婚約者の王子に聖女など国に必要ないと言われました~では私を信じてくれる方だけ加護を与えますね~

高井繭来

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《番外》とある厨房side3 ※R-18

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「パティシエB、今女神は何を召し上がっておられる!?」

「お、おおおおおオーナー!チェリーパイですが!!」

「ですが、何だぁ!?」

「女神の!女神の胸のチェリーを害獣がクリクリしておりますっ!!」

 Bは血の涙を流しながらその光景を見ていた。
 食いしばった口から血が漏れている。
 唇を歯で切ったのだろう。

「あ、あ、女神のサクランボがあんないやらしい形に!」

「服の上からでも分かるくらいいやらしい形に!!」

「あんな、ツンと服の下で尖がって……ふぅ」

「しっかりしろⒹ!まだ賢者タイムになるのは早いぞ!」

「そうだ!まだ害虫の駆除がすんでいない!」

 キャミソールを押し上げるナナのサクランボの形だけで賢者タイムとなって、戦線を離脱するものがいた。

「あ”の”男!あんなに女神のサクランボを指で弄んで…」

「あぁぁ俺もあの手になりたい…」

「女神があんないやらしい顔を…あぁその顔で生クリームの付いたバナナを頬張るなんて、ウッ」

「しっかりしろパティシエC-----ッ!!」

 ここにまた一人の漢が散った。

「女神が身を捩らせているぞ?」

「あんなに興奮した顔をしてどうしたんだ…?」

「よがっているのか?顔が赤くて目が潤んで最高にエロい!」

「唇の端についた練乳を舐めとるのが!えっろい!!」

「いや、待て!?」

「どうしたE?」

「ああああああああああの害虫!女神のスカートに手を入れてる!!」

「「「「「なんだってぇぇぇぇぇっ!?」」」」」

「女神も足を開いて!」

「小刻みに手を動かしているぞ!」

「あぁ、その度に女神がビクンビクンと、ふぅ」

「たおれるなFーーーーーーーッ!!」

 身を捩るナナの姿にまた1人の男が散った。

「て…が………」

「どうしたA?」

「男の手が、何かで濡れ、て………」

「しかもねっとりした液体に………」

「「「「「!!」」」」」

「女神の愛液………」

 誰かが呟いた。
 
 ブーーーーーッ!!

「倒れるなG、H、I----ッ!!!」

 人がまた1人と減る中、股間を熱くしながらまだ息のある男たちはケーキを作る。
 逃げることは許されない。
 漢達は王国NO1の甘味処なのだから。
 そして”幼児体系の悪魔”がまだ後ろに控えているのだ。

「誰か、誰か助けて下さいぃぃぃぃぃぃぃっ!!!」

 倒れた仲間の屍を抱きしめて王都の中心でパティシエAが叫ぶのだった。
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