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その後
騎士団長だって本気の恋をする【番外】
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突然だがオウマは両性具有だが基本的には男である。
所謂男ふたなりと言うやつだ。
だが女に飢えた雄の本能と言うものは凄いもので。
騎士団でのオウマの人気は凄いのだ。
本人は知らないけど。
「なぁ、最近団長可愛くないか………?」
1人の騎士がぽつりと呟いた。
ここ10日ほど、皆が思ったが口に出していなかったことだった。
「やっぱり、お前もそう思うか?」
「良かった~俺だけじゃなかったんだ!良かった~~~~っ!!」
「あの笑い方反則だよな!」
「あのほにゃ、とした笑い方!可愛いの化身か!!」
「食事の時に小さな口でモグモグしてるの可愛いよな!」
「俺のもモグモグ…いや、良いよなモグモグ!」
「団長しかカタン!!」
女に飢えている騎士たちは皆オウマの雌の部分に本能的に気付いている。
アムカが手を出さなくても、その内告白する輩くらい良そうな勢いだった。
それを今までさせなかったのは魔王・宰相の最強・最恐兄弟である。
何だかんだ言ってブラコンな魔王・宰相兄弟なのだ。
兄貴分のオウマに道を外させる気は微塵もなかったらしい。
もう手遅れだが。
因みにミヤハルは4キョウと呼ばれている。
最強で最恐で最狂で最凶である。
「んで、最近イイ匂いすんのよ」
「香水とかと違うのな!」
「石鹸の匂いとか最高」
「毎朝シャワー浴びてるみたいだよな」
「つーか団長て汗かくたびシャワー浴びて着替えてないか?」
「綺麗好き、んでいい匂い、たまらん」
「でも俺、団長の汗の匂い嫌いじゃねーけどなー」
「お前、それは流石に変態臭いぞ?」
「え、お前ら駄目なのか」
「「「「「「「「………いや、いけるけど」」」」」」」」
「だろ!」
「あ~団長女だったら最高だったのにな~」
「基本的な家事能力高い上に性格可愛いしなんか外見も結構可愛いし?」
「結構か?」
「いや、だいぶ可愛いし?」
うんうん、と騎士たちは頷く。
残念であった。
半分はちゃんと女の子だった。
気付かなかった君たちが悪い。
そして唯一の前では完全に女に子だ。
「でも可愛いけどまぁアイドル的な?」
「そうそう抜け駆け禁止」
「団長は皆のモノな」
残念だな。
もうどこぞのドSがそのアイドルは喰ってしまっている。
書庫の窓から騎士たちが休息を取っている広場をドSは見ていた。
窓から見えない位置でアムカ特製の点心を頬張るオウマを見て、ニヤリと勝者の笑みを浮かべながら。
所謂男ふたなりと言うやつだ。
だが女に飢えた雄の本能と言うものは凄いもので。
騎士団でのオウマの人気は凄いのだ。
本人は知らないけど。
「なぁ、最近団長可愛くないか………?」
1人の騎士がぽつりと呟いた。
ここ10日ほど、皆が思ったが口に出していなかったことだった。
「やっぱり、お前もそう思うか?」
「良かった~俺だけじゃなかったんだ!良かった~~~~っ!!」
「あの笑い方反則だよな!」
「あのほにゃ、とした笑い方!可愛いの化身か!!」
「食事の時に小さな口でモグモグしてるの可愛いよな!」
「俺のもモグモグ…いや、良いよなモグモグ!」
「団長しかカタン!!」
女に飢えている騎士たちは皆オウマの雌の部分に本能的に気付いている。
アムカが手を出さなくても、その内告白する輩くらい良そうな勢いだった。
それを今までさせなかったのは魔王・宰相の最強・最恐兄弟である。
何だかんだ言ってブラコンな魔王・宰相兄弟なのだ。
兄貴分のオウマに道を外させる気は微塵もなかったらしい。
もう手遅れだが。
因みにミヤハルは4キョウと呼ばれている。
最強で最恐で最狂で最凶である。
「んで、最近イイ匂いすんのよ」
「香水とかと違うのな!」
「石鹸の匂いとか最高」
「毎朝シャワー浴びてるみたいだよな」
「つーか団長て汗かくたびシャワー浴びて着替えてないか?」
「綺麗好き、んでいい匂い、たまらん」
「でも俺、団長の汗の匂い嫌いじゃねーけどなー」
「お前、それは流石に変態臭いぞ?」
「え、お前ら駄目なのか」
「「「「「「「「………いや、いけるけど」」」」」」」」
「だろ!」
「あ~団長女だったら最高だったのにな~」
「基本的な家事能力高い上に性格可愛いしなんか外見も結構可愛いし?」
「結構か?」
「いや、だいぶ可愛いし?」
うんうん、と騎士たちは頷く。
残念であった。
半分はちゃんと女の子だった。
気付かなかった君たちが悪い。
そして唯一の前では完全に女に子だ。
「でも可愛いけどまぁアイドル的な?」
「そうそう抜け駆け禁止」
「団長は皆のモノな」
残念だな。
もうどこぞのドSがそのアイドルは喰ってしまっている。
書庫の窓から騎士たちが休息を取っている広場をドSは見ていた。
窓から見えない位置でアムカ特製の点心を頬張るオウマを見て、ニヤリと勝者の笑みを浮かべながら。
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