143 / 253
《117話》
しおりを挟む
「アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?」
「で、コレは何だ?」
「神の御業によって生まれた悩める珍獣よドクター」
国王との話が終わり、今日は宿泊を是非にと王宮の客間に案内された。
高級ホテルと思わんばかりのスイートルームである。
ベッドも3つ。
どれもキングサイズ。
キッチンとバス、トイレまで付いている。
王宮の大浴場も使ってよいとの事だったが、セブンはあまり人に肌を見せるのが好きではない。
と言うか嫌いである。
何だかんだ言って痩せすぎの体にコンプレックスがあるらしい。
健康オタクの自意識高い系なのでバランスの取れた食事と運動はしている。
何だかんだ言って剣を振らなかった日は無い。
既に幼いころからのルーティンになっているのだ。
素振りを終えてから風呂に入るのがセブンの日常だ。
手に持つものが剣からメスに変わってもこの習慣は止めた事は無い。
なのでそれなりに力もあるし筋肉もあるのである。
ただセブンの筋肉はビルダー系の膨らむ筋肉ではなく、体を引き締める赤筋肉。
見栄えはそれ程良くない。
よく見るとしっかり体を作っているじゃねぇか、とプロが目を光らす体つきなのである。
何のプロかは分からないが…。
で、だ。
セブンが国王と話をしている間にナナとサラは先に部屋に来ていたらしい。
そしてサラがこの状態から元に戻らないそうだ。
正直念仏を聞いてる気分になるから止めて欲しい。
諸悪の根源が自分にあるのは分かっているのだが………。
そりゃ誰もがセブンとアシュバットは別人と思ったはずである。
ドナーと手術者が同一人物何て誰が信じられるものか?
神の御業。
本当にお気に入り甘やかすの大好き神様の御業なのだが。
ナナはある程度検討が付いているみたいだ。
だがサラは元よりセブンとアシュバットは別人だと思っていた。
しかもアシュバットにほの甘い恋心すら抱いていた。
サラにとっては今日はアシュバットが王族だったと言う出来事が1番のパニックポイントだったらしい。
その割には手術中は普段から想像もつかない冷静さで、見事にセブンの助手を務めあげたのだが。
「アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?」
珍獣は床に蹲り未だに呻いている。
その鳴き声何とかしろ、セブンは思った。
「取り合えず面倒くさいから眠らすか」
【睡眠誘導】
「アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさ………くぅーくぅー…………」
「寝たな。これで静かに寝れる」
「まぁ1時しのぎにはなったけど…ドクターこれからサラちゃんとの関係どうするつもり?」
「別に今までと変わらんが?アシュバットが姿を現わさなければ問題ない」
「ドクターそう言うのフラグ、て言うのよ?」
ナナの言葉通りセブンは見事フラグを立ててしまっているのである。
それは、今は外界を楽しそうに覗き込む天界のとある神しか知らない事なのだけれども………。
「で、コレは何だ?」
「神の御業によって生まれた悩める珍獣よドクター」
国王との話が終わり、今日は宿泊を是非にと王宮の客間に案内された。
高級ホテルと思わんばかりのスイートルームである。
ベッドも3つ。
どれもキングサイズ。
キッチンとバス、トイレまで付いている。
王宮の大浴場も使ってよいとの事だったが、セブンはあまり人に肌を見せるのが好きではない。
と言うか嫌いである。
何だかんだ言って痩せすぎの体にコンプレックスがあるらしい。
健康オタクの自意識高い系なのでバランスの取れた食事と運動はしている。
何だかんだ言って剣を振らなかった日は無い。
既に幼いころからのルーティンになっているのだ。
素振りを終えてから風呂に入るのがセブンの日常だ。
手に持つものが剣からメスに変わってもこの習慣は止めた事は無い。
なのでそれなりに力もあるし筋肉もあるのである。
ただセブンの筋肉はビルダー系の膨らむ筋肉ではなく、体を引き締める赤筋肉。
見栄えはそれ程良くない。
よく見るとしっかり体を作っているじゃねぇか、とプロが目を光らす体つきなのである。
何のプロかは分からないが…。
で、だ。
セブンが国王と話をしている間にナナとサラは先に部屋に来ていたらしい。
そしてサラがこの状態から元に戻らないそうだ。
正直念仏を聞いてる気分になるから止めて欲しい。
諸悪の根源が自分にあるのは分かっているのだが………。
そりゃ誰もがセブンとアシュバットは別人と思ったはずである。
ドナーと手術者が同一人物何て誰が信じられるものか?
神の御業。
本当にお気に入り甘やかすの大好き神様の御業なのだが。
ナナはある程度検討が付いているみたいだ。
だがサラは元よりセブンとアシュバットは別人だと思っていた。
しかもアシュバットにほの甘い恋心すら抱いていた。
サラにとっては今日はアシュバットが王族だったと言う出来事が1番のパニックポイントだったらしい。
その割には手術中は普段から想像もつかない冷静さで、見事にセブンの助手を務めあげたのだが。
「アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?」
珍獣は床に蹲り未だに呻いている。
その鳴き声何とかしろ、セブンは思った。
「取り合えず面倒くさいから眠らすか」
【睡眠誘導】
「アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさんが王子?アーシュさ………くぅーくぅー…………」
「寝たな。これで静かに寝れる」
「まぁ1時しのぎにはなったけど…ドクターこれからサラちゃんとの関係どうするつもり?」
「別に今までと変わらんが?アシュバットが姿を現わさなければ問題ない」
「ドクターそう言うのフラグ、て言うのよ?」
ナナの言葉通りセブンは見事フラグを立ててしまっているのである。
それは、今は外界を楽しそうに覗き込む天界のとある神しか知らない事なのだけれども………。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2,814
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる