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20章
イグニアの大賢者
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魔導部隊に突如現れた老人の名は「ウォール・ファレル」イグニアの大賢者と呼ばれる人物で、この世界では、まさに1.2を争う大魔導士である。
「は~この老いぼれをこき使い追って……」
そう言うと、ウォールは呪文を唱えだす。すると、瞬く間にとんでもない数の氷の槍が出来上がる。
「味方を爆発に巻き込むと、あ奴がうるさいからの……ホレ、アイスランス」
そう言うと、100本程のアイスランスがゆっくりと後退している亜人達に上空から迫る。その魔法に一早く気付いたのが、兎の亜人達で、その聴覚と、脚力で難なく躱すが、猫の亜人達は気付くのが遅れ負傷者が出てしまう。
「ホホホ……兎の方は躱しよるか、ならば猫の方を狙うか」
そう言うと、杖を掲げる。すると、地面に落ちたアイスランスが再び宙に浮き、猫の亜人を襲い始めた。そうホーミングミサイルの様に。
猫の亜人達が、対応に追われ手薄になった事で、猫の亜人達に対応していたイグニア兵が兎の亜人達の方に流れ、今度は、兎の亜人達が苦戦をしだす。そして、そのイグニアの魔法攻撃に異常な変化を感じた、ラズ将軍は直ちに聖杖ケセルディードを使い、敵の魔法から猫の亜人達を守る為、複数のマジックシールドを展開する。
「ほ~~猫の亜人一人一人にマジックシールド張りおったか……こんな事が出来るのはラズの小娘じゃな、じゃがこれならどうじゃ」
そう言うと今度はアイスランスを操りながら、ファイヤーボールを作り出した。なんとその大きさは3m近くにも及ぶ。
当然、そんな大きな火の玉が敵魔導部隊の上に現れればラズ将軍も気付く。
「まさか……大賢者ウォール……まずいわ、あれの相手はとてもじゃないけど出来ない。早く逃げて!……」
ラズが叫んだ瞬間、ウォールが3mにも達するファイヤーボールを後退している、セニア軍の真ん中に放つ。
「クッ……呪文の詠唱が間に合わない……」
ラズがマジックバリアの呪文を詠唱しようとするが、詠唱が終わる前にファイヤーボールが自軍に直撃する。ファイヤーボールは爆発し、辺り一面に炎を撒き散らす。
ファイヤーボール一発で、数十人の犠牲が出る。だが、当然これだけでは終わらない。ウォールは通常より大きいファイヤーボールを花火の様に連発し、味方である魔導部隊に魔法の威力を揚げる魔法「マジックブースト」掛け、指示を出す。
「ほれ、お主らにマジックブーストを掛けてやったんじゃ、攻撃せんか」
魔導部隊の指揮官は呆然としていたが、慌てて部下達に指示を飛ばす。
「大賢者ウォール様がいらしてくれたぞ! 全員ファイヤーボールで攻撃を開始せよ! 総攻撃だ!」
魔導部隊の士気は一気に揚がり、攻撃を再開しだす。一人一人の攻撃魔法が先ほどよりも1.5倍ほど強力になっており、ウォールの魔法で混乱している、セニア軍に追討ちをかける。
次々と倒れていくセニア軍。帝国軍はここぞとばかりに、攻勢に転じ一気に攻めあがる。
「まずい……このままでは……」
ガガ将軍もラズ将軍もこの戦争に決着が付いたことを悟り、少しでも味方の被害が少なく出来るよう、思考をめぐらし、ガガ将軍が部下に指示を出す。
「ラズ将軍とララーナ副官に伝令だ! ラズ将軍には兎の亜人部隊に殿を任し、全軍撤退する為、兎の亜人部隊にのみマジックシールドを頼むと、そして、ララーナには、撤退の殿を頼むと! そして、ラズ将軍にマジックシールドを頼んではいるが基本回避を優先し後退するよう伝えろ!」
「はっ! 了解しました」
伝令兵達が、二方向へ走り出す。伝令兵は兎の亜人で構成されている為、移動が速い。
味方の被害が続く中、ラズ将軍の部隊からララーナの部隊に魔法が飛ぶ。そしてララーナは副官を失った猫の亜人部隊を先に撤退させ、兎の亜人部隊で殿を取れるよう、部隊を調整した。
------
勝敗が決したため、侵略者側のイグニア帝国軍は無理に追わず、セニア軍は被害を最小限に抑え撤退することができた。
少し遅れて、王城にもセニア軍敗退の知らせが届き、女王フロンを始め国の首脳陣たちも沈痛な面持ちが漂う。そのなかで宰相のホロが静かに、フロンに問う。
「陛下、いかがいたしますか……」
「帝国の目的はマルト平原北の穀倉地帯を奪い取ることが目的のはず……その目的を果たした今、すぐにこちらに侵攻してくることはないでしょう……ですが、こちらとしてもあの穀倉地帯を奪われると民達への食料が十分に行渡らなくなり、いずれは飢える事になります……それに、砦等を築かれると取り返すにも相当の被害がでます。早急に、何としてでも取り返さねばなりません……ですが……」
そう、今回敗戦したセニアには、圧倒的に戦力が足りない。今回の軍の被害は死者、重傷者を含めて約8000人にもおよぶ。その状況を含め王城に残っている将軍オベ・フールがフロンに説明する。
「陛下、現在この王都に残っている兵力は35000、戻って来るガガ将軍とラズ将軍の軍を合わせても、今すぐ動けるのは55000です。王都防衛隊も投入すれば勝てるでしょうが、それは現実的とは言えません。奪われた穀倉地帯を取り戻すことは……厳しいかと……」
「分かっています……まずは、これ以上帝国の侵攻を許すわけにはいきません。しかし、クリアス神聖国があてにならない以上、こうなればファルハン王国に助けを求めましょう……ファルハンの国王であれば必ず手を差し伸べてくれるはず。すでに、有事の親書は送っています。数日の内に返事が届くでしょう」
--------
そして、数日が経ちフロンの元にファルハン国王からの書状が届いた。
「女王陛下、ファルハン王から親書が届きました」
首脳陣が集まる中、ホロがフロンに親書を渡し、フロンがその内容を確認している。
そして、フロンの表情がホッとしたかのように見えた。
「ファルハン王は援軍20000と食料を送って下さるそうです……そして、その援軍の中には、あの戦姫もいるそうです」
首脳陣達は、援軍の他にも食料まで送ってくれた事に深く感謝はしているが、それ以上に驚いたのが、戦姫の部隊を援軍として派遣してくれた事だ。
ファルハンの戦姫と言えば、その強さと美しさは大陸に轟くほど有名であり、またその部隊も精鋭中の精鋭で実力は折り紙付きである。
セニア軍にとっては、まさに起死回生の援軍となり、イグニア帝国軍にとっては最悪の敵増援となる。そして、その事は、翌日、帝国軍大将エンドラとイグニアの大賢者ウォールの耳にも入る事となる。
「ファルハンめ……戦姫の部隊を送ってきおったか……これは骨が折れるのう……のうエンドラ」
ウォールがエンドラに問いかける。
「はい……ウォール様、戦姫の部隊にいる、魔法部隊への対応は大丈夫でしょうか? 数は少ないですが全員が魔導士級との事……さらに戦姫の実力もさることながら、騎士隊も全員がグラディエーター級……ファルハンの増援が20000とセニアの軍が20000の計40000の軍がこの地を取り返しにくれば、いくら私とウォール様であっても守り切れないのでは……」
将軍エンドラは、指揮官として冷静な分析を行