はありそうですし」
「正直…大きい…です…………」
前髪で隠れているがフィルドの目は涙でウルウルである。
ソレを目にしたら深海は喜んで目を輝かせてお目目チェックの時間に入った事だろう。
だがそんな事に気を取られず、深海はフィルドのモノを凝視している。
(これ、なんのプレイ?神様、俺なんか悪いことした!?)
恥死しそうなフィルドである。
好きな女の子に己の中心を手掴みされて反応しない男がいる訳が無い。
勿論フィルドだってそうだ。
深海が持っていると言うだけで達しそうなのである。
「血管が凄い、ドクドク脈打ってる、それに、凄く熱い」
「実況しないでぇ……………」
「どう言ったシチュエーションで萎えたんですか?萎える気配が無いんですが?」
それは貴方が相手だからです、とは口が裂けても言えない。
のでフィルドは正直に言う事にした。
「…………口でされてる最中」
「分かりました、口で、ですね」
そう言うが早いか、深海がフィルドのモノに舌を這わせた。
「ヒャァァアッァァアアッ!!」
ビュルッ
フィルドのモノから白濁液が吐き出され、深海の顔にかかった。
所謂「顔射」である。
「うわぁぁぁあっ御免フカミちゃん!!!!」
「ちゃんと出ましたね。俺が男に見えるからでしょうか?何にせよこれでフィルド様の子種は護られますね、良かった。これでカカンの優秀な遺伝子を1つ護ることが出来ました」
「え?」
「フィルド様のような優秀な遺伝子を受け継がせないなんて国の損失ですから」
「フカミちゃんは国の損失になるから、俺の遺伝子を後世に残したいから、こんな手伝いしてくれたの?」
「そうですけど?」
ガラガラと地面が崩れていくようだった。
世界が暗黒に支配される。
深海はカカンのためにフィルドの手伝いをしただけだ。
フィルドの子供を残すためだけのお手伝いだ。
ではラキザやチノシスでも同じように手助けをする?
それを考えてしまった瞬間、フィルドの双眸から涙が溢れた。
「フィルド様!?」
「フカミちゃんは、俺が何時か誰かと子供作れる手伝いをしてくれただけなんだよね?俺じゃなくても優秀な遺伝子持った奴が相手なら、こんな風に手助けするんだよね?」
ポタポタと涙が深海の頭上から降ってくる。
だが深海は何故か分からない。
不能が治るのは良い事では無いのか?
それにフィルドは1つ勘違いをしている。
「えと、前半はそうですけど、後半の事なら俺フィルド様にしかこんなことしませんよ?」
「え?」
「いや、普通幾ら仲が良くても下の世話まではしないですよ。ラキザ様でも無理ですね。つーかナルでも無理です。こんなこと出来るのフィルド様だけですよ」
「それってどう言う、意味…?」
「何かフィルド様って俺にとって境界線が無い方なんですよ。自分の1部と同じと言うか。自分の1部ならどこに触れても気持ち悪くないでしょう?
流石に仲が良くても男の陰茎握るのは俺でも抵抗あります。男同士だってそうでしょう?」
「俺だけ?」
「フィルド様だけです」
「でもカカンの為でもあるんだよね?」
「えぇ、そうですよ」
「じゃぁ、このままフカミちゃん以外に勃たなかった場合どうするの?」
「そうですね、その時は、フィルド様が嫌でなければ俺がフィルド様の子供を産みましょうか。うん、それは良い考えかも知れませんね。俺も男に女として見られてべたべた触られるの嫌ですし。
その点フィルド様なら抵抗ないですから、子作りも問題なく出来そうです。あ、目はフィルド様に似て欲しいですね」
顔にフィルドの放った白濁液を付けたまま、深海はニコリと笑った。
その言葉と笑顔にフィルドの身体に熱が戻る。
「あ、また勃った」
「ごめんフカミちゃん!今日はこれで部屋帰って!!」
「え、あ、わかりました?」
フィルドがシーツを腰に巻いて、深海の背中をグイグイ押して部屋から退出させる。
深海は今一理解していない顔をしていたが、あんなこと言われて我慢できる筈が無い。
好きな女の子に「貴方の子供を産みましょう」と言われて、踏みとどまれる男がいたら是非会ってみたいものだ。
ちゃんと深海に扉から追い出す前に手拭いを渡す。
「ちゃんと顔拭いてね!!」
(目に毒過ぎるっ!!!)
