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その後
騎士団長だって本気の恋をする2
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「ミヤハル様にまた何かされたのか?」
5分ほど石像の様に固まっていたアムカがようやく反応を返した。
「ん~ん、生まれつき半分女の子なんよこの体」
「一緒に風呂に入ったことあったよな………?」
「うん、あるよん」
「完全に男の体だったと記憶しているが?」
「いやん、アムカさん俺の裸記憶してるの?」
「ちがっ、変な意味じゃない!!」
「んふふ~分かってるって。俺の体は殆ど男と変わらないからね。ただ男性器の下に女の子の性器もちゃんと付いてるの。M字開脚して竿も袋も持ち上げないと分からないくらい上手い事隠れてるから。
子宮もあるよん。だから俺ってば子供産めちゃうんだよね。それは余りにも危険だからスラムのじいちゃんから性別は男で通すように言われたん。
んでミヤハル様も俺が狙われることを危惧して、俺の体の事は誰にも秘密になったんよ。
ミヤハル様と関わる事で狙われる危険性はスラムの倍以上になったからねん。ミヤハル様ほんと敵多すぎでしょ?
どうやってあれだけのヘイト買えるんの?」
「何故その話を今になって俺に?」
「チビチャンのフィアンセに将来俺がなるなら、1回くらい女の子の体験したいな~なんて想ってみたり」
「TS事件の時に済ませたんじゃないのか?歓楽街に行ってただろう!?」
「あぁ、アレね、ホストクラブでイケメン侍らしただけ。ちやほやされる女の子の心理を理解してみたかっただけなのよん。うん、いいね、ちやほやされるの。でも処女差し出しても良いほどのいい男は居なかったな~せめて普段の俺よりイイ男じゃないとそんな気分にならんよね?」
「まぁ、お前はチャラいが良い男枠ではあるからな」
「アムカさん俺に事イイ男って思ってくれてんだ、嬉しっ♡」
「変な意味じゃないぞ!?」
「んも~アムカさん俺の話聞いてた?変な意味で良いの!と言うかその変な意味で今日はここに来たのよ俺ってば!ねぇ、アムカさんさ~俺の事抱けるかな?」
「…………抱ける、な」
「ホント?んじゃ、オウマちゃんの処女貰っちゃって下さい!けっこー切実!!」
「初めてが俺で良いのか?」
「アムカさんが良いからココに来たんです~だ。俺よりイイ男なんてそうそう居ないよ?いたとしたら魔王とかエント?駄目駄目俺にとって2人は弟みたいなものだから性的対象にはなりません~。
で、俺が魔国で自分よりイイ男、て認識してるのは何人か入るけど筆頭はアムカさんな訳なんよ」
「それは、光栄だな。で、何時にするんだ?」
「?」
「何時俺に抱かれたい?」
「~~~~なんかアムカさん色気急に出してきてどうしたのん!?」
「俺に処女を貰って欲しいなんて可愛いお願いをする女の子を口説くんだ。フェロモンくらい出るだろう?」
「………なんか俺、初めてアムカさんに恐怖を感じた…でも、そこも格好良いけど」
「あんまり可愛い事ばかり言うとここで食べるぞ?分かってるのかオウマ、お前は今発情した雄の前に居る雌何だぞ?自覚を持て、俺はお前さえ良ければこの場で食べても良いくらいには恥じらうお前が可愛いと思っているんだからな」
「……………はい、じゃぁ明日の夜、お願いします」
「明日は非番か?」
「そだよ」
「じゃぁ昼から出かける用意をしておけ。ムードも無しに交尾するのは趣味じゃない」
「交尾って…アムカさんて、実は結構えっちぃ?」
「男ってのはそんなもんだ。お前だって分からない訳じゃないだろう」
「ん~思考が今女の子よりなのかな?分かるような分からないような?」
「じゃぁ明日は女の子のオウマをつれてうんとムードを作ってやるよ。処女には優しいからお前の英断は褒めていいぞ」
「うん、じゃ明日12時に噴水の前で良い?」
「あぁ、後悔しない1日をプレゼントしてやる。楽しみにしとけ」
「うん」
頷いたまま頭を下げたオウマの首筋が露わで、普段白い肌が真っ赤になっていてアムカは知らず唾をのんだ。
(俺の方こそ後悔しないようにしないとな、オウマは処女が捨てたいだけ。たまたまそばに居る男で条件が一致したのが俺だっただけ。本気にはなってはいけない………)
随分と驚く告白をされて、オウマが半分女の子であることは理解したが、告白後のオウマの反応が一々愛らしくて、そう自分に言い聞かせないと深みにはまる気がするアムカであった。
5分ほど石像の様に固まっていたアムカがようやく反応を返した。
「ん~ん、生まれつき半分女の子なんよこの体」
「一緒に風呂に入ったことあったよな………?」
「うん、あるよん」
「完全に男の体だったと記憶しているが?」
「いやん、アムカさん俺の裸記憶してるの?」
「ちがっ、変な意味じゃない!!」
「んふふ~分かってるって。俺の体は殆ど男と変わらないからね。ただ男性器の下に女の子の性器もちゃんと付いてるの。M字開脚して竿も袋も持ち上げないと分からないくらい上手い事隠れてるから。
子宮もあるよん。だから俺ってば子供産めちゃうんだよね。それは余りにも危険だからスラムのじいちゃんから性別は男で通すように言われたん。
んでミヤハル様も俺が狙われることを危惧して、俺の体の事は誰にも秘密になったんよ。
ミヤハル様と関わる事で狙われる危険性はスラムの倍以上になったからねん。ミヤハル様ほんと敵多すぎでしょ?
