249 / 279
その後
過去への旅客24
しおりを挟む
「ミケちゃん、て、ドラゴンだったんですね………」
「あ~ちゃうちゃう、あくまで猫やで。ウチやユラ姉ちゃんが普通の人間から古代種になったみたいに、ミケちゃんはドラゴンに変身できる古代種(猫)になったんや。だから分類的には猫やで~」
と言う事はミケちゃんて数億歳なんですよね?
私すっかり普通の魔国猫ちゃんだと思っていたので思い切り猫吸いしてました。
良かったです。
ミケちゃんがドラゴンだったら私はドラゴン吸い(*´Д`)ハァハァ♡する変態さんになるところでした。猫ちゃんなら問題ないですよね?
何となくエントさんから冷たい視線を感じるのは見えない見えない………。
ミケちゃんの尻尾がそ、とミヤハルさんの前に差し出されます。
そこに皆で乗ると、ミケちゃんはゆっくり丁寧に背中まで皆を運んでくれました。
ミケちゃん!出来る猫です!!
それにしても確かにドラゴンにしては肌が柔らかくて弾力があります。猫ちゃんとしての要素も残っているんですね。
じゃぁ、匂いはどうなんでしょう?
やっぱり猫ちゃんの匂いなのか、ドラゴンぽい匂いなのか?
あ~気になります!
ミケちゃん、猫吸いならぬドラゴン吸いしても怒らないでしょうか!?
エントさんの冷たい(以下略…
今回は諦めましょう。
チビ魔王抱っこしてますからね。
今度こっそりドラゴン(もどき)吸いさせて貰いましょう。
ミケちゃんは温和だから頼み込んだらきっとこっそりさせてくれることでしょう。
「ヒガンちゃん、本物のドラゴン吸わんと匂いの種類の判別がつかんのちゃう?」
「そうですよね、では何処かで大人しいドラゴンを1度ドラゴン吸いしておかなければならないで、す………私、声に出してましたか………?」
「ばっちり皆に聞こえ取ったんよヒガンのおねーさん♫」
ニッコリ笑うオウマさんの笑顔が眩しい。そしてエントさんの(以下略…
「まぁミケはドラゴン姿でも匂いは猫ちゃんやで。ドラゴンはもう少し香ばしい匂いやからなぁ」
「ミヤハルさんドラゴン吸いの経験ありです!?」
「おん、背中がより匂いが強くて腹側はマイルドやで。後腹側は鱗に覆われてへんから結構柔らかくて弾力もあるで」
「何でドラゴン吸いの経験が…?」
いや、私もしてみようか思いましたけどね?
「え、だってミケがドラゴンもどきになってんもん。匂いの違い気になるやんか」
ニコッ、とミヤハルさんが微笑んでくれました。
絶世の美少女の笑顔プライスレス。
そしてソレに向けられるエントさんの熱い眼差し…エントさん、ミヤハルさんと私とで態度の高低差が酷くないですか!まぁ2000年後にはエントさんは益々ミヤハルさんフリークになってるんですけどね。
でも3歳にしてあの熱い眼差しをおくるエントさん、精神年齢高すぎです。
そしてスヤスヤと私に抱っこされながらこんな喧しい状況でも熟睡してるチビ魔王。
天使!!
この天使(未来の魔王だけど)が動物園でどんなに喜んでくれるか想像すると、今から私もウキウキしてくるのでした。
「あ~ちゃうちゃう、あくまで猫やで。ウチやユラ姉ちゃんが普通の人間から古代種になったみたいに、ミケちゃんはドラゴンに変身できる古代種(猫)になったんや。だから分類的には猫やで~」
と言う事はミケちゃんて数億歳なんですよね?
私すっかり普通の魔国猫ちゃんだと思っていたので思い切り猫吸いしてました。
良かったです。
ミケちゃんがドラゴンだったら私はドラゴン吸い(*´Д`)ハァハァ♡する変態さんになるところでした。猫ちゃんなら問題ないですよね?
何となくエントさんから冷たい視線を感じるのは見えない見えない………。
ミケちゃんの尻尾がそ、とミヤハルさんの前に差し出されます。
そこに皆で乗ると、ミケちゃんはゆっくり丁寧に背中まで皆を運んでくれました。
ミケちゃん!出来る猫です!!
それにしても確かにドラゴンにしては肌が柔らかくて弾力があります。猫ちゃんとしての要素も残っているんですね。
じゃぁ、匂いはどうなんでしょう?
やっぱり猫ちゃんの匂いなのか、ドラゴンぽい匂いなのか?
あ~気になります!
ミケちゃん、猫吸いならぬドラゴン吸いしても怒らないでしょうか!?
エントさんの冷たい(以下略…
今回は諦めましょう。
チビ魔王抱っこしてますからね。
今度こっそりドラゴン(もどき)吸いさせて貰いましょう。
ミケちゃんは温和だから頼み込んだらきっとこっそりさせてくれることでしょう。
「ヒガンちゃん、本物のドラゴン吸わんと匂いの種類の判別がつかんのちゃう?」
「そうですよね、では何処かで大人しいドラゴンを1度ドラゴン吸いしておかなければならないで、す………私、声に出してましたか………?」
「ばっちり皆に聞こえ取ったんよヒガンのおねーさん♫」
ニッコリ笑うオウマさんの笑顔が眩しい。そしてエントさんの(以下略…
「まぁミケはドラゴン姿でも匂いは猫ちゃんやで。ドラゴンはもう少し香ばしい匂いやからなぁ」
「ミヤハルさんドラゴン吸いの経験ありです!?」
「おん、背中がより匂いが強くて腹側はマイルドやで。後腹側は鱗に覆われてへんから結構柔らかくて弾力もあるで」
「何でドラゴン吸いの経験が…?」
いや、私もしてみようか思いましたけどね?
「え、だってミケがドラゴンもどきになってんもん。匂いの違い気になるやんか」
ニコッ、とミヤハルさんが微笑んでくれました。
絶世の美少女の笑顔プライスレス。
そしてソレに向けられるエントさんの熱い眼差し…エントさん、ミヤハルさんと私とで態度の高低差が酷くないですか!まぁ2000年後にはエントさんは益々ミヤハルさんフリークになってるんですけどね。
でも3歳にしてあの熱い眼差しをおくるエントさん、精神年齢高すぎです。
そしてスヤスヤと私に抱っこされながらこんな喧しい状況でも熟睡してるチビ魔王。
天使!!
この天使(未来の魔王だけど)が動物園でどんなに喜んでくれるか想像すると、今から私もウキウキしてくるのでした。
40
お気に入りに追加
3,965
あなたにおすすめの小説
貴方を捨てるのにこれ以上の理由が必要ですか?
蓮実 アラタ
恋愛
「リズが俺の子を身ごもった」
ある日、夫であるレンヴォルトにそう告げられたリディス。
リズは彼女の一番の親友で、その親友と夫が関係を持っていたことも十分ショックだったが、レンヴォルトはさらに衝撃的な言葉を放つ。
「できれば子どもを産ませて、引き取りたい」
結婚して五年、二人の間に子どもは生まれておらず、伯爵家当主であるレンヴォルトにはいずれ後継者が必要だった。
愛していた相手から裏切り同然の仕打ちを受けたリディスはこの瞬間からレンヴォルトとの離縁を決意。
これからは自分の幸せのために生きると決意した。
そんなリディスの元に隣国からの使者が訪れる。
「迎えに来たよ、リディス」
交わされた幼い日の約束を果たしに来たという幼馴染のユルドは隣国で騎士になっていた。
裏切られ傷ついたリディスが幼馴染の騎士に溺愛されていくまでのお話。
※完結まで書いた短編集消化のための投稿。
小説家になろう様にも掲載しています。アルファポリス先行。
そろそろ前世は忘れませんか。旦那様?
氷雨そら
恋愛
結婚式で私のベールをめくった瞬間、旦那様は固まった。たぶん、旦那様は記憶を取り戻してしまったのだ。前世の私の名前を呼んでしまったのがその証拠。
そしておそらく旦那様は理解した。
私が前世にこっぴどく裏切った旦那様の幼馴染だってこと。
――――でも、それだって理由はある。
前世、旦那様は15歳のあの日、魔力の才能を開花した。そして私が開花したのは、相手の魔力を奪う魔眼だった。
しかも、その魔眼を今世まで持ち越しで受け継いでしまっている。
「どれだけ俺を弄んだら気が済むの」とか「悪い女」という癖に、旦那様は私を離してくれない。
そして二人で眠った次の朝から、なぜかかつての幼馴染のように、冷酷だった旦那様は豹変した。私を溺愛する人間へと。
お願い旦那様。もう前世のことは忘れてください!
かつての幼馴染は、今度こそ絶対幸せになる。そんな幼馴染推しによる幼馴染推しのための物語。
小説家になろうにも掲載しています。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
病弱な幼馴染と婚約者の目の前で私は攫われました。
鍋
恋愛
フィオナ・ローレラは、ローレラ伯爵家の長女。
キリアン・ライアット侯爵令息と婚約中。
けれど、夜会ではいつもキリアンは美しく儚げな女性をエスコートし、仲睦まじくダンスを踊っている。キリアンがエスコートしている女性の名はセレニティー・トマンティノ伯爵令嬢。
セレニティーとキリアンとフィオナは幼馴染。
キリアンはセレニティーが好きだったが、セレニティーは病弱で婚約出来ず、キリアンの両親は健康なフィオナを婚約者に選んだ。
『ごめん。セレニティーの身体が心配だから……。』
キリアンはそう言って、夜会ではいつもセレニティーをエスコートしていた。
そんなある日、フィオナはキリアンとセレニティーが濃厚な口づけを交わしているのを目撃してしまう。
※ゆるふわ設定
※ご都合主義
※一話の長さがバラバラになりがち。
※お人好しヒロインと俺様ヒーローです。
※感想欄ネタバレ配慮ないのでお気をつけくださいませ。
自業自得って言葉、知ってますか? 私をいじめていたのはあなたですよね?
長岡更紗
恋愛
庶民聖女の私をいじめてくる、貴族聖女のニコレット。
王子の婚約者を決める舞踏会に出ると、
「卑しい庶民聖女ね。王子妃になりたいがためにそのドレスも盗んできたそうじゃないの」
あることないこと言われて、我慢の限界!
絶対にあなたなんかに王子様は渡さない!
これは一生懸命生きる人が報われ、悪さをする人は報いを受ける、勧善懲悪のシンデレラストーリー!
*旧タイトルは『灰かぶり聖女は冷徹王子のお気に入り 〜自業自得って言葉、知ってますか? 私をいじめていたのは公爵令嬢、あなたですよ〜』です。
*小説家になろうでも掲載しています。
絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。
偽物と断罪された令嬢が精霊に溺愛されていたら
影茸
恋愛
公爵令嬢マレシアは偽聖女として、一方的に断罪された。
あらゆる罪を着せられ、一切の弁明も許されずに。
けれど、断罪したもの達は知らない。
彼女は偽物であれ、無力ではなく。
──彼女こそ真の聖女と、多くのものが認めていたことを。
(書きたいネタが出てきてしまったゆえの、衝動的短編です)
(少しだけタイトル変えました)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる