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《番外》ミキティアside R-18

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※百合要素あり


 ミキティアはサラが神殿から去ってから、神殿で1番豪華な部屋をアコロ王子と司教から与えられていた。
 王都を守る結界の祈りは、祈りの間で数分すればよいとアコロ王子から言われている。
 当然だ。
 法術が使えるミキティアは自分の方がサラより優れている自覚がある。
 スラムの孤児上がりの聖女なんて話にもならない。
 
 誰も知覚出来ない結界だ。
 どうせ祈るふりをしてぼーっとしていたのであろう。
 聖女の座に固執しているためか、聞く限り2時間以上は朝から祈りを行っていたらしいが。

 よほど聖女の座を手放したくなかったのだろう。
 それも当然だとミキティアは思う。

 豪勢な食事に豪華な部屋。
 毎日の服の脱ぎ着、入浴の際に体を流すのでさえ下位シスターが行ってくれる。
 肉や魚だって食べ放題だ。
 これなら2時間祈るくらいで、この贅沢が手に入れれるなら必死にもなるだろう。

 実際のサラは窓のない狭い部屋で、藁のベッドで寝ていたのだが。
 そして食事は蒸かし芋と塩スープ(しかも冷えている)のみだ。
 入浴なんて10日に10分しか許されなかった。
 更には使うものは灰汁。
 石鹸なんて使わせて貰えない。

 それでもサラが聖女の座から逃げなかったのは、ひとえに自分に人を守る力があったからだ。
 人を幸せに出来るなら、多少自分は辛くても構わない。
 雨風が凌げて飢えないだけでもスラムよりマシだ。

 サラとミキティアはまさに対極な存在だった。

 だがミキティアにも不満はある。
 それは性欲を解消するする相手がアコロ王子しか居ない事だ。
 正直ミキティアは性欲が強い。
 処女を捨てたのも早ければ、寝た男の人数もそこいらの淑女とは桁違いだ。

 正直、娼館で務めるのが1番ミキティアには性に合っていただろう。
 だが伯爵令嬢と言う立場がソレを許さなかった。
 だからミキティアは無数の男たちと遊びながらも、自分が1番楽しく生きれる相手を探した。
 そして見つけたのがアコロ王子だ。

 経験のないアコロ王子を誑し込むのは簡単だった。
 わざと月の物が始まった日を利用して、処女であると信じ込ませた。

 手練れのミキティアの技にアコロ王子は骨抜きにされた。
 夢で神託を受けて聖女に選ばれたと告げれば、アコロ王子は信じ切ってサラを神殿から追放した。
 後は数年聖女の仕事をして、新たな聖女が現れたら王となるアコロ王子と婚姻すればよい。
 
 伯爵令嬢では王の妃を務めるのに不足だが”元聖女”なら咎める者は居ないだろう。

 ミキティアの計画通り事は進んだ。
 
 だが1つだけ問題があった。
 アコロ王子の王子は子供のように小さかった。
 そして真性の皮かむりであった。
 小さく細く柔らかい。
 その上、皮で包まれている為に中の恥垢がプンッ、と鼻に付く。
 おまけに秒速の早漏だった。

 そんなもので満足できるほどミキティアの女は初心では無いのだ。
 前も後ろも開発済みだ。
 アコロ王子の王子では後ろででも小さすぎる位だ。

 仕方なしにミキティアは毎夜ディルドゥで己を慰める。
 だが膣だけの刺激にはもう飽きた。
 相手が欲しくて仕方がない。
 しかし選ぶ相手は慎重にせねばならない。
 聖女が淫乱などと噂が立っては困るのだ。

 そこでミキティアは下位のシスターに目を付けた。

 :::

「あぁっ、聖女様っ♡」

「そうよ、私が舐めた通りに私を舐めるのよ」

「あん、こうですか?」

「はぁっ、いいわぁ♡もっとそこの突起を舌で転がして♡」

「ああぁん♡女同士だから、コレは神様を裏切って、ないのですねぇ♡」

「そう、女同士だから大丈夫よぉっ♡」

 69でお互いを舐め合う少女達。
 好色家なら垂涎ものだろう。

「じゃぁ何時もの付けるわね♡」

 ミキティアが両方の端にカリが付いているディルドゥを、己の女性器へと挿し込んだ。
 そして反対側をシスターの少女の女性器へ埋めていく。

「あぁぁあぁぁあぁっ♡♡♡」

「動くわよ♡」

 ズチュ
 ズッズッ
 ズンッ

「あぁぁんっ♡♡」

 ミキティアの腰の律動に合わせてシスターが鳴き声を上げる。

「あぁん、もう足りないのぉ♡」

「えっ?」

 ズン!
 ズン!
 ズン!

「ちょ、あっ!」

 ズチュ!
 ズチュ!
 ズチュ!

「んああああああああっ♡」

 夢中に腰を振るシスターにミキティアは気持ち良い所を責め立てられる。

「そこ!そこよ!あん、イイ、いっぃ―――――っ!!」

 ギュギュッ!!

「ひいいいいいいいいいいい!!!」

「んひゃぁぁあぁああぁぁっ!!!」

 あまりの激しさにミキティアとシスターの膣が痙攣を起こした。
 どんなに引っ張ってもディルドゥが抜けない。

 ダダダダダダダダッ!!

 ミキティアの部屋に人が駆けつけて来る足音が近づいて来た。

「大丈夫ですか聖女様!」

「いやぁぁ、見ないでぇ―――――っ!!」

「なっ!」

「聖女様が女同士で!?」

「凄い本物の2輪挿しだ!」

「あんなに濡れ濡れでなんてはしたない!!」

 神殿の兵士が目をらんらんとさせてミキティアとシスターを見ている。

「出て行きなさい!ここは神聖な聖女の部屋よ!」

 精一杯の気迫を込めてミキティアは言い放つ。
 だが格好のせいでソコに気迫など存在しなかった。

「聖女様も女同士よりこっちの肉棒の方が良いんじゃないか?」

 ボロン

 1人の兵士がズボンの前を寛げそそり立つ肉棒を晒した。

 ボロン
 ボロン
 ボロン

 1人、また1人と男たちが肉棒を露にしていく。

「聖女様が淫乱だなんて誰にも知られたくないよな?でも俺たちも仲良くしてくれるなら口は紡ぐぜ」

 はぁはぁと息の荒い男がミキティアと距離を縮める。
 そしてベッドに乗り上げた男はミキティアの顔に肉棒を突き出した。

「これから末永く仲良くしようぜ聖女様♪」

 性女ミキティアが生まれた日の出来事であった。

 :::

「お肉、お肉おいひい!!」

「シッカリ噛んで喰え!味わえ!肉ばかりじゃなくて野菜も喰らえ!」

 言いながらもセブンはサラの器に焼けた肉と野菜を置いて行く。

「この部位は米と合うぞ、存分に味わえ!食後はデザートを頼むからその分は別腹を空けておけ!」

「はいぃぃぃドクター!!!ウッウッ、おいひい…」

 目出度く診療所に就職が決まったサラは、セブンに歓迎会だと焼肉屋に連行された。
 そこで食べた肉の美味しさ!
 タレも良いがレモン汁も良い!
 そして米に合う!!
 
 泣きながらサラは初めての焼き肉を味わうのだった。

「何だかんだ言ってドクターって子供に甘いのよねぇ」

 ビールを飲みながらナナはクスクス笑いながら2人のやり取りを眺めていた。


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 あれ、淫乱性女にとってはむしろご褒美だった!?
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