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その後

与えてはいけない力をその女は手に入れた3

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「団長のお弁当美味そうですね」

「ん、愛情たっぷりの手作りだかんね♫」

「あ、やはり恋人が出来たんですか?」

「恋人?出来取らんよ?コレは俺の愛情がたっぷりの手作り弁当」

「え、じゃぁ何で宿舎から引っ越ししたんですか?」

「男臭いのは飽きたから。俺は可愛いものに囲まれたいんよ。だから今の俺の家可愛いんよ♪」

(良かった、団長は宿舎出て行ってしまうし、この頃可愛さに磨きがかかったから彼氏でも出来てないかと心配だったんだよな。あ~俺たちのアイドルが純潔奪われてなくて良かった―――――っ!!!)

 グッ、とBは拳を握りガッツポーズをした。

「何喜こんどるんね?それよりお弁当気に何るん?」

「あ、美味しそうだなぁと思います。団長料理も出来たんですね」

「ミヤハル様に鍛えられてんからねん。チビだった魔王と宰相育てるの大変だったんよ」

「団長は御二方の育ての親ですもんね」

「そ、だから家事と育児全般は得意なんよ俺♪」

(魔国結婚したい人物NO1はやはり凄いな)

 ただしアンケートは男のみに行ったものである。

「食べてみるん?」

「え、良いんですかっ!?」

「少しだけお裾分けなんよ。はい、あーん」

(あーん!団長のあーん!!尊い!!!)

 そしてパクリとBの口にミニハンバーグが入った。

「ウマッ!」

「ホント?」

「本当に美味いです!毎日団長のご飯食べたいくらいです!」

「食べたいんはご飯だけなん?俺は食べてみたくないん?」

「え?」

「俺、Bだった結婚しても良いんよ?」

 そう言ってオウマは妖しく微笑んだ。

 :::

「オウマ君!最高!エチチも良いけどキュンキュンアオハルも堪らないわ(;゚∀゚)=3ハァハァ」

 だから鼻血と涎…………。
 今のユラには何を言っても聞いてくれなさそうです。
 芝生が真っ赤に染まっていきます。
 この緑の芝生が真っ赤に染めつくされたころが妄想の終わりでしょうか?
 ユラの生命の終わりでもある気がします。
 主に出血多量で。

【悲報】まだ続きます(;^ω^)
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