どうやってあれだけのヘイト買えるんの?」
「何故その話を今になって俺に?」
「チビチャンのフィアンセに将来俺がなるなら、1回くらい女の子の体験したいな~なんて想ってみたり」
「TS事件の時に済ませたんじゃないのか?歓楽街に行ってただろう!?」
「あぁ、アレね、ホストクラブでイケメン侍らしただけ。ちやほやされる女の子の心理を理解してみたかっただけなのよん。うん、いいね、ちやほやされるの。でも処女差し出しても良いほどのいい男は居なかったな~せめて普段の俺よりイイ男じゃないとそんな気分にならんよね?」
「まぁ、お前はチャラいが良い男枠ではあるからな」
「アムカさん俺に事イイ男って思ってくれてんだ、嬉しっ♡」
「変な意味じゃないぞ!?」
「んも~アムカさん俺の話聞いてた?変な意味で良いの!と言うかその変な意味で今日はここに来たのよ俺ってば!ねぇ、アムカさんさ~俺の事抱けるかな?」
「…………抱ける、な」
「ホント?んじゃ、オウマちゃんの処女貰っちゃって下さい!けっこー切実!!」
「初めてが俺で良いのか?」
「アムカさんが良いからココに来たんです~だ。俺よりイイ男なんてそうそう居ないよ?いたとしたら魔王とかエント?駄目駄目俺にとって2人は弟みたいなものだから性的対象にはなりません~。
で、俺が魔国で自分よりイイ男、て認識してるのは何人か入るけど筆頭はアムカさんな訳なんよ」
「それは、光栄だな。で、何時にするんだ?」
「?」
「何時俺に抱かれたい?」
「~~~~なんかアムカさん色気急に出してきてどうしたのん!?」
「俺に処女を貰って欲しいなんて可愛いお願いをする女の子を口説くんだ。フェロモンくらい出るだろう?」
「………なんか俺、初めてアムカさんに恐怖を感じた…でも、そこも格好良いけど」
「あんまり可愛い事ばかり言うとここで食べるぞ?分かってるのかオウマ、お前は今発情した雄の前に居る雌何だぞ?自覚を持て、俺はお前さえ良ければこの場で食べても良いくらいには恥じらうお前が可愛いと思っているんだからな」
「……………はい、じゃぁ明日の夜、お願いします」
「明日は非番か?」
「そだよ」
「じゃぁ昼から出かける用意をしておけ。ムードも無しに交尾するのは趣味じゃない」
「交尾って…アムカさんて、実は結構えっちぃ?」
「男ってのはそんなもんだ。お前だって分からない訳じゃないだろう」
「ん~思考が今女の子よりなのかな?分かるような分からないような?」
「じゃぁ明日は女の子のオウマをつれてうんとムードを作ってやるよ。処女には優しいからお前の英断は褒めていいぞ」
「うん、じゃ明日12時に噴水の前で良い?」
「あぁ、後悔しない1日をプレゼントしてやる。楽しみにしとけ」
「うん」
頷いたまま頭を下げたオウマの首筋が露わで、普段白い肌が真っ赤になっていてアムカは知らず唾をのんだ。
(俺の方こそ後悔しないようにしないとな、オウマは処女が捨てたいだけ。たまたまそばに居る男で条件が一致したのが俺だっただけ。本気にはなってはいけない………)
随分と驚く告白をされて、オウマが半分女の子であることは理解したが、告白後のオウマの反応が一々愛らしくて、そう自分に言い聞かせないと深みにはまる気がするアムカであった。
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