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《18話》※ ナナside R-18
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※獣×人
女×女
男のアナル表現あり
スカ〇ロ表現あり(ふんわりと)
今回はエロよりギャグよりです
「ねぇ知っております?今度の聖女様は随分と性に奔放だそうですわ」
「何でも男を侍らせているとか?」
「男に飽き足らず獣とも交わるそうですわよ?」
「獣?」
「そう犬や馬、後は蛇をその胎内に入れて見世物にしているのだとか?」
「まぁ恐ろしい…この国の結界は大丈夫なのでしょうか?」
(うん、大丈夫じゃないわよ。サラちゃんのお陰でこの国は保っていたんだから)
斜め後ろのテーブルの内緒話をナナは聞き取りながら心の中で突っ込んでいた。
目の前にはその前聖女がケーキに夢中である。
他人の会話に耳を傾ける余裕はないらしい。
「聖女様と言えば第1王子の婚約者何でしたわね」
「そういえば第1王子も…」
「何でも王子は医師と不埒な関係にあるそうですわ」
「しかも祖父と孫ほどの年の差らしいわよ」
「医務室で熱い口付けを交わしたとか」
「しかも大勢の前で王子の秘孔に指を挿入したとか」
「王子はそれで***を****そうですわ」
(う~ん汚い話は聞きたくなかったわ。私なんでもありだけどス〇トロ系は小しかむりなのよね~)
目の前のチョコフォンデュのマシュマロを食べているサラからそっ、と視線を外す。
「王子と言えば、アコロ王子は弟のアポロ王子に何時も激高しているらしくってよ」
「まぁ、あんなに純真無垢な愛らしい弟王子様に激高するなんて人の心がないのかしら」
「無理矢理にネギを**しようとしたそうですわよ」
「実の弟に!信じられませんわ!?」
「しかも何人もの屈強な男に無理やりアポロ様を押さえつけさせたそうよ」
「あんな無垢な子供に…さぞ恐ろしかったでしょうね……」
(弟王子君は加護があるから多分話の中で立場が逆転してるわね。噂に尾鰭や背鰭どころか牙と角と翼が生えてきてるみたいね)
クイ、とカップを傾けてバニラシェイクを飲む。
白くて濃厚。
とても美味しい。
ナナ的にはもっと苦みがあっても美味しく飲めるのだが。
「神殿と言えば司教様、御付きの神官とふしだらな行為をなさっているとか」
「山芋を**に**して神官に****を****しているそうですわよ」
「いやぁぁ、あのでっぷり肥えた壮年の司教様が若い神官にそんな事を!?」
「あとはゴーヤで**を****しているとか」
(神殿、終わってるわね。サキュバスの私より乱れてるわよ…)
目の前でサラがバナナを頬張っている。
(うん、全然エロくないわ!ここまで色気が無いのも流石ねサラちゃん♡仕込み甲斐があるわ♡)
女の子とバナナの組み合わせ何て、誰が食べても多少は卑猥な絵になりそうなのに、サラはもりもりバナナを食べている。
女子と言うよりサル山のサルに近い。
いや、セブン風に言うなら”サルに失礼だ”と言ったところか。
他にも上流階級の噂話が聞こえてくる。
人の婚約者に粉をかけて、男をとっかえひっかえしている公爵家の令嬢が、夜会のダンス中に野良クワガタに尻を挟まれたらしいとか。
奴隷禁止法の法の裏を掻い潜って、奴隷を買っていた男爵がサソリに一物を刺されて切り落とすことになったそうだとか。
ちなみに毒が全身に回らない様にするための最善の処置であったらしい。
セブンの診療所に来ていれば切り落とされなくても済んだだろう。
中心街の医師の腕はたいして良く無さそうだ。
脱税をしていた伯爵家がついに悪事がバレて爵位を取り上げられて鉱山行きになったとか。
婦女子暴行を繰り返していた子爵が隣国の男色の男に捕らえられて、現在性奴隷になったとか。
(碌なもんじゃないわね~この国の貴族も)
目の前のサラはケーキの2週目に入った。
良くぞこの女の噂話の巣窟で無邪気に甘味を楽しめるものだ。
塩味で味変もしていないのに、延々と甘味を食べれるサラにナナは拍手すら送りたい気分だ。
(平民街にも一応ケーキバイキングの店あるのに、わざわざ中心街の高級なお店を選んだのはこう言う話を聞いて来い、ということかしらね?何だかんだ言ってドクターもこの国の行く末が気になるのかしら…?)
