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その後
【4話】
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「魔王!新婚旅行は”カンベ”の街にしましょう!!」
優雅なお茶の一時。
魔王お手製のフロランタンを食べながら、私は魔王に提案しました。
まず外側のタルト生地からいただいてみると、食感はさくさくしていてしっとり柔らかいので、ほろっと割れてくれます。
噛むごとに小麦粉の甘みがゆっくり染み出してきて、ほんの僅か、バターのような風味も感じられます。
タルト生地の中に入っているナッツ類は、スライスアーモンド・ピスタチオ・クルミ がトッピングされています。
食べるとコリコリッとした食感が響き渡り、噛むのがとても心地よいです。
食べる箇所によってナッツの種類が変わるので、食感の違いも楽しめます。
ナッツならではの香ばしさも感じられ、大人の風味を醸し出しています。
ナッツ類の中には、キャラメルと生クリームのソースが、一面に混ぜ込まれています。
ねっとりとした食感で、なめらかな舌触りが感じられます。
見た目の割には甘さ控えめで、素材の味や香りを活かされています。
むむ、又腕を上げましたね魔王。
こんなの幾つでも食べれちゃいます(普通の女の子は1つで充分です…)よ!!
「カンベか。確かにし洒落た街ではあるな」
「洒落てるかはわかりませんが”聖杯戦争”の聖地巡礼が出来るんです!」
「聖杯戦争?」
「はい!私は士郎君とアーチャー推しです」
「我の前で他の男の名を出すな」
「漫画のキャラクターに迄嫉妬する…魔王可愛いです」
「姉上とつるみ出してから癖が出て来たな……」
「でも1番好きなのは魔王ですよ!どんな漫画のイケメンさんも魔王の前では霞みです。私は触れたいのは魔王だけですから!!」
「やっぱり姉上と違って素直で愛らしい…」
「で、カンベ何ですけど如何ですか?」
「我は漫画には興味ないぞ?」
「すぐ近くに温泉があります。露天風呂付きの部屋もあるそうです」
「明後日にはカンベに迎えるよう手配しよう」
「有難うございます、魔王大好きです!」
「今日の寝間着はパンダは却下だ」
「うぅ~分かりました。リクエストは?」
「メイド服」
「メイド服なんてそこいらで見かけるじゃないですか…」
「リコリスが着る事に意義がある。コスプレ用ではなく王道のスカート丈は長めの奴を所望する」
「………善処します///」
急にフロランタンが甘くなってきた気がして、紅茶で流し込みます。
何と言うか最近の魔王はちょっと…いやかなりエッチな気がします。
お陰で私の心臓は休まりません。
「旅行中に着る服も全部我が揃えるぞ」
「可愛い服ばっかりになるのが目に浮かびます…」
「こんな機会でもないとお前は殆ど着飾らないからな。変な所ばかり姉上と似おってからに…」
「だって法衣楽なんですもん」
「まぁリコリスの肌が我以外の男に晒されぬのは良い事だけがな」
「魔王は独占力が強すぎるとエントビースドさんが言ってました」
「自分を棚に上げて…兄上の方がよっぽど独占欲が強いぞ……」
「エントビースドさんが感情露にしている所見たところ無いから想像つかないです」
「見ない方が平和で良いと思え」
「よく分からないけど魔王が言うならそうなんでしょうね。あ、旅行中の服は試着はしなくて良いのですか?」
「お前のサイズは全部覚えているから大丈夫だ。女であってもお前のサイズを図るため肌を晒すのは良い気がせん」
「やっぱり魔王は嫉妬深いです……」
まぁそんな独占欲が強い所も好きなのですが…とは口に出さないです。
そんな事を言ったら魔王が調子に乗って、夜寝れなくなるのが目に見えてますから……。
愛されるのは嬉しいですが、過ぎるのは結構大変なモノです。
過ぎた悩みだと言う事は分かっているんですけどね。
もう少し色々と慣れてからにして欲しいと思う私は悪くないと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Fa〇eシリーズの聖地巡礼になりました。
神戸ならほぼ地元なので想像しやすいので(^^♪
コメントにてアドバイス下さったぽんこ様有難うございます(*´▽`*)
何時の間にか魔王がむっつりならぬオープンスケベになって来ております。
新婚初夜で味を占めた模様です(;^ω^)
優雅なお茶の一時。
魔王お手製のフロランタンを食べながら、私は魔王に提案しました。
まず外側のタルト生地からいただいてみると、食感はさくさくしていてしっとり柔らかいので、ほろっと割れてくれます。
噛むごとに小麦粉の甘みがゆっくり染み出してきて、ほんの僅か、バターのような風味も感じられます。
タルト生地の中に入っているナッツ類は、スライスアーモンド・ピスタチオ・クルミ がトッピングされています。
食べるとコリコリッとした食感が響き渡り、噛むのがとても心地よいです。
食べる箇所によってナッツの種類が変わるので、食感の違いも楽しめます。
ナッツならではの香ばしさも感じられ、大人の風味を醸し出しています。
ナッツ類の中には、キャラメルと生クリームのソースが、一面に混ぜ込まれています。
ねっとりとした食感で、なめらかな舌触りが感じられます。
見た目の割には甘さ控えめで、素材の味や香りを活かされています。
むむ、又腕を上げましたね魔王。
こんなの幾つでも食べれちゃいます(普通の女の子は1つで充分です…)よ!!