フィルドの下半身は血流がドクドクと流れているし、心臓はバクバクと運動会状態だ。
「これ以上、俺を誘惑しないでよフカミちゃん………」
深海を追い出したフィルドは、ベッドまで戻る気力もなく背を扉に預けたままズルズルと崩れ落ちて床とお友達になったのだった。
特に触られたり舐められたりしたところは念入りに洗った。
お店のお姉ちゃんには悪いけど穢された気分だったもので。
全く持って失礼な女の敵である。
まぁそれ程に深海以外を受け付けない体質になったと言うことでもある。
フィルドが体を清め部屋に帰ると深海がベッドに鎮座していた。
サイドテーブルに果実水がある。
良く冷えているのかグラスに水滴がついている。
美味しそうだな、とフィルドは思った。
「て、え、何でフカミちゃんが俺の部屋に居るの!?」
「フィルド様のお手伝いをするためですよ。言ったじゃないですか協力します、て」
「ええええええええええ!!」
「ほら、早くこちらに来て」
ポンポン、と深海がベッドを叩く。
横に座れと言う事だろう。
フィルドは言われるがまま深海の隣に座った。
すると深海がベッドから降りる。
(え、もしかしてまだ臭かった!?)
思考が乙女よりである。
どうも深海がかかわると乙女化が進むフィルドであるが、自覚症状は今のところは無い。
「失礼します」
言うが早いか深海はフィルドの正面でしゃがみ込み、ガバッとフィルドの足を開かせた。
「え?え?えぇっ!?」
そして見事な手際でフィルドの下腿の前を寛げ、フィルドのモノを掴みだした。
「キャ―――――――ッ!フカミちゃんタンマ!タンマァァァアァアアアッ!!!」
絹を引き裂く声が部屋に響いた。
角部屋で良かった。
隣の部屋は深海の部屋なので問題ない。
その隣の部屋はルナトーと部屋なので益々問題ない。
お陰で結構な声量であったにも拘らず苦情は入らなかった。
(嘘嘘嘘!フカミちゃんが俺の持って…………)
ググググググッ
フィルドのモノが持ち上がる。
「ちゃんと反応しますね。これでも女の子と出来なかったんですか?」
「だってフカミちゃんがいきなりそんな事するから!出来なかったよ!本当に出来なかったから信じて!!途中でちゃんと萎えたから!!」
「ちゃんと萎えると言うのは言葉的に変ですが、まぁ勃つには勃つんですね」
マジマジと深海がフィルドのモノを眺める。
「あ、あんまり、見ないでぇ………」
フィルドが真っ赤になる。
顔だけでなく体中真っ赤だ。
現在のフィルドの体温はおそらく平熱ではあるまい。
「俺、ナルのしか見た事ないんですが、フィルド様のコレって普通の人より大きいんですか?ナルに比べるとかなり大きいですね。しかも勃起してるから膨張して普段の倍はありそうですし」
「正直…大きい…です…………」
前髪で隠れているがフィルドの目は涙でウルウルである。
ソレを目にしたら深海は喜んで目を輝かせてお目目チェックの時間に入った事だろう。
だがそんな事に気を取られず、深海はフィルドのモノを凝視している。
(これ、なんのプレイ?神様、俺なんか悪いことした!?)
