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《182話》

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 本日のセブン邸の夕食メニュー

 ☆鶏肉とかぼちゃのトマトクリーム煮☆
 レシピ
 ①鶏肉は食べやすい大きさに切り、かぼちゃは1口サイズ、にんにく・玉ねぎは薄切りにする。
 ②フライパンに油・バターを熱し、鶏肉を皮から焼く。
 ③皮がこんがり焼けたら、玉葱・にんにく・かぼちゃを入れ強火で炒める。
 ④玉葱がしんなりしたら、小麦粉を加え白い粉が消えたら、★を加え混ぜながら弱火で蓋をせず煮る。
 【★カットトマト缶】1缶
 【★酒】50ml
 【★水・牛乳】各 1カップ
 【★砂糖・コンソメスープの素】各 大匙1
 【★胡椒】少々
 ⑤カボチャが柔らかくなるまで煮込んだら、味を見て塩で調えて完成。

 ☆ささみのガーリック青海苔ピカタ☆
 ①にんにくはすりおろし、半分に分ける。
 ささみは筋を取り包丁の背で広げ、●酒小さじ1●塩・こしょう少々●にんにく(すりおろし)1/2片分)をもみこんで下味をつけておく。
 ②☆溶き卵1/2個分☆青海苔小さじ1☆にんにく(すりおろし)1/2片分☆辛子(チューブ)4cmと★薄力粉大さじ1/2★片栗粉大さじ1/2をそれぞれ混ぜ合わせておく。
 ③フライパンに油(分量外)をひき、①のささみに★をつけ、☆にくぐらせて焼きます。フタをして弱火でじっくり火を通す。
 ④裏返して焼き、こんがり焼き色がついたら完成。

 ☆豚こまとパプリカの甘酢炒め☆
 ①パプリカはお好きな大きさにカットする。★酢大さじ2★醤油大さじ2★砂糖大さじ2~2.5の調味料はしっかり混ぜておく。豚こまは酒と片栗粉をまぶしておく。
 ②フライパンにごま油をひき、①の豚こまを焼く。ある程度、火が通ったら、さらにパプリカを入れて炒める。
 ③②へ★の調味料を入れて絡めるように炒め、とろみがついたら完成。

 ☆ストラッチャテッラ トマトのソテーのせ(イタリア風かきたま)☆
 ①アスパラガスは皮をむいて2~3cmさの斜め切り、エリンギは半分に切って縦に薄切りにする。トマトは塩をふってしばらくおき、ペーパータオルで水気を取る。卵は溶きほぐし、粉チーズを混ぜる。
 ②フライパンにオリーブ油を中火で熱してトマトを並べ、とろっとするまで両面をソテーする。
 ③鍋にアスパラガス、エリンギ、(B)・即席鶏のだし……400ml・塩……小さじ1/4・こしょう……少々を入れて強火にかけ、さっと煮て、火を止める。
 ④[3]のスープを器に注ぎ、[2]のトマトをのせる。好みで粉チーズ適量をふり、イタリアンパセリをのせる。

 ☆半熟卵とブロッコリーのアボカドサラダ☆
 ①まず半熟卵作り。鍋に塩(分量外)を入れ、たっぷりの湯を沸かす。直前まで冷蔵boxで冷やしておいた卵を8分30秒茹でる。
 ②茹でたら卵をすくって冷水にしばらくさらしておく。
 ③ブロッコリーを小さめの小房に分け、茎も皮を厚めに剥いて一口大にする。柔らかくなるまで塩茹でしたら、ザルにあげる。
 ④アボカドの皮と種を除いて一口大にし、ボールに移しレモン汁と混ぜ合わせる。全体の1/3をフォークなどで軽く潰す。
 ⑤ボールに◆マヨネーズ大さじ2◆ケチャップ大さじ1◆おろしニンニク・砂糖各少々と水気を切ったブロッコリーを加えてよく混ぜ合わせる。卵の殻をむき8等分に切って、最後にさっと和えて完成。

 ☆ふわふわパン☆
 ①ボウルにお湯以外の材料を入れ、お湯を加えてゴムベラで混ぜ、ひとかたまりになったらボウルから出し、表面がつるっとするまで捏ねる。
 ②ボウルに入れ、ラップをし、オーブンの発酵機能を使い40℃で30分、2倍程の大きさになるまで発酵させる。
 ③ガス抜きをし、6等分に分けて丸めて、濡れた布巾をかぶせて10分休ませる。
 ④丸め直し、クッキングシートを敷いた天板にのせる。
 ⑤濡れた布巾をかぶせて、オーブンの発酵機能を使い40℃で10分発酵させる。
 ⑥オーブンから出し、そのままさらに室温で10分発酵。その間に190℃にオーブンを予熱させる。
 ⑦190℃のオーブンで15分程焼き、焼き色がついたら完成。

 見事なメニューである。
 主食のパン迄手作りだ。
 サラに食べさせるものは自分が手掛ける!
 そんな意思が料理の端々から伝わってくる。
 一体いつこんなに仕込みをしたのか?
 セブンは仕事の時間はちゃんと診療所で働いているのだ。
 普通ならこんな手の込んだ料理は出来ないだろう。

 A・診療所の中休憩時間です

(何か俺、絶対美味いであろうこの料理食べたく無いんだけど………)

(奇遇ねレオ、私もよ。食べたらドクターの怨念が胃から纏わりつきそうだわ………)

 ナナとレオンハルトは若干引いてた。
 自分たちだけだと栄養価は高いし美味しいが、こんなに手の込んだメニューは毎日出てこない。
 サラへの愛がなせる御業であろう。

「ほう、中々美味そうではないか」

 ラックだけは通常運転であった。

「今日も、美味しそう、です」

 サラの眼がキラキラ光っている。
 相変わらず食べる事が大好きなようだ。
 昼のお弁当(セブン作30品目弁当)を食べる時も目を輝かせているが、やはり温かいご飯は別格だ。
 そして反応としてから、これだけのメニューが毎日作られている事が伺い知れる。

「美味しそう、じゃなくて美味いんだよ。ほら、席に着けサラ」

「ひゃぃ!」

 耳元で囁かれてサラが飛び上がる。
 吐息が耳朶を掠めたらしい。
 因みに確信犯である。
 セブンはサラの耳が赤くなっているのを見て、満足そうな顔をしている。

((うわ~~~~~…………))

 しっかりセブンの笑みを見てしまったナナとレオンハルトは引いた。
 そりゃもうドン引きだ。

「早う食おうではないか♫」

 ラックだけは通常運転であった。
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