皇太子から婚約破棄を言い渡されたので国の果ての塔で隠居生活を楽しもうと思っていたのですが…どうして私は魔王に口説かれているのでしょうか?

高井繭来

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その後

ヤンデルとグレテル4 ※BL風味 童話パロ

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「グレーテル様!この家すんごく美味しいんよ!」

 点心の家に齧り付くヘンゼル。
 警戒心と言うものが無いのであろうか?
 あったらしょっちゅう男に襲われそうになっていないか。
 ヘンゼルは男に襲われやすいのである。
 その度どこぞのイケオジに助けられている。
 ちなみに本人はその時事を知らない。
 知らないとは幸せなことである。

「ヘンゼル君が馬鹿で、お姉さんは嬉しいわ♡」

「何言ってるんグレーテル様?一応この話はヘンゼルが兄なんよ?」

「そうね、言い直すわ。ヘンゼルお兄さんが馬鹿でグレーテル今日も嬉しい美味しい♡」

「食べてないのに美味しいの分かるんの?」

「点心の家も美味しそうだけど、この後の出来事が私的に美味しいわ♡」

「良く分からんけど取り合えず俺、もう少し食べんね♬」

 パクパクパク

 あの細い腰の何処に入るのだろうと言う量がヘンゼルの胎内に入ります。
 おっと、うっかりパソコンが体内を胎内と1発変換しましたよ。
 パソコンにも腐臭て移るんですね。
 ちなみに我が家のノートパソコンは銀色なので名前は「レゴシ君」です
 白いプリンターを買ったら「ハルちゃん」と名付けたい思うております。
 出来ればブラウンのプリンターを見つけて「ルイ先輩」と名付けたいんですけどね。
 しかしケモナーには有難いアニメでしたよ『ビース〇ーズ』
 英語で書けないのでカタカナ表記ですが。
 天の声は10段階評価の成績表で英語で4を取る駄目な方な強者なのです。
 レゴシ君が勝手に英語表記してくれない時は基本カタカナです。
 お馬鹿さんなので許して下さいね。

 それにしてもヘンゼルは美味しそうに食べますね。
 口の周りに食べかすがついているのが、また庇護欲をそそります。
 それ以外をそそる方も居るのでしょうが。
 例えば点心の作り主とか点心の作り主とか!

「あ~ヘンゼル君、これは確実に食われるわね♡原作じゃ食べられないけど、このヘンゼルとグレーテルでは食べられるの決定よね♡」

 安心して下さいグレーテル。
 ヘンゼルは美味しく調理致します。
 今は母も寝ているのでR-18も書きたい放題ですよ!
 まぁそろそろ天の声が力尽きますが…_| ̄|○

「ちょっと!良いところなんだからもっと頑張ってよ!!」

 いやぁ、最近体調崩しておりまして。
 しんどすぎて死ぬかと思いましたよ一瞬。
 薬ガブガブ飲んでるので副作用(普段からあり)が酷くて遂にパトラッシュのお迎えが来たのかと。
 まぁ我が家は犬飼ってたことないのでお迎えは猫ちゃんでしょうが♡

「猫ちゃんでしょうが♡じゃないわよ!あのヘンゼルと言うネコをタチに美味しく提供するところまで粘りなさいよ!!」

 無茶言わないで下さいよグレテル。
 もう天の声も年なんで本気で体力無いんですよ。

「ちっ、使えないわね」

 自分で作ったキャラに罵倒されるってコレ何?

「おやおや、我が家を美味しそうに食べてる盗人がいるみたいだな」

 木の影から声がしました。
 腰に来るバリトンボイスです。

「ふわぁ、もしかしてお家の主さん?ゴメンナサイ、お腹空いてたから食べちゃった………」

 木の後ろから黒いローブのイケオジが出てきます。
 口角を釣り上げて、大変楽しそうな光を瞳に浮かべております。

「魔女さん?」

「魔男だよ」

「食べたん怒ってる?」

「食べ物は食べてなんぼだ、怒っては無いさ。だがそれなりの代償は払って貰わないとな」

「俺、森の奥に捨てられたからお金ないんよ……」

「だったら、食べた分は君の身体を美味しく頂戴するとしよう」

 魔男が色気を醸し出して微笑みました。

「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」

 グレーテルは拳を天に突き上げ、高くジャンプをしました。
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