皇太子から婚約破棄を言い渡されたので国の果ての塔で隠居生活を楽しもうと思っていたのですが…どうして私は魔王に口説かれているのでしょうか？

その後

【番外】オウマside１

　あ、オレオレ。
　え、誰だって？
　だから俺だよ俺！
　今回の主役俺ね！
　だから誰だって？
　だ～か～ら～俺だってば！！

　今回の主役は俺、魔国の騎士団長のオウマ君ね。
　ちなみに魔王と宰相の面倒見係でもあるよ。
　それもアイツらがお子ちゃまの時から。
　魔王なんて俺がオムツ変えてたんだぜ。
　今の魔王から想像も出来ないだろ？
　あの頃は”オウマお兄ちゃん”て下っ足らずなボーイソプラノで俺の事呼んでてそりゃ～可愛かったんだぜ。

　え、ショタコン？

　いや、俺は女の子なら3歳から棺桶に入るまでストライクゾーンあるけど男はいくら可愛くても駄目よ？
　
　え、ロリコンの熟女好き？

　違います～、女の子は全員可愛いからそう言うのとは違います～！

　あ、でお話の途中だったわ。
　今回は格好良くて強くて性格も良いハイスぺな俺が今まで誰も話してなかった事を話してみようかと思って。
　俺の自己紹介も兼ねてね。

　何の話をするのかって？

　そりゃ～俺は魔王と宰相の育ての親(兄？)なんだから話すことは1つでしょ！
　王妃さんも期待で目ぇキラキラさせてるしね。
　魔王と宰相の子供時代の話をしたいとおもいます、ドン！！

　あ、王妃さんが拍手してくれた。
　王妃さんノリが良いね~無邪気なだけかな？
　まさか大人になってからすっかりクールになった魔王がこんな無邪気な女の子伴侶に迎えるなんてあの頃は思いもしなかったわ。

　で、魔王と宰相さんと俺の若い頃。
　オークション会場でミヤハル様に買われるところから始まるんだけどね。
　取り合えず今日はここまで。
　明日から又続き話すから皆ちゃんと聞いててね～(@^^)/~~~


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　魔王とエントビーストとオウマの過去編書きたいと思います。
　語り手は育て係だったオウマです。
　今までスポット当たってなかったですので今回は語り手して貰うと思います。
　では続きは後ほど！