249 / 297
2章
【221話】
しおりを挟む
チーム『神狩り』。
それは神のゲーム盤となった世界で神に抗う者たちが集うチームである。
チームのトップは『鈴蘭』。
まだ17歳の少年だ。
成長しきっていない体は男としては若干華奢で小柄である。
長い黒髪を三つ編みにして後ろに垂らしてある。
瞳は髪と同じ夜を溶かし込んだような黒。
切れ長で、その瞳で見らると心を射抜かれそうな程の迫力。
何より美しい。
男でも良いと同性に思わせる意味力を持っている。
そしてチームの№2の『マオ』
20歳の青年。
鈴蘭に負けず劣らずの美貌。
鈴蘭が何よりも大切にしている存在である。
身長は平均で体形はしなやかな筋肉が全身を覆っている。
こちらもまた鈴蘭と同じく同性まで魅了するほど美しいが、誰も手を出そうとする者は居ない。
この2人、見た目のお飾りでチームのトップになった訳では無いのだ。
鈴蘭は高い戦闘能力と、”法術”と言われる傷を治したり出来る特殊な能力を持っている。
マオは剣術を得意とし、”魔術”を得意とする。
魔術、で火や氷を生み出し数百体の魔物を葬るのをチームの皆は見ている。
その力で反撃されれば命は無いだろう。
そのため鈴蘭とマオは味方から襲われると言う事はないのだ。
チーム『神狩り』は鈴蘭とマオだけが能力を持っている訳では無い。
2人は神に抗う意思を持つ者をチームに引き入れると、それぞれに見合った能力の指導をする。
既に十数人が魔術や法術を扱えるようになった。
また鈴蘭が戦う時に使う”闘気”と言うものがあり、これは肉体能力を強化させる。
魔術や法術に適性が無いものでも、訓練さえ積めば習得できるものが多い。
ただし訓練が半端なく苦行なので、闘気を身に付けれないまま終わる者も多い。
そんなチーム『神狩り』は拠点を既に人が捨てた工場に置いている。
魔物に襲われ人間は皆消えたらしい。
逃げ出せたものは良いだろう。
魔物の餌食になった者も多い筈だ。
工場は災害用品やキャンプ用品を扱っている工場だった。
賞味期限の切れていない食料や水が手に入る。
魔物は人間の食べ物に興味を示さなかったのか、食料などは新品を手に入れることが出来た。
この工場は魔物から取り返す価値があった。
又、もう既に人間が居ない地と神々が特に目を向けることが無いため、神々の眼からも隠れることが出来た。
拠点としては最高の立地である。
それゆえチームの物が動く時は”隠密”のスキルが必須である。
拠点を見つかる訳にはいけないのだ。
だが工場の物品にも限りはある。
今は数があるが、賞味期限が5年もある栄養満点の食料などはいざと言う時に確保しておきたい。
チームの皆が、退避する時のためのバッグにそれぞれ複数備えてある。
逃げた先で食料や水にあり付けるかどうか分からないからだ。
そのためサバイバル知識と、魔物の肉を食べると習慣を身に付けねばならなかった。
これには抵抗がある者が大勢いた。
鈴蘭とマオが率先して食べていたので皆恐る恐る口にしたが。
意外と美味しかったのか、慣れるのも早かった。
当然である。
未来では食用に飼育されている種類の魔獣の肉だ。
未来では誰もが口にしている。
そしてチームが出来て2ヵ月。
ある日鈴蘭が少女と女性を連れて来た。
気の強そうな少女と優し気な女性。
この2人が世界を変える格になるなんて、この時は誰も想像をしていなかった。
鈴蘭とマオを除いて。
それは神のゲーム盤となった世界で神に抗う者たちが集うチームである。
チームのトップは『鈴蘭』。
まだ17歳の少年だ。
成長しきっていない体は男としては若干華奢で小柄である。
長い黒髪を三つ編みにして後ろに垂らしてある。
瞳は髪と同じ夜を溶かし込んだような黒。
切れ長で、その瞳で見らると心を射抜かれそうな程の迫力。
何より美しい。
男でも良いと同性に思わせる意味力を持っている。
そしてチームの№2の『マオ』
20歳の青年。
鈴蘭に負けず劣らずの美貌。
鈴蘭が何よりも大切にしている存在である。
身長は平均で体形はしなやかな筋肉が全身を覆っている。
こちらもまた鈴蘭と同じく同性まで魅了するほど美しいが、誰も手を出そうとする者は居ない。
この2人、見た目のお飾りでチームのトップになった訳では無いのだ。
鈴蘭は高い戦闘能力と、”法術”と言われる傷を治したり出来る特殊な能力を持っている。
マオは剣術を得意とし、”魔術”を得意とする。
魔術、で火や氷を生み出し数百体の魔物を葬るのをチームの皆は見ている。
その力で反撃されれば命は無いだろう。
そのため鈴蘭とマオは味方から襲われると言う事はないのだ。
チーム『神狩り』は鈴蘭とマオだけが能力を持っている訳では無い。
2人は神に抗う意思を持つ者をチームに引き入れると、それぞれに見合った能力の指導をする。
既に十数人が魔術や法術を扱えるようになった。
また鈴蘭が戦う時に使う”闘気”と言うものがあり、これは肉体能力を強化させる。
魔術や法術に適性が無いものでも、訓練さえ積めば習得できるものが多い。
ただし訓練が半端なく苦行なので、闘気を身に付けれないまま終わる者も多い。