「ナナさん!ソフトクリーム、あったです。2つ作ったから、一緒に食べましょう、です♪」
少々いびつな形のソフトクリームが2つサラの手に握れていた。
ナナはお礼を言ってソフトクリームを受け取るとクリームに舌を伸ばす。
レロリ、とクリームを舐めていると周りの淑女たちが頬を赤くしながらナナを凝視していた。
サキュバスのナナは女性体でも女もいけるし、男体になることもできる。
なんなら、ふたなりさえ可能だ。
同性の女であってもナナの色気に当てられるものは多い。
「ナナさん、ソフトクリーム美味しい、ですね!」
口の周りをクリームでベタベタにしながらサラが無邪気に笑っている。
「やっぱり獲物は苦労してこそ美味しく頂けるってものよね♡」
「よく分からないけど、ご飯が美味しいのは良い事、ですよね!」
「うふふ、サラちゃんは仕込み甲斐がありそうね♡」
「私、料理の見込み、ありますか?」
「えぇ、料理のし甲斐がありそうよ♡たーっぷり時間かけてお料理すると最高のご馳走になりそう♡」
「ナナさんのお墨付き、頂きました。明日からも自炊、頑張るです」
「うんうん、頑張ってね♡」
えへへ~と笑いながらサラは口の周りのソフトクリームを舌で舐め取る。
(うん、本っ当に色気が無くて逆に萌えるわ♡)
エロナースのエロナースがエロナースしないよう、是非ともセブン医師には目を光らせていて欲しいものである。
サラの純潔の為にも……。
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ケーキバイキング編・完
ナナが主役の回でした(*´▽`*)
女×女
男のアナル表現あり
スカ〇ロ表現あり(ふんわりと)
今回はエロよりギャグよりです
「ねぇ知っております?今度の聖女様は随分と性に奔放だそうですわ」
「何でも男を侍らせているとか?」
「男に飽き足らず獣とも交わるそうですわよ?」
「獣?」
「そう犬や馬、後は蛇をその胎内に入れて見世物にしているのだとか?」
「まぁ恐ろしい…この国の結界は大丈夫なのでしょうか?」
(うん、大丈夫じゃないわよ。サラちゃんのお陰でこの国は保っていたんだから)
斜め後ろのテーブルの内緒話をナナは聞き取りながら心の中で突っ込んでいた。
目の前にはその前聖女がケーキに夢中である。
他人の会話に耳を傾ける余裕はないらしい。
「聖女様と言えば第1王子の婚約者何でしたわね」
「そういえば第1王子も…」
「何でも王子は医師と不埒な関係にあるそうですわ」
「しかも祖父と孫ほどの年の差らしいわよ」
「医務室で熱い口付けを交わしたとか」
「しかも大勢の前で王子の秘孔に指を挿入したとか」
「王子はそれで***を****そうですわ」
(う~ん汚い話は聞きたくなかったわ。私なんでもありだけどス〇トロ系は小しかむりなのよね~)
目の前のチョコフォンデュのマシュマロを食べているサラからそっ、と視線を外す。
「王子と言えば、アコロ王子は弟のアポロ王子に何時も激高しているらしくってよ」
「まぁ、あんなに純真無垢な愛らしい弟王子様に激高するなんて人の心がないのかしら」
「無理矢理にネギを**しようとしたそうですわよ」
「実の弟に!信じられませんわ!?」
「しかも何人もの屈強な男に無理やりアポロ様を押さえつけさせたそうよ」
「あんな無垢な子供に…さぞ恐ろしかったでしょうね……」
(弟王子君は加護があるから多分話の中で立場が逆転してるわね。噂に尾鰭や背鰭どころか牙と角と翼が生えてきてるみたいね)
クイ、とカップを傾けてバニラシェイクを飲む。
白くて濃厚。
とても美味しい。
ナナ的にはもっと苦みがあっても美味しく飲めるのだが。
「神殿と言えば司教様、御付きの神官とふしだらな行為をなさっているとか」
