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その後

騎士団長だって本気の恋をする11 オウマ視点

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※若干のBL臭あり
 苦手な方は読まないで下さい(*- -)(*_ _)ペコリ

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 アムカさん女扱い慣れすぎじゃない?
 毎回女の人落とす度にこんだけ労力使ってんの?

 アムカさんがとってくれた部屋は豪奢、て訳じゃないけど宿泊料が高いのが分かる洗礼された気品のある大きなお部屋。 
 ベッド天蓋ベッドだし…。 
 何故かシーツの上にバラの花びら散らされてるし。
 ベッドの脇のサイドテーブルに冷えたスパークリングワインとか置いてあって、どうぞ恋人同士楽しい夜を過ごして下さいまし~な部屋だった。

 お風呂も広い。
 2人で入るの前提なのかな。
 1人ずつ入るけど。

 んで、アムカさんは既にお風呂を済ませている。
 シャワーだけだったから速かった。
 
 バスローブ姿…エロかったなぁ………。

 あのThe、雄!て感じがエロい。
 俺の身内、雄感強い男居ないもんね。
 魔王もエントも綺麗系だし。 
 お嫁さんの前では雄になるのかな?
 子供の頃を知っているだけに、そう言う想像はあんまり出来ない。

 エロかったなぁ…今から俺、あの雄に抱かれるんだよなぁ………。

 湯船に鼻先まで浸かってブクブクと息を吐く。
 何で湯船にバラの花弁浮いてんの?
 おかげで今の俺バラの香りがするよ?
 男の人ってこう言う匂い好きなのかな?

 まぁ男としての俺は嫌いじゃないけど、どっちかと言うと石鹸の素朴な香りが好きなんよ俺は。

 此処のお風呂、シャンプーにボディソープまで薔薇の匂いだったわ。

 あ~頭くらくらしてきた。
 長湯しすぎたかな?
 だってお風呂から出ると食べられちゃうのかと思うと踏ん切りがつかない。
 恥ずかしくてお風呂から出れないよぉ…。

 でもあんまり焦らすのも良くないよね?
 同情で抱いてくれるのに、俺だけ意識しすぎてちょっと恥ずかしい。
 最高の1日を演出してくれてるのに、俺が逃げてちゃ駄目だよね?

 決心をつけて俺は湯船から出た。
 体についた花弁取るのが地味に面倒だった。

「アムカさん、出たよ~」

「おいで、オウマ…」

 ベッドの上でお酒飲んでるのエロい。
 バスローブじゃなくて今はガウンを着ている。
 まぁ露出は同じくらいだけど、やっぱりエロイんね。

「今日は完全に女の子扱いしてくれる?」

「あぁ、今日のお前は俺の彼女だよ」

 アムカさんがお酒をサイドテーブルに置く。
 そして俺の腕を引き、ベッドに押し倒す。
 格好良い人はどの角度から見ても格好良いんだなぁ…。
 真下から見上げてそう思った。
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