恥死しそうなフィルドである。
好きな女の子に己の中心を手掴みされて反応しない男がいる訳が無い。
勿論フィルドだってそうだ。
深海が持っていると言うだけで達しそうなのである。
「血管が凄い、ドクドク脈打ってる、それに、凄く熱い」
「実況しないでぇ……………」
「どう言ったシチュエーションで萎えたんですか?萎える気配が無いんですが?」
それは貴方が相手だからです、とは口が裂けても言えない。
のでフィルドは正直に言う事にした。
「…………口でされてる最中」
「分かりました、口で、ですね」
そう言うが早いか、深海がフィルドのモノに舌を這わせた。
「ヒャァァアッァァアアッ!!」
ビュルッ
フィルドのモノから白濁液が吐き出され、深海の顔にかかった。
所謂「顔射」である。
「うわぁぁぁあっ御免フカミちゃん!!!!」
「ちゃんと出ましたね。俺が男に見えるからでしょうか?何にせよこれでフィルド様の子種は護られますね、良かった。これでカカンの優秀な遺伝子を1つ護ることが出来ました」
「え?」
「フィルド様のような優秀な遺伝子を受け継がせないなんて国の損失ですから」
「フカミちゃんは国の損失になるから、俺の遺伝子を後世に残したいから、こんな手伝いしてくれたの?」
「そうですけど?」
ガラガラと地面が崩れていくようだった。
世界が暗黒に支配される。
深海はカカンのためにフィルドの手伝いをしただけだ。
フィルドの子供を残すためだけのお手伝いだ。
ではラキザやチノシスでも同じように手助けをする?
それを考えてしまった瞬間、フィルドの双眸から涙が溢れた。
「フィルド様!?」
「フカミちゃんは、俺が何時か誰かと子供作れる手伝いをしてくれただけなんだよね?俺じゃなくても優秀な遺伝子持った奴が相手なら、こんな風に手助けするんだよね?」
ポタポタと涙が深海の頭上から降ってくる。
だが深海は何故か分からない。
不能が治るのは良い事では無いのか?
それにフィルドは1つ勘違いをしている。
「えと、前半はそうですけど、後半の事なら俺フィルド様にしかこんなことしませんよ?」
「え?」
「いや、普通幾ら仲が良くても下の世話まではしないですよ。ラキザ様でも無理ですね。つーかナルでも無理です。こんなこと出来るのフィルド様だけですよ」
「それってどう言う、意味…?」
「何かフィルド様って俺にとって境界線が無い方なんですよ。自分の1部と同じと言うか。自分の1部ならどこに触れても気持ち悪くないでしょう?
流石に仲が良くても男の陰茎握るのは俺でも抵抗あります。男同士だってそうでしょう?」
「俺だけ?」
「フィルド様だけです」
「でもカカンの為でもあるんだよね?」
「えぇ、そうですよ」
「じゃぁ、このままフカミちゃん以外に勃たなかった場合どうするの?」
「そうですね、その時は、フィルド様が嫌でなければ俺がフィルド様の子供を産みましょうか。うん、それは良い考えかも知れませんね。俺も男に女として見られてべたべた触られるの嫌ですし。
その点フィルド様なら抵抗ないですから、子作りも問題なく出来そうです。あ、目はフィルド様に似て欲しいですね」
顔にフィルドの放った白濁液を付けたまま、深海はニコリと笑った。
その言葉と笑顔にフィルドの身体に熱が戻る。
「あ、また勃った」
「ごめんフカミちゃん!今日はこれで部屋帰って!!」
「え、あ、わかりました?」
フィルドがシーツを腰に巻いて、深海の背中をグイグイ押して部屋から退出させる。
深海は今一理解していない顔をしていたが、あんなこと言われて我慢できる筈が無い。
好きな女の子に「貴方の子供を産みましょう」と言われて、踏みとどまれる男がいたら是非会ってみたいものだ。
ちゃんと深海に扉から追い出す前に手拭いを渡す。
「ちゃんと顔拭いてね!!」
(目に毒過ぎるっ!!!)
フィルドの下半身は血流がドクドクと流れているし、心臓はバクバクと運動会状態だ。
「これ以上、俺を誘惑しないでよフカミちゃん………」
深海を追い出したフィルドは、ベッドまで戻る気力もなく背を扉に預けたままズルズルと崩れ落ちて床とお友達になったのだった。
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