そんなチーム『神狩り』は拠点を既に人が捨てた工場に置いている。
魔物に襲われ人間は皆消えたらしい。
逃げ出せたものは良いだろう。
魔物の餌食になった者も多い筈だ。
工場は災害用品やキャンプ用品を扱っている工場だった。
賞味期限の切れていない食料や水が手に入る。
魔物は人間の食べ物に興味を示さなかったのか、食料などは新品を手に入れることが出来た。
この工場は魔物から取り返す価値があった。
又、もう既に人間が居ない地と神々が特に目を向けることが無いため、神々の眼からも隠れることが出来た。
拠点としては最高の立地である。
それゆえチームの物が動く時は”隠密”のスキルが必須である。
拠点を見つかる訳にはいけないのだ。
だが工場の物品にも限りはある。
今は数があるが、賞味期限が5年もある栄養満点の食料などはいざと言う時に確保しておきたい。
チームの皆が、退避する時のためのバッグにそれぞれ複数備えてある。
逃げた先で食料や水にあり付けるかどうか分からないからだ。
そのためサバイバル知識と、魔物の肉を食べると習慣を身に付けねばならなかった。
これには抵抗がある者が大勢いた。
鈴蘭とマオが率先して食べていたので皆恐る恐る口にしたが。
意外と美味しかったのか、慣れるのも早かった。
当然である。
未来では食用に飼育されている種類の魔獣の肉だ。
未来では誰もが口にしている。
そしてチームが出来て2ヵ月。
ある日鈴蘭が少女と女性を連れて来た。
気の強そうな少女と優し気な女性。
この2人が世界を変える格になるなんて、この時は誰も想像をしていなかった。
鈴蘭とマオを除いて。
2
あなたにおすすめの小説
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
冤罪で殺された聖女、生まれ変わって自由に生きる
みおな
恋愛
聖女。
女神から選ばれし、世界にたった一人の存在。
本来なら、誰からも尊ばれ大切に扱われる存在である聖女ルディアは、婚約者である王太子から冤罪をかけられ処刑されてしまう。
愛し子の死に、女神はルディアの時間を巻き戻す。
記憶を持ったまま聖女認定の前に戻ったルディアは、聖女にならず自由に生きる道を選択する。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
【完結】赤ちゃんが生まれたら殺されるようです
白崎りか
恋愛
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。
ドレスの上から、ふくらんだお腹をなでる。
「はやく出ておいで。私の赤ちゃん」
ある日、アリシアは見てしまう。
夫が、ベッドの上で、メイドと口づけをしているのを!
「どうして、メイドのお腹にも、赤ちゃんがいるの?!」
「赤ちゃんが生まれたら、私は殺されるの?」
夫とメイドは、アリシアの殺害を計画していた。
自分たちの子供を跡継ぎにして、辺境伯家を乗っ取ろうとしているのだ。
ドラゴンの力で、前世の記憶を取り戻したアリシアは、自由を手に入れるために裁判で戦う。
※1話と2話は短編版と内容は同じですが、設定を少し変えています。
〈完結〉【書籍化&コミカライズ・取り下げ予定】毒を飲めと言われたので飲みました。
ごろごろみかん。
恋愛
王妃シャリゼは、稀代の毒婦、と呼ばれている。
国中から批判された嫌われ者の王妃が、やっと処刑された。
悪は倒れ、国には平和が戻る……はずだった。
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
【長編版】この戦いが終わったら一緒になろうと約束していた勇者は、私の目の前で皇女様との結婚を選んだ
・めぐめぐ・
恋愛
神官アウラは、勇者で幼馴染であるダグと将来を誓い合った仲だったが、彼は魔王討伐の褒美としてイリス皇女との結婚を打診され、それをアウラの目の前で快諾する。
アウラと交わした結婚の約束は、神聖魔法の使い手である彼女を魔王討伐パーティーに引き入れるためにダグがついた嘘だったのだ。
『お前みたいな、ヤれば魔法を使えなくなる女となんて、誰が結婚するんだよ。神聖魔法を使うことしか取り柄のない役立たずのくせに』
そう書かれた手紙によって捨てらたアウラ。
傷心する彼女に、同じパーティー仲間の盾役マーヴィが、自分の故郷にやってこないかと声をかける。
アウラは心の傷を癒すため、マーヴィとともに彼の故郷へと向かうのだった。
捨てられた主人公がパーティー仲間の盾役と幸せになる、ちょいざまぁありの恋愛ファンタジー長編版。
--注意--
こちらは、以前アップした同タイトル短編作品の長編版です。
一部設定が変更になっていますが、短編版の文章を流用してる部分が多分にあります。
二人の関わりを短編版よりも増しましたので(当社比)、ご興味あれば是非♪
※色々とガバガバです。頭空っぽにしてお読みください。
※力があれば平民が皇帝になれるような世界観です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる