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その後

国母が乱心してきている事案について2 ※オウマ視点

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 最近王妃さんの様子がおかしい。
 いや、おかしいって言ったらミヤハル様やユラ様のほうが年中おかしいけど。
 そのおかしさに感化されてきたのかな?
 俺と魔王が一緒にいると嬉しそうなんだよね~。
 やっぱり遂に発酵した?

 ので本人に直接聞いてみた。

 オウマちゃん面倒くさいの嫌いなのよん。

「王妃さん、最近魔王と俺が近くにいると嬉しそうじゃないかしらん?」

「え、え、分かりますか!?」

 はい、言質取りました。
 やっぱり嬉しそうなの気のせいじゃなかったのね。

「なんか面白いことあるのん?」

「だって、オウマさんと並んだら…魔王が一層華奢に見えるじゃないですか!!」

 息が荒いよ王妃さん。
 やっぱり朱に交われば赤くなるんね…。
 魔国に来たときはあんなに純粋培養だったのに。
 良くない栄養で培われてしまってるわ~。

「魔王が華奢に見えたら嬉しいのん?」

「奇麗な魔王が一層奇麗で目の保養です。出来ればまた女の人になって欲しいです!!」

 あ~もう駄目だわ。
 手遅れね。
 完全に開けたらダメな扉開いてるのね。
 お兄さんにはその扉は閉められないわん。
 不憫だね魔王ってば…。
 ようやく見つけた伴侶なのにね~。

「女の魔王が好きなん?」

「魔王ならどちらでも好きですよ。でも女の人になった魔王にはなんかふにゃ~、てなるんです」

 あ~あ幸せそうね王妃さん。
 もうどうしようもないわ諦めるんね魔王。

「あ、でも女の人になったオウマさんも素敵でした!可愛かったです!いっぱい可愛い服着せたいです!エントさんも魔王にそっくりで綺麗でしたし…あ、アムカさんも大人の女の人って感じがして綺麗でした!!」

 あ、これ根っこからヤバいやつだわ。
 その気が最初からあったのかな?
 そう言えばミヤハル様に異様に懐いてるもんね。
 王妃さん百合族の人だった訳ね。

「んじゃ今度また女になってあげるからオウマお姉さんとデートしてみたりするかしらん?」

「是非!!」

 手を握られてしまった。
 お目目キラキラね王妃さん。
 こんな事で喜んでくれるならオウマお兄さんはオウマお姉さんになるのくらい、何時でもしてあげちゃうよ!
 女体化に味占めた訳じゃないから!
 女の体って男より気持ちいいこと出来るからまたヤりたいな~とか思っている訳じゃないからねん!

「んじゃ、オウマさんはミヤハル様にまた女体化させて貰って来るね♪」

「楽しみにしていますね!!」

 こうして俺はミヤハル様のところ尋ねる事になった訳なんだけど、もう少し後先考えれば良かったかなぁ。
 この後魔王が殺す気で俺に向かってくるの考えてなかったのよ。
 まぁ楽しければどうでも良いけどね~。

 さぁ今回は何処の店に行こうかな?
 女の体目いっぱい楽しまないとね♪
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