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オマケは御使い様になりました
【カグウ様がアイス舐めてるだけ】
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「実験でアイスキャンディー作ってみました。果汁固めて棒に挿してだけですけど、良かったら召し上がって下さい」
「では1本貰おうか」
小さな笑みを浮かべるカグウ。
訓練場に珍しく美貌の王が現れ、その微笑みにドギマギする者多数。
ぺリペリと包み紙を破って袋からアイスを取り出すカグウ。
アイスはイチゴ果汁のピンク色であった。
そのアイスにウットリとした目をしたカグウが艶やかな唇から赤い舌を伸ばし下から上へとツー、と舐め上げた。
(((((((((((((!?!?!?)))))))))))))
「ん、はむ」
チュパ
ぺロ
チュッチュッ
ツツ―
歯を立てずにカグウは唇と舌の熱だけでアイスを溶かして食べていく。
頂点を舌先でぐりぐりと舐め上げると中から白い液体が出てきて、カグウの唇の端から顎に垂れた。
(((((((((((((駄目だー!駄目だろコレは!絶対に駄目なヤツだ!!!)))))))))))))
「カグウ垂れているぞ」
カグウのその顎先から唇に向かってコキョウが練乳を舐め上げた。
「ん、サンキュ」
「ほらほら速く食べないとカグウのアイス溶けてきちゃってるよ♬」
「んん」
再びカグウの舌先がアイスキャンディを舐め上げる。
それを周囲の者は耳まで真っ赤にしながら自分のアイスが溶けていくのも構わずに凝視していた。
「なぁ、アンタさ、その…ヤバくねぇ?」
「んー何がヤバいんだミセリザ。ガングロの癖に真っ赤になって。んで何で前屈みなんだ?」
ラキザが聖騎士であるミセリザ、他前屈みになっている者たちを不思議そうに見渡した。
何とか正気を保っているのはネオレとマヒロくらいか。
しかし他の者とたちは自己を保つために頭の中は別の事を考え、カグウの姿を見ないようにしていた。
(落ち着け俺、カグウ様は男!カグウ様は男!3.1415926535 8979323846 2643383279 5028841971 6939937510……)
(俺には婚約者が居るんだ!カグウ様は仕える国王!国王だ!古者民有三疾、今也或是之亡也、古之狂也肆、今之狂也蕩、古之矜也廉、今之矜也忿戻。古之愚也直、今之愚也詐而已矣……)
(カグウ様は幼少からお世話をしてきたは弟みたいなもんだ!ではみなさんは、そういうふうに川だと云いわれたり、乳の流れたあとだと云われたりしていたこのぼんやりと白いものがほんとうは何かご承知ですか。」先生は、黒板に吊つ……)
(カグウ様は仕えるべき国王!それ以上でも以下でもない!!•アンティグア・バーブーダ•イギリス•オーストラリア•カナダ•グレナダ•ジャマイカ•セントクリストファー・ネイビス•セントビンセント・グレナディーン•セントルシア•ソロモン諸島•ツバル•ニュージーランド•バハマ•パプアニューギニア•バルバドス•ベリーズ……)
知能が高いものは必死に難しい事を考えて、カグウの痴態(?)から意識をそらそうとしている。
ほぼ国の上層部なのだがこの国は大丈夫なのであろうか?
「皆必死ね~♡」
同じく見学に来ていたルナト―が嬉しそうに微笑んでいた。
「つーかアンタははアレ見て何も感じないのかよ!?」
前屈みのミセリザがラキザに尋ねる。
「親衛隊の方は平気なんですね、あぁすみません!差し出がましくてすみません!」
新人騎士のチェリオが謝りながらも親衛隊に尋ねる。
「平気って何が?」
「確かにカグウは美味しそうに食べるけど何か問題でもあるのか?」
「でも確かにカグウがアイ「アイス食べてる時って周りの反応変だよね?」だから被せんなつーのチノシス!!」
(((((((((((((何か親衛隊の反応がズレてるよーな?)))))))))))))
