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その後

【番外】オウマside5

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 ちょ~っと間が空いたね。
 ごめんね。
 それでどこまで話したっけ?
 あぁ俺がミヤハル様に買われるところまでだよね。

 そ、俺ミヤハル様(この時点では猫仮面)に買われたのよね。

 この瞬間は生きた心地しなかったよね。
 だって殺気向けて来た相手が俺の事買うんだよ?
 メッチャ怖くない?

 そんなご主人様(この時は名前知らなかったからこの呼び方で通させて貰うね)の横に正座で座って、目玉商品出るの俺も待ってたの。
 そして出された目玉商品。

 未来の魔王と宰相さん。

 宰相さん(この時点では何も知らないから兄の方て呼ぶね)が赤ちゃんの魔王さん(この時点では知らないから赤ちゃん呼びね)をギュウ、と抱き締めてるのよ。
 そして凄い目で会場を睨んだの。

 大きくなったらさぞや美形に育つだろうと片鱗を見せてる整った顔で、表情を変えず睨む、なんて器用なことした兄の殺気に皆怯んだのよ。
 大の大人怯ませる殺気。
 怖い3歳児だよね。
 その瞬間、魔力が兄の方から発せられたんだ。

 物凄い魔力量。
 それが会場を衝撃波になって会場の客に降り注ぐ。
 客がなぎ倒されて行く。
 術式の無いただの魔力を放つだけでこんな大規模な影響出すなんてさ。
 3歳児恐るべし。
 その兄に抱かれて欠伸してる赤ちゃんも将来大物になる片鱗が見えていたね。
 そして俺の所に衝撃波が来た時、猫仮面がパン、と掌で衝撃波振り払ったの。
 瞬間魔力の放流が霧散したのね。

 この瞬間、俺とんでもない相手に買われたんじゃないかと内心心臓バクバクだったよ。
 後でミヤハル様に聞いたら俺の心拍数200超えてたらしいわ。
 うん、ほっといたら死んでいたね。

 その圧倒的な魔力を掌1つで消したご主人様に周囲の目が集まってたね。
 そりゃあんなバケモノ技見せられたら引くわ。
 今の俺なら引くわー。
 兄の魔力量にも引くけど、それに微塵も影響されない子供の猫仮面(推定12~3歳)だよ?

 これは敵に回したらいけないと客皆が思ったみたいね。

「2人セットで白金貨300枚」

 1人当たり俺の3倍の値段ね。
 まぁしょうがないけど何かちょっと面白く無いのはしょうがないよね。
 俺の白金貨50枚でも凄いのにその3倍が年下のガキに価値があるなんてさ。

 まぁあの魔力量みたら仕方ないか。
 どうやら俺のご主人様は力の強い魔族を奴を奴隷に欲しかったんだ、て納得した訳。

 こうして俺たち3人はご主人様に買われてオークション会場を後にしたんだ。

 その後、ご主人様の自宅に行って驚く事になるんだけど。
 続きは又次回にね~☆
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