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その後

与えてはいけない力をその女は手に入れた5

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「ひぃっ!」

「危ないD!!」

 どん、とDの身体が押された。
 Dに迫って来ていた触手が体をおした人物に絡みつく。

「団長!」

「だい、じょぶ………」

 触手はオウマの全身に絡みついた。
 Dは恐怖で動けない。
 まさか偵察でこんな攻撃を受けると思っていなかったのだ。
 それはDの経験不足から来るものだ。
 他の騎士なら己で避けれただろう。
 だがまだ騎士になって半年のDには、危機管理能力が備わってなかったのだ。

 そのせいで騎士団長であるオウマが触手に摑まる羽目になった。

「団長!すぐ助けます!!」

 Dはオウマを助けるべく触手に剣を向けた。
 だが触手はDの身体も拘束する。
 実力不足のDに触手の相手は無理が過ぎた。

「んぁっ………」

 オウマの口から小さな喘ぎ声が漏れた。
 それは甘さを含んでいる声であった。

「だん、ちょ、う…?」

「駄目、D見んといてぇ」

 オウマの顔が赤く火照っている。
 いや顔だけでない。
 見える肌全部が赤く火照っていた。

 よく見るとオウマを拘束している方の触手だけ粘液が見えた。
 Dを拘束している触手からは粘液は出ていない。

「んん、やぁ………」

 オウマが蕩けた顔で声を漏らす。
 その声はDの下半身を刺激した。

「あ、駄目ぇ…」

 触手はオウマの鎧と衣服の隙間から入っていき、オウマの素肌を蹂躙する。
 ぬめぬめと触手がオウマの身体を這いまわる。

 ビリィッ

 触手がオウマの下腿の衣類を引き裂いた。
 オウマの下半身が露わになる。
 男のシンボルが快楽に反応し、半勃ち状態であった。
 そのシンボルの先から先走りの雫が見える。

 ゴクリ、とDは唾を飲んだ。

「あぁ、D見んでぇ………」

 グイ
 ガバァッ

「ひぃぁっ!!」

 触手がオウマの下半身を持ち上げる。
 足をM字に開かされて、オウマは体を持ち上げられた。
 普段は隠れている秘孔が露わになる。

 そしてぬめりを帯びた触手は、オウマの秘孔へと先端を伸ばし、一気にその身体を貫いた。

「ああああああああっ♡」

 オウマが嬌声を上げる。
 触手はリズミカルにオウマの身体を揺さぶる。

「あんっ♡ダメぇ、D見ないでぇっ♡あっあっあっ、気持ち、良いぃ♡」

 嬌声を上げるオウマを凝視しながら、右腕だけ拘束が解かれていたDは、既にギンギンに立ち上がっていた己の雄のシンボルへと右手を伸ばすのであった。

 :::

 ブッシュゥゥッゥゥゥッゥゥゥウッ!!

 茂みから赤い噴水が出現した。
 いや、噴水ではなくユラの鼻血である。
 噴水のような勢いでユラは鼻血を吹き出した。
 余程D君の妄想がツボにはまったらしい。

 あぁ、良い年の淑女が見っとも無い…………。

「何だ何だ!?」

「赤い噴水!?」

「ユラ様が倒れているぞ!!」

 ダラダラと鼻血を流しているユラにオウマが近寄る。

「ユラ様、だいじょぶなん?」

 いえ、大丈夫じゃありません。

「あ、書き手久しぶりねん。ところでユラ様どしたん?」

 いえ、貴方には1番言い難いです。
 聞かないでくれますか?

「何か理由ありそうねん、ま、書き手が言うなら聞かないであげるねん」

 オウマ…こんな優しい子に皆あんな欲望を抱いているなんて………。
 御労しい(´Д⊂グスン

「何があったか知らんけんど泣かんでね書き手、アムカさん点心食べて元気だそね!」

 いえ、書き手は概念なので食事はとれないんですが、貴方が美味しそうに食べてる姿を見れるだけで満足です。
 存分にアムカの点心を食べて下さいな。

「そうなん?概念て色々規制あるんね、じゃぁ書き手は現実世界で美味しいもん食べてねん」

 はい、有難うございます。
 ところでソコの痴女の回収任せて良いですか?

「今衛生兵呼んでるよん。んじゃ、俺はアムカさんの所に行くねん。この騒ぎじゃもう訓練に身が入らんだろから今日はもう訓練終わりよん」

 それはお疲れ様です。
 では後は書庫でイチャイチャして下さいな。

「うん、そうねん」

 頬を赤く染めて恋する乙女ですねぇ。
 次はもうちょっとキュンキュンする話が書きたいものです。
 それではユラは衛生兵に任せて書き手もとんずらしましょう。
 
 次は可愛い話しを贈ることを願います(@^^)/~~~
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