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その後
過去への旅客23
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さぁ今日は動物園日帰り旅行です!
動物園は魔国でも辺境の場所にあるそうです。
何故かと言うと、好戦的な魔族の魔力に当てられて敏感な動物さんが怯える事があるかららしいです。
私は此方に来てから好戦的な魔族さんとは会ってないので今一ピンとこないのですが。
「何でこんな場所に、て感じやなぁ」
「ミヤハルさん、分かっちゃいました?」
「多分ヒガンちゃんが居る魔国は良い魔王が統治してるんやろうな。好戦的な魔族を見た事ないんやろ?今の魔王は少々物事を乱暴にとらえるからなぁ…年々酷くなるし、ほんまそろそろ新しい魔王に世代交代を考えんとあかんなぁ………」
成程、私の魔王が魔王になったのはそう言う経緯だった訳ですね。でも魔王は20歳で魔王になったと言っていたので後20年程で魔国が変化を起こしだすと言う事ですね。
何だか私も鼻が高いです。
私の魔王はやっぱり凄い人です!
尊敬に値する人です!
愛しちゃうのも仕方がないくらい私の魔王は素敵な人なのですね。
「嬉しそうやなぁヒガンちゃん」
「え、と~はい!嬉しいです!」
「そかそかそれは良かったなぁ」
ミヤハルさん子供の外見なのにこういう時凄く大人に見えます。
まぁ数億年生きてるので中身はれっきとした大人ですからね。
その割にミヤハルさんと同じくらい、というか10年長く生きているユラさんが今でも子供みたいなのは何故なんでしょうか………いえ、考えるのを止めましょう。
ユラさんは素敵な方です。
楽しい事もいっぱい教えてくれます。
決して「駄目な大人なのでは?」なんて思ってはいけません!!
「ミヤハル様~ミケも用意できたんよ~」
可愛らしいボーイソプラノが響きます。
本当声まで可愛いですねチビオウマさん。
「行こかヒガンちゃん」
「はい!」
そして私たちは庭の方に集まりました。
荷物持ちはオウマさんとエントさんの当番です。
オウマさんはともかくなぜ3歳のエントさんが?と思われるかもしれませんが、エントさんがこの中で唯一【収納】の魔術を使えるからです。
なので重いものはエントさんに【収納】して貰って、赤ちゃん魔王によく使うモノで軽い物なんかをオウマさんがリュックに背負っています。
「あ、オウマさん。荷物持ちとシックスリー君を抱っこを兼任するのはしんどいでしょう?私、シックスリー君を抱っこしますよ?」
「いいんね?ヒガンのおねーさんにそれじゃぁお願いしようかなん。ミヤハル様良いかなん?」
「ちゃんと落とさんように抱っこ紐使うんやで」
「分かりましたミヤハルさん」
こうして抱っこ紐を使ってチビ魔王を抱っこします。
紐があると確かに楽ですね。
考えた人偉いです。
ソレに何時でもチビ魔王の匂いを堪能できます♡
………
………………
………………………………
エントさんの冷たい眼差しは気付いてないふりをしましょう………(;^ω^)
「じゃぁミケちゃん宜しくなんね~」
「にゃぁ~ん」
庭の中央に三毛猫のミケちゃんです。
ミヤハルさんの愛猫です。
三毛猫ですが雄です。
三毛猫で雄は珍しいらしいです。何でも生まれる確率が物凄く低いのだとか。
そのミケちゃんにお願いとは何でしょう?
動物園に行くんですよね?
ゴォォォォォォォォォォォッ
ミケちゃんから物凄い疾風が舞いあがりました。
え、え、何ですか!?
「クォォォォォォォォォンッ!」
風が止んだその中央に居たのはミケ柄の大きなドラゴンなのでした。
動物園は魔国でも辺境の場所にあるそうです。
何故かと言うと、好戦的な魔族の魔力に当てられて敏感な動物さんが怯える事があるかららしいです。
私は此方に来てから好戦的な魔族さんとは会ってないので今一ピンとこないのですが。
「何でこんな場所に、て感じやなぁ」
「ミヤハルさん、分かっちゃいました?」
「多分ヒガンちゃんが居る魔国は良い魔王が統治してるんやろうな。好戦的な魔族を見た事ないんやろ?今の魔王は少々物事を乱暴にとらえるからなぁ…年々酷くなるし、ほんまそろそろ新しい魔王に世代交代を考えんとあかんなぁ………」
成程、私の魔王が魔王になったのはそう言う経緯だった訳ですね。でも魔王は20歳で魔王になったと言っていたので後20年程で魔国が変化を起こしだすと言う事ですね。
何だか私も鼻が高いです。
私の魔王はやっぱり凄い人です!
尊敬に値する人です!
愛しちゃうのも仕方がないくらい私の魔王は素敵な人なのですね。
「嬉しそうやなぁヒガンちゃん」
「え、と~はい!嬉しいです!」
「そかそかそれは良かったなぁ」
ミヤハルさん子供の外見なのにこういう時凄く大人に見えます。
まぁ数億年生きてるので中身はれっきとした大人ですからね。
その割にミヤハルさんと同じくらい、というか10年長く生きているユラさんが今でも子供みたいなのは何故なんでしょうか………いえ、考えるのを止めましょう。
ユラさんは素敵な方です。
楽しい事もいっぱい教えてくれます。
決して「駄目な大人なのでは?」なんて思ってはいけません!!
「ミヤハル様~ミケも用意できたんよ~」
可愛らしいボーイソプラノが響きます。
本当声まで可愛いですねチビオウマさん。
「行こかヒガンちゃん」
「はい!」
そして私たちは庭の方に集まりました。
荷物持ちはオウマさんとエントさんの当番です。
オウマさんはともかくなぜ3歳のエントさんが?と思われるかもしれませんが、エントさんがこの中で唯一【収納】の魔術を使えるからです。
なので重いものはエントさんに【収納】して貰って、赤ちゃん魔王によく使うモノで軽い物なんかをオウマさんがリュックに背負っています。
「あ、オウマさん。荷物持ちとシックスリー君を抱っこを兼任するのはしんどいでしょう?私、シックスリー君を抱っこしますよ?」
「いいんね?ヒガンのおねーさんにそれじゃぁお願いしようかなん。ミヤハル様良いかなん?」
「ちゃんと落とさんように抱っこ紐使うんやで」
「分かりましたミヤハルさん」
こうして抱っこ紐を使ってチビ魔王を抱っこします。
紐があると確かに楽ですね。
考えた人偉いです。
ソレに何時でもチビ魔王の匂いを堪能できます♡
………
………………
………………………………
エントさんの冷たい眼差しは気付いてないふりをしましょう………(;^ω^)
「じゃぁミケちゃん宜しくなんね~」
「にゃぁ~ん」
庭の中央に三毛猫のミケちゃんです。
ミヤハルさんの愛猫です。
三毛猫ですが雄です。
三毛猫で雄は珍しいらしいです。何でも生まれる確率が物凄く低いのだとか。
そのミケちゃんにお願いとは何でしょう?
動物園に行くんですよね?
ゴォォォォォォォォォォォッ
ミケちゃんから物凄い疾風が舞いあがりました。
え、え、何ですか!?
「クォォォォォォォォォンッ!」
風が止んだその中央に居たのはミケ柄の大きなドラゴンなのでした。
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