「カンベか。確かにし洒落た街ではあるな」
「洒落てるかはわかりませんが”聖杯戦争”の聖地巡礼が出来るんです!」
「聖杯戦争?」
「はい!私は士郎君とアーチャー推しです」
「我の前で他の男の名を出すな」
「漫画のキャラクターに迄嫉妬する…魔王可愛いです」
「姉上とつるみ出してから癖が出て来たな……」
「でも1番好きなのは魔王ですよ!どんな漫画のイケメンさんも魔王の前では霞みです。私は触れたいのは魔王だけですから!!」
「やっぱり姉上と違って素直で愛らしい…」
「で、カンベ何ですけど如何ですか?」
「我は漫画には興味ないぞ?」
「すぐ近くに温泉があります。露天風呂付きの部屋もあるそうです」
「明後日にはカンベに迎えるよう手配しよう」
「有難うございます、魔王大好きです!」
「今日の寝間着はパンダは却下だ」
「うぅ~分かりました。リクエストは?」
「メイド服」
「メイド服なんてそこいらで見かけるじゃないですか…」
「リコリスが着る事に意義がある。コスプレ用ではなく王道のスカート丈は長めの奴を所望する」
「………善処します///」
急にフロランタンが甘くなってきた気がして、紅茶で流し込みます。
何と言うか最近の魔王はちょっと…いやかなりエッチな気がします。
お陰で私の心臓は休まりません。
「旅行中に着る服も全部我が揃えるぞ」
「可愛い服ばっかりになるのが目に浮かびます…」
「こんな機会でもないとお前は殆ど着飾らないからな。変な所ばかり姉上と似おってからに…」
「だって法衣楽なんですもん」
「まぁリコリスの肌が我以外の男に晒されぬのは良い事だけがな」
「魔王は独占力が強すぎるとエントビースドさんが言ってました」
「自分を棚に上げて…兄上の方がよっぽど独占欲が強いぞ……」
「エントビースドさんが感情露にしている所見たところ無いから想像つかないです」
「見ない方が平和で良いと思え」
「よく分からないけど魔王が言うならそうなんでしょうね。あ、旅行中の服は試着はしなくて良いのですか?」
「お前のサイズは全部覚えているから大丈夫だ。女であってもお前のサイズを図るため肌を晒すのは良い気がせん」
「やっぱり魔王は嫉妬深いです……」
まぁそんな独占欲が強い所も好きなのですが…とは口に出さないです。
そんな事を言ったら魔王が調子に乗って、夜寝れなくなるのが目に見えてますから……。
愛されるのは嬉しいですが、過ぎるのは結構大変なモノです。
過ぎた悩みだと言う事は分かっているんですけどね。
もう少し色々と慣れてからにして欲しいと思う私は悪くないと思います。
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Fa〇eシリーズの聖地巡礼になりました。
神戸ならほぼ地元なので想像しやすいので(^^♪
コメントにてアドバイス下さったぽんこ様有難うございます(*´▽`*)
何時の間にか魔王がむっつりならぬオープンスケベになって来ております。
新婚初夜で味を占めた模様です(;^ω^)
応援ありがとうございます!
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