「だってアレ完璧フェ—――.∵・(゚ε゚ )ブッ!!」
「ミセリザ、俺は兄様や親衛隊の皆さまの前での下ネタは禁止だと言っておいたよね?」
カグウの異母弟であるクリムゾンがミセリザの延髄に蹴りを入れた。
「く、クリムゾン…ローリングソバットは、延髄にいれるもんじゃ、ねぇと、思う……」
床に突っ伏したミセリザの最後の言葉であった。
「whoクリムゾンも中々やるね!是非手合わせ願いたいな!!」
「ロンちん頼むからウキウキと戦場に足運ばないで!!」
ヴィオレットの兄貴分であるロンの非常識のお陰でヴィオレットは真っ当な精神に日々成長している。
「クリムゾン、フェ、何て?」
「ミセリザがフェラガモの靴が欲しいと言いたかっただけなので気になさらずに」
ニコリとアルカイックスマイルを浮かべるクリムゾン。
しかし頭の中はあまりミセリザと変わらなかったりする。
(兄様その食べ方は駄目ですよ!!!立方数を2つの立方数の和に分けることはできない。4乗数を2つの4乗数の和に分けることはできない。一般に、冪(べき)が2より大きいとき、その冪乗数を2つの冪乗数の和に分けることはできない。この定理に関して、私は真に驚くべき証明を見つけたが、この余白はそれを書くには狭すぎ……)
拗らせた兄弟愛は流石のクリムゾンでも下半身の反応を止められなかったようである。
「カグウ~何か人数減ってない?」
「ふむ、トイレに行ったものが多いようだぞ」
「いきなり冷たいモノ食べたからな」
「お腹でも下したんじゃないの?」
親衛隊が案外ピュアっ子だと言う事が知らされた今日この日。
カグウのアイスのお代わりによって新しい扉を開いた者が多数居たとか居ないとか…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カグウの弟のクリムゾン君の初登場でした。
かなりのブラコンさんです。
その内難しい事で意識をそらそうとしていた王宮の上層部の人たちのキャラも掘り下げます(*´▽`*)
「では1本貰おうか」
小さな笑みを浮かべるカグウ。
訓練場に珍しく美貌の王が現れ、その微笑みにドギマギする者多数。
ぺリペリと包み紙を破って袋からアイスを取り出すカグウ。
アイスはイチゴ果汁のピンク色であった。
そのアイスにウットリとした目をしたカグウが艶やかな唇から赤い舌を伸ばし下から上へとツー、と舐め上げた。
(((((((((((((!?!?!?)))))))))))))
「ん、はむ」
チュパ
ぺロ
チュッチュッ
ツツ―
歯を立てずにカグウは唇と舌の熱だけでアイスを溶かして食べていく。
頂点を舌先でぐりぐりと舐め上げると中から白い液体が出てきて、カグウの唇の端から顎に垂れた。
(((((((((((((駄目だー!駄目だろコレは!絶対に駄目なヤツだ!!!)))))))))))))
「カグウ垂れているぞ」
カグウのその顎先から唇に向かってコキョウが練乳を舐め上げた。
「ん、サンキュ」
「ほらほら速く食べないとカグウのアイス溶けてきちゃってるよ♬」
「んん」
再びカグウの舌先がアイスキャンディを舐め上げる。
それを周囲の者は耳まで真っ赤にしながら自分のアイスが溶けていくのも構わずに凝視していた。
「なぁ、アンタさ、その…ヤバくねぇ?」
「んー何がヤバいんだミセリザ。ガングロの癖に真っ赤になって。んで何で前屈みなんだ?」
ラキザが聖騎士であるミセリザ、他前屈みになっている者たちを不思議そうに見渡した。
何とか正気を保っているのはネオレとマヒロくらいか。
しかし他の者とたちは自己を保つために頭の中は別の事を考え、カグウの姿を見ないようにしていた。
(落ち着け俺、カグウ様は男!カグウ様は男!3.1415926535 8979323846 2643383279 5028841971 6939937510……)
(俺には婚約者が居るんだ!カグウ様は仕える国王!国王だ!古者民有三疾、今也或是之亡也、古之狂也肆、今之狂也蕩、古之矜也廉、今之矜也忿戻。古之愚也直、今之愚也詐而已矣……)
(カグウ様は幼少からお世話をしてきたは弟みたいなもんだ!ではみなさんは、そういうふうに川だと云いわれたり、乳の流れたあとだと云われたりしていたこのぼんやりと白いものがほんとうは何かご承知ですか。」先生は、黒板に吊つ……)
(カグウ様は仕えるべき国王!それ以上でも以下でもない!!•アンティグア・バーブーダ•イギリス•オーストラリア•カナダ•グレナダ•ジャマイカ•セントクリストファー・ネイビス•セントビンセント・グレナディーン•セントルシア•ソロモン諸島•ツバル•ニュージーランド•バハマ•パプアニューギニア•バルバドス•ベリーズ……)
知能が高いものは必死に難しい事を考えて、カグウの痴態(?)から意識をそらそうとしている。
ほぼ国の上層部なのだがこの国は大丈夫なのであろうか?
「皆必死ね~♡」
同じく見学に来ていたルナト―が嬉しそうに微笑んでいた。
「つーかアンタははアレ見て何も感じないのかよ!?」
前屈みのミセリザがラキザに尋ねる。
「親衛隊の方は平気なんですね、あぁすみません!差し出がましくてすみません!」
新人騎士のチェリオが謝りながらも親衛隊に尋ねる。
「平気って何が?」
「確かにカグウは美味しそうに食べるけど何か問題でもあるのか?」
「でも確かにカグウがアイ「アイス食べてる時って周りの反応変だよね?」だから被せんなつーのチノシス!!」
(((((((((((((何か親衛隊の反応がズレてるよーな?)))))))))))))
「だってアレ完璧フェ—――.∵・(゚ε゚ )ブッ!!」
「ミセリザ、俺は兄様や親衛隊の皆さまの前での下ネタは禁止だと言っておいたよね?」
カグウの異母弟であるクリムゾンがミセリザの延髄に蹴りを入れた。
「く、クリムゾン…ローリングソバットは、延髄にいれるもんじゃ、ねぇと、思う……」
床に突っ伏したミセリザの最後の言葉であった。
「whoクリムゾンも中々やるね!是非手合わせ願いたいな!!」
「ロンちん頼むからウキウキと戦場に足運ばないで!!」
ヴィオレットの兄貴分であるロンの非常識のお陰でヴィオレットは真っ当な精神に日々成長している。
「クリムゾン、フェ、何て?」
「ミセリザがフェラガモの靴が欲しいと言いたかっただけなので気になさらずに」
ニコリとアルカイックスマイルを浮かべるクリムゾン。
しかし頭の中はあまりミセリザと変わらなかったりする。
(兄様その食べ方は駄目ですよ!!!立方数を2つの立方数の和に分けることはできない。4乗数を2つの4乗数の和に分けることはできない。一般に、冪(べき)が2より大きいとき、その冪乗数を2つの冪乗数の和に分けることはできない。この定理に関して、私は真に驚くべき証明を見つけたが、この余白はそれを書くには狭すぎ……)
拗らせた兄弟愛は流石のクリムゾンでも下半身の反応を止められなかったようである。
「カグウ~何か人数減ってない?」
「ふむ、トイレに行ったものが多いようだぞ」
「いきなり冷たいモノ食べたからな」
「お腹でも下したんじゃないの?」
親衛隊が案外ピュアっ子だと言う事が知らされた今日この日。
カグウのアイスのお代わりによって新しい扉を開いた者が多数居たとか居ないとか…。
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カグウの弟のクリムゾン君の初登場でした。
かなりのブラコンさんです。
その内難しい事で意識をそらそうとしていた王宮の上層部の人たちのキャラも掘り下げます(*´▽`*)
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