「山芋を**に**して神官に****を****しているそうですわよ」
「いやぁぁ、あのでっぷり肥えた壮年の司教様が若い神官にそんな事を!?」
「あとはゴーヤで**を****しているとか」
(神殿、終わってるわね。サキュバスの私より乱れてるわよ…)
目の前でサラがバナナを頬張っている。
(うん、全然エロくないわ!ここまで色気が無いのも流石ねサラちゃん♡仕込み甲斐があるわ♡)
女の子とバナナの組み合わせ何て、誰が食べても多少は卑猥な絵になりそうなのに、サラはもりもりバナナを食べている。
女子と言うよりサル山のサルに近い。
いや、セブン風に言うなら”サルに失礼だ”と言ったところか。
他にも上流階級の噂話が聞こえてくる。
人の婚約者に粉をかけて、男をとっかえひっかえしている公爵家の令嬢が、夜会のダンス中に野良クワガタに尻を挟まれたらしいとか。
奴隷禁止法の法の裏を掻い潜って、奴隷を買っていた男爵がサソリに一物を刺されて切り落とすことになったそうだとか。
ちなみに毒が全身に回らない様にするための最善の処置であったらしい。
セブンの診療所に来ていれば切り落とされなくても済んだだろう。
中心街の医師の腕はたいして良く無さそうだ。
脱税をしていた伯爵家がついに悪事がバレて爵位を取り上げられて鉱山行きになったとか。
婦女子暴行を繰り返していた子爵が隣国の男色の男に捕らえられて、現在性奴隷になったとか。
(碌なもんじゃないわね~この国の貴族も)
目の前のサラはケーキの2週目に入った。
良くぞこの女の噂話の巣窟で無邪気に甘味を楽しめるものだ。
塩味で味変もしていないのに、延々と甘味を食べれるサラにナナは拍手すら送りたい気分だ。
(平民街にも一応ケーキバイキングの店あるのに、わざわざ中心街の高級なお店を選んだのはこう言う話を聞いて来い、ということかしらね?何だかんだ言ってドクターもこの国の行く末が気になるのかしら…?)
「ナナさん!ソフトクリーム、あったです。2つ作ったから、一緒に食べましょう、です♪」
少々いびつな形のソフトクリームが2つサラの手に握れていた。
ナナはお礼を言ってソフトクリームを受け取るとクリームに舌を伸ばす。
レロリ、とクリームを舐めていると周りの淑女たちが頬を赤くしながらナナを凝視していた。
サキュバスのナナは女性体でも女もいけるし、男体になることもできる。
なんなら、ふたなりさえ可能だ。
同性の女であってもナナの色気に当てられるものは多い。
「ナナさん、ソフトクリーム美味しい、ですね!」
口の周りをクリームでベタベタにしながらサラが無邪気に笑っている。
「やっぱり獲物は苦労してこそ美味しく頂けるってものよね♡」
「よく分からないけど、ご飯が美味しいのは良い事、ですよね!」
「うふふ、サラちゃんは仕込み甲斐がありそうね♡」
「私、料理の見込み、ありますか?」
「えぇ、料理のし甲斐がありそうよ♡たーっぷり時間かけてお料理すると最高のご馳走になりそう♡」
「ナナさんのお墨付き、頂きました。明日からも自炊、頑張るです」
「うんうん、頑張ってね♡」
えへへ~と笑いながらサラは口の周りのソフトクリームを舌で舐め取る。
(うん、本っ当に色気が無くて逆に萌えるわ♡)
エロナースのエロナースがエロナースしないよう、是非ともセブン医師には目を光らせていて欲しいものである。
サラの純潔の為にも……。
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ケーキバイキング編・完
ナナが主役の回でした(*´▽`*)
応援ありがとうございます!
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