113 / 161
御使い様が誑しに進化しました
【御使い様は学びたい17】※フィルドSide
しおりを挟む
※モブ♀×フィルドがあります。
嫌いな方はお読みにならないで下さい(*- -)(*_ _)ペコリ
:::
「来ちゃった、娼館………」
そう今フィルドは娼館に居る。
まずはお酒と料理を楽しんで、気に入った子を指名して致す店である。
「いらっしゃいませお客様♡」
着飾った女の子が何人もいる。
顔面偏差値が高い。
フィルド的にソコは外せなかった。
何故なら深海の顔が良いから。
深海に及ばなくてもそれなりに美形でないと勃つ気がしない。
毎朝その美貌で迫られてキスされるのだ。
ハードルも高くなろうものである。
そして席に着いたが。
(くっさ!女の子皆臭い!!香水付け過ぎ!フカミちゃんは石鹸のいい匂いするのに、ココの女花の香りの香水振りまきすぎて臭すぎる!!)
そう女の子が臭いのだ。
香水は今大陸で大流行だ。
カカンが名産地である。
だがカカンの香水は高い。
当たり前である。
ちゃんとした製法で作られている最高級の香りがする香水なのだから。
なのでバッタ物も売れまくる。
皆噂には聞いてもカカンの香水を嗅いだことのない者は多い。
取り合えず『花の匂いのする水』と言うのが認識である。
だからやたら香りのきついバッタもんが売れるのだ。
そして付け方も学んでないから皆ふんだんに体に振りまく。
臭い事この上ないが、皆香水とはこのようなものだと思っている。
香りが強ければ強いほど高級。
そんな考えだから店に来る男も違和感を感じないらしい。
既に鼻が死んでいるのだろう。
フィルドにとっては慣れたくない地獄の臭いである。
おかげで可愛い女の子を侍らせているのに食事も酒も楽しめなかった。
気分が下がる一方である。
そして2時間もすればご指名タイムだ。
フィルドは1番香水臭くない女を選んだ。
華奢で程よく胸がある女だ。
巨乳で肉感のある女だと深海が最中によぎって罪悪感で萎えてしまうと思ったから丁度良い。
女を連れて個室へ行く。
高級なベッドで寝かされて、ドレスを脱いでベビードールに着替えた華奢な女が妖艶に微笑む。
(あ~The女って感じだな…フカミちゃんはあんな笑い方しないもんな~新鮮かも………)
女がフィルドに跨って唇を寄せて来た。
唇が重なる刹那、フィルドは顔を背けてキスを拒んだ。
深海とのキスを穢される気がしたのだ。
「もしかしてだけどお兄さんて本命に操立てるタイプ?」
「別に~キスが嫌いなだけ~♬」
軽いノリで返す。
流石にプロだけあってそれ以上はこの内容に突っ込んでは来ない。
フィルドの服を丁寧に脱がせていき、肌に唇を這わせる。
生理的刺激で股間にも快楽が走る。
ちゃんと反応している。
(流石にプロ、上手いね~♬)
そして女はフィルドのモノを取り出すとそこにも唇を這わせた。
「ふっ………」
フィルドの口から吐息が漏れる。
久しぶりの己の右手以外の感覚にモノが喜んでいるのが分かる。
そのまま女は指を使い、舌を使い、フィルドのモノに奉仕をした。
(あ~息子が喜んでる。ずっと右手で悪かったな俺の息子~)
確かに体は快楽を感じてる。
だがフィルドの精神は驚くほど冷めていた。
全然興奮しない。
己でやる自慰と比べて労力を使うか使わないかくらいの違いしかない。
咥えながら上目遣いでこちらの顔を見て来るなんて、男なら溜まらないアングルだろうに。
女が奉仕すればする程フィルドの気持ちの熱は冷めていく。
だがフィルドのモノはちゃんと生理的に反応していて、そろそろ射精を迎えそうだった。
「口に出していいよ♡」
チュポン、と一度フィルドのモノを口から抜いて女が甘く囁いた。
それにザーッと血の気が引いた。
口に出す?
己の精子を?
己の子種を?
ソレは好きな女の胎内に出す物だろう!?
