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小話・季節ネタなど(後書き手の呟きとか)
遅くなったけど黒い日
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毎年4月14日はブラックデー!
有名な2月14日のバレンタインデー、3月14日のホワイトデー。
それ以外に、4月14日のブラックデーという記念日がある。
ブラックデーは、黒いソースがかかった「チャジャンミョン(韓国風ジャージャー麺)」を食べる日でである。
ただし!このチャジャンミョンは誰もが食べるというわけではない、特別なメニューなのだ。
果たしてその条件とは?!
チャジャンミョンとは?
韓国中華の代表格とも言えるチャジャンミョン。
庶民に愛されるメニューのひとつで、韓国ドラマや映画などでもよく登場する。
豚肉と玉ねぎを、チュンジャンと呼ばれる黒い味噌で炒め、水溶き片栗粉でとろみをつけたソースを麺にかけてできあがり。
ソースと麺を箸でかき混ぜながら絡めて食べる。
豚肉と玉ねぎのみのシンプルなチャジャンミョンから、イカ、エビ、貝などが入った三鮮(サムソン)チャジャン、ひき肉が入った肉泥(ユニ)チャジャン、ソースと麺が混ざって出て来る平皿(チェンバン)チャジャンなど、種類も豊富だ。
バレンタインデー、ホワイトデーと恋人達のイベントが続くが、この期間に恋人ができず一人寂しく過ごした人、そして4月14日になってもまだ恋人がいない人のために、ブラックデーは存在する。
暗~く重たい気持ちを「黒」という色に例え、さみしい気持ちを吹っ飛ばすよう、真っ黒い食べ物であるチャジャンミョンを食べようというユーモアが、そこには秘められているとか。
神話時代ではブラックデーの当日になると、バレンタインデーやホワイトデーのときに寂しい思いをした人たちが集まり、チャジャンミョンを食べる姿を見かけたらしい。
「それでユラさんが黒い服で黒い麺食べてるんですか?」
「本来なら毎年オウマもおってんけどな。今年は恋人が出来たから付き合って貰われへんかったらしいわ。それで余計に悲しいんやね」
「だからユラさん泣いてるんですね」
「そう言う訳で折角遊びに来てくれたけど今日は無理なんよごめんなぁリコリスちゃん。リア充のリコリスちゃん見たらユラ姉ちゃんの涙腺が崩壊しかねへんから」
「リア充…へへ、私リア充ですかぁ~」
「背中に花咲かせて見事なリア充やと思うで。バレンタインデーもホワイトデーも魔王と楽しく過ごしたんやろ?」
「それは、(∀`*ゞ)エヘヘ」
「うん、リア充の姿見せずに帰ってあげてんか」
「はい、また来ますね。良いですか?」
「今日が特例や。何時でも遊びに来てええんやで」
ミヤハルがリコリスの頭を撫でる。
リコリスの方が子供に見えるが年齢は数億歳上だ。
包容力がミヤハルの方があるのは仕方ない。
「ミヤハルちゃん~お代わり~(ノД`)シクシク」
「はいはい~と。それじゃぁなリコリスちゃん」
「はい、また元気なユラさんがいる時遊びに来ます」
そしてその夜チャジャンミョンの食べ過ぎでトイレの住民になるユラの姿があったとか。
元気に生きろユラ。
あと数万年後ちゃんと番が出来るまで………。
有名な2月14日のバレンタインデー、3月14日のホワイトデー。
それ以外に、4月14日のブラックデーという記念日がある。
ブラックデーは、黒いソースがかかった「チャジャンミョン(韓国風ジャージャー麺)」を食べる日でである。
ただし!このチャジャンミョンは誰もが食べるというわけではない、特別なメニューなのだ。
果たしてその条件とは?!
チャジャンミョンとは?
韓国中華の代表格とも言えるチャジャンミョン。
庶民に愛されるメニューのひとつで、韓国ドラマや映画などでもよく登場する。
豚肉と玉ねぎを、チュンジャンと呼ばれる黒い味噌で炒め、水溶き片栗粉でとろみをつけたソースを麺にかけてできあがり。
ソースと麺を箸でかき混ぜながら絡めて食べる。
豚肉と玉ねぎのみのシンプルなチャジャンミョンから、イカ、エビ、貝などが入った三鮮(サムソン)チャジャン、ひき肉が入った肉泥(ユニ)チャジャン、ソースと麺が混ざって出て来る平皿(チェンバン)チャジャンなど、種類も豊富だ。
バレンタインデー、ホワイトデーと恋人達のイベントが続くが、この期間に恋人ができず一人寂しく過ごした人、そして4月14日になってもまだ恋人がいない人のために、ブラックデーは存在する。
暗~く重たい気持ちを「黒」という色に例え、さみしい気持ちを吹っ飛ばすよう、真っ黒い食べ物であるチャジャンミョンを食べようというユーモアが、そこには秘められているとか。
神話時代ではブラックデーの当日になると、バレンタインデーやホワイトデーのときに寂しい思いをした人たちが集まり、チャジャンミョンを食べる姿を見かけたらしい。
「それでユラさんが黒い服で黒い麺食べてるんですか?」
「本来なら毎年オウマもおってんけどな。今年は恋人が出来たから付き合って貰われへんかったらしいわ。それで余計に悲しいんやね」
「だからユラさん泣いてるんですね」
「そう言う訳で折角遊びに来てくれたけど今日は無理なんよごめんなぁリコリスちゃん。リア充のリコリスちゃん見たらユラ姉ちゃんの涙腺が崩壊しかねへんから」
「リア充…へへ、私リア充ですかぁ~」
「背中に花咲かせて見事なリア充やと思うで。バレンタインデーもホワイトデーも魔王と楽しく過ごしたんやろ?」
「それは、(∀`*ゞ)エヘヘ」
「うん、リア充の姿見せずに帰ってあげてんか」
「はい、また来ますね。良いですか?」
「今日が特例や。何時でも遊びに来てええんやで」
ミヤハルがリコリスの頭を撫でる。
リコリスの方が子供に見えるが年齢は数億歳上だ。
包容力がミヤハルの方があるのは仕方ない。
「ミヤハルちゃん~お代わり~(ノД`)シクシク」
「はいはい~と。それじゃぁなリコリスちゃん」
「はい、また元気なユラさんがいる時遊びに来ます」
そしてその夜チャジャンミョンの食べ過ぎでトイレの住民になるユラの姿があったとか。
元気に生きろユラ。
あと数万年後ちゃんと番が出来るまで………。
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