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その後

過去への旅客

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 お久しぶりですリコリスです!
 今回は私が主役ですよ。
 チビ魔王リターンズを書き手が書く気がないようなので私自信が行動に移すことにしました。

 そしてご協力いただくのが古代種【時渡り】さんです。

「【時渡り】だ。久しいな、よろしく頼む」

 【時渡り】さんを見つけるのに苦労しました。
 魔王に言う訳にはいけないし。
 古代種のお2人に聞いたら話が大きくなりそうだし。
 古代種に連絡取れる相手何て限られてますし。

 でも私気付きました。
 ミヤハルさんとユラさんは無理でも【全知全能】さんなら何とか出来るんじゃないかと。
 だって【全知全能】ですよ?
 出来ない事の方が少ない筈です。
 その割にはユラさんに告白も出来てないみたいですけど。 
 能力があっても中身がヘタレだと役に立たないんですね。

 おっとついディスってしまいました。
 口が悪くなってる?
 誰かの影響ですかね?

 まぁ魔国に来てから昔ほど淑女をしてないです。
 これでも一応王妃候補だってんですけど、魔国では淑やかにしなくても良いので好きに生きております。
 魔王も私が元気にしてる方が良いと言ってくれますし(*ノωノ)

 そんな訳で【全知全能】さんを呼び出したいと思います。

「あ~このユラさんの水着写真誰に売ろうかな~」

 棒読みとかは気にしないで下さい。

「赤い女!私が言い値で買おう!」

 あ、釣れました。 
 本当にチョロいですね。

「お金は良いからお願いを1つ聞いてくれませんか?」

「何が願いだ赤い女?」

「【時渡り】さんを紹介して下さい」

「別にそれくらい構わんぞ?それだけで良いのか?」

「はい、それだけで良いです。あ、後【時渡り】さんが好きそうなものを教えてくれたら嬉しいです」

「あいつなら和菓子が好物だ」

 お小遣いは貯めこんでるし、高級和菓子を用意しようと思います。

「【復元】、何て破廉恥な…………」

 破廉恥て普通の水着写真ですよ?
 まぁビキニですけど。
 【全知全能】さんが鼻血を垂らさん勢いで顔を真っ赤にしています。
 数億年生きているのにこんなに初心で大丈夫でしょうか?
 ちょっと心配になりました。

「で、【時渡り】は紹介するがどうするんだ?」

「魔王をチビ化できないなら私が魔王がチビの頃に行こうと思いまして」

 鳴かぬなら鳴かせて見せようホトトギスです。
 向こうが来ないならこっちから攻めるのみ!
 ”武神”舐めないで下さいよ!!

「そのために私を呼んだのか?低俗な行動だな………」

 あ、【全知全能】さんが憐れみの眼で私を見ています。
 私そんなに可愛そうな生き物じゃないので、その目は止めて欲しいものです。

「じゃぁ【全知全能】さんはユラさんの子供時代に行けるなら行きたいと思いませか?」

「…………別に」

 絶対行きたい間じゃないですか今の。
 正直じゃないですね。
 まぁ仕事さえして貰えれば私は問題無いので。

 いざ過去への旅へレッツゴーです!!
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