一瞬の思考の後、フィルドのモノは萎えた。
そして冷めた精神がますます冷たくなっていく。
「もーいーわ」
「えっ?」
「ご奉仕ありがとね、でももーいーわ」
「気持ちよくなかった?」
「お金、置いて行くから」
「ちょ、ちょっとまっ―――――」
フィルドは服を着こみ、サイドテーブルに金貨10枚を置くと店を後にした。
(気持ち悪い…湯浴びてから部屋に戻ろう………)
溜まった鬱憤を晴らすはずなのに、余計に気分が重くなった。
「あ~…フカミちゃんに会いたいなぁ……………」
娼館に行って、結局得られたのは自分は深海が相手でないと駄目だと言う事だった。
嫌いな方はお読みにならないで下さい(*- -)(*_ _)ペコリ
:::
「来ちゃった、娼館………」
そう今フィルドは娼館に居る。
まずはお酒と料理を楽しんで、気に入った子を指名して致す店である。
「いらっしゃいませお客様♡」
着飾った女の子が何人もいる。
顔面偏差値が高い。
フィルド的にソコは外せなかった。
何故なら深海の顔が良いから。
深海に及ばなくてもそれなりに美形でないと勃つ気がしない。
毎朝その美貌で迫られてキスされるのだ。
ハードルも高くなろうものである。
そして席に着いたが。
(くっさ!女の子皆臭い!!香水付け過ぎ!フカミちゃんは石鹸のいい匂いするのに、ココの女花の香りの香水振りまきすぎて臭すぎる!!)
そう女の子が臭いのだ。
香水は今大陸で大流行だ。
カカンが名産地である。
だがカカンの香水は高い。
当たり前である。
ちゃんとした製法で作られている最高級の香りがする香水なのだから。
なのでバッタ物も売れまくる。
皆噂には聞いてもカカンの香水を嗅いだことのない者は多い。
取り合えず『花の匂いのする水』と言うのが認識である。
だからやたら香りのきついバッタもんが売れるのだ。
そして付け方も学んでないから皆ふんだんに体に振りまく。
臭い事この上ないが、皆香水とはこのようなものだと思っている。
香りが強ければ強いほど高級。
そんな考えだから店に来る男も違和感を感じないらしい。
既に鼻が死んでいるのだろう。
フィルドにとっては慣れたくない地獄の臭いである。
おかげで可愛い女の子を侍らせているのに食事も酒も楽しめなかった。
気分が下がる一方である。
そして2時間もすればご指名タイムだ。
フィルドは1番香水臭くない女を選んだ。
華奢で程よく胸がある女だ。
巨乳で肉感のある女だと深海が最中によぎって罪悪感で萎えてしまうと思ったから丁度良い。
女を連れて個室へ行く。
高級なベッドで寝かされて、ドレスを脱いでベビードールに着替えた華奢な女が妖艶に微笑む。
(あ~The女って感じだな…フカミちゃんはあんな笑い方しないもんな~新鮮かも………)
女がフィルドに跨って唇を寄せて来た。
唇が重なる刹那、フィルドは顔を背けてキスを拒んだ。
深海とのキスを穢される気がしたのだ。
「もしかしてだけどお兄さんて本命に操立てるタイプ?」
「別に~キスが嫌いなだけ~♬」
軽いノリで返す。
流石にプロだけあってそれ以上はこの内容に突っ込んでは来ない。
フィルドの服を丁寧に脱がせていき、肌に唇を這わせる。
生理的刺激で股間にも快楽が走る。
ちゃんと反応している。
(流石にプロ、上手いね~♬)
そして女はフィルドのモノを取り出すとそこにも唇を這わせた。
「ふっ………」
フィルドの口から吐息が漏れる。
久しぶりの己の右手以外の感覚にモノが喜んでいるのが分かる。
そのまま女は指を使い、舌を使い、フィルドのモノに奉仕をした。
(あ~息子が喜んでる。ずっと右手で悪かったな俺の息子~)
確かに体は快楽を感じてる。
だがフィルドの精神は驚くほど冷めていた。
全然興奮しない。
己でやる自慰と比べて労力を使うか使わないかくらいの違いしかない。
咥えながら上目遣いでこちらの顔を見て来るなんて、男なら溜まらないアングルだろうに。
女が奉仕すればする程フィルドの気持ちの熱は冷めていく。
だがフィルドのモノはちゃんと生理的に反応していて、そろそろ射精を迎えそうだった。
「口に出していいよ♡」
チュポン、と一度フィルドのモノを口から抜いて女が甘く囁いた。
それにザーッと血の気が引いた。
口に出す?
己の精子を?
己の子種を?
ソレは好きな女の胎内に出す物だろう!?
一瞬の思考の後、フィルドのモノは萎えた。
そして冷めた精神がますます冷たくなっていく。
「もーいーわ」
「えっ?」
「ご奉仕ありがとね、でももーいーわ」
「気持ちよくなかった?」
「お金、置いて行くから」
「ちょ、ちょっとまっ―――――」
フィルドは服を着こみ、サイドテーブルに金貨10枚を置くと店を後にした。
(気持ち悪い…湯浴びてから部屋に戻ろう………)
溜まった鬱憤を晴らすはずなのに、余計に気分が重くなった。
「あ~…フカミちゃんに会いたいなぁ……………」
娼館に行って、結局得られたのは自分は深海が相手でないと駄目だと言う事だった。
0
お気に入りに追加
648
あなたにおすすめの小説
絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。
【リメイク版連載開始しました】悪役聖女の教育係に転生しました。このままだと十年後に死ぬようです……
ヒツキノドカ
ファンタジー
残業続きの社畜OLだった私は、ある日電車のホームに落ちて人生を終える。しかし次に目を覚ました時、生前愛読していたネット小説の世界に転生していた。
悪役聖女が主人公をいじめ、最後には破滅エンドを迎えるネット小説。私が転生したのはその悪役聖女の“教育係”だった。
原作では教育係も悪役聖女もろとも処刑されてしまう。死亡フラグを回避するために私は未来の悪役聖女である教え子をいい子に育てると決意……って、思っていた何倍も素直で可愛いんですけど? 物語の中の私はむしろどうやってこの子を悪役にしたの!?
聖女候補の教え子に癒されながら過ごしたり、時には自らが聖女の力を使って人々の危機を救ったりしているうちに、だんだん師弟そろって民衆の人気ものに。
そのうち当代の聖女に目の敵にされるようになってしまうけれど――いいでしょう、そちらがその気なら相手をして差し上げます。
聖女の作法を教えてあげましょう!
元オタクOLが原作知識で大活躍するお話。
―ーーーーー
―ーー
2023.8.15追記:皆様のおかげでHOTランキング入りできました! ご愛読感謝!
2023.8.18追記:序盤を少しだけ調整したため、話数が変化しています。展開には特に変わりないため、スルーしていただければ幸いです。
【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。
【書籍化進行中、完結】私だけが知らない
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
ファンタジー
書籍化進行中です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
投獄された聖女は祈るのをやめ、自由を満喫している。
七辻ゆゆ
ファンタジー
「偽聖女リーリエ、おまえとの婚約を破棄する。衛兵、偽聖女を地下牢に入れよ!」
リーリエは喜んだ。
「じゆ……、じゆう……自由だわ……!」
もう教会で一日中祈り続けなくてもいいのだ。
愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。
骸骨殿下の婚約者
白乃いちじく
ファンタジー
私が彼に会ったのは、九才の時。雨の降る町中だった。
魔術師の家系に生まれて、魔力を持たない私はいらない子として、家族として扱われたことは一度もない。
――ね、君、僕の助手になる気ある?
彼はそう言って、私に家と食事を与えてくれた。
この時の私はまだ知らない。
骸骨の姿をしたこの魔術師が、この国の王太子、稀代の魔術師と言われるその人だったとは。
***各章ごとに話は完結しています。お気軽にどうぞ♪***
拝啓、お姉さまへ
一華
青春
この春再婚したお母さんによって出来た、新しい家族
いつもにこにこのオトウサン
驚くくらいキレイなお姉さんの志奈さん
志奈さんは、突然妹になった私を本当に可愛がってくれるんだけど
私「柚鈴」は、一般的平均的なんです。
そんなに可愛がられるのは、想定外なんですが…?
「再婚」には正直戸惑い気味の私は
寮付きの高校に進学して
家族とは距離を置き、ゆっくり気持ちを整理するつもりだった。
なのに姉になる志奈さんはとっても「姉妹」したがる人で…
入学した高校は、都内屈指の進学校だけど、歴史ある女子校だからか
おかしな風習があった。
それは助言者制度。以前は姉妹制度と呼ばれていたそうで、上級生と下級生が一対一の関係での指導制度。
学園側に認められた助言者が、メンティと呼ばれる相手をペアを組む、柚鈴にとっては馴染みのない話。
そもそも義姉になる志奈さんは、そこの卒業生で
しかもなにやら有名人…?
どうやら想像していた高校生活とは少し違うものになりそうで、先々が思いやられるのだけど…
そんなこんなで、不器用な女の子が、毎日を自分なりに一生懸命過ごすお話しです
11月下旬より、小説家になろう、の方でも更新開始予定です
アルファポリスでの方が先行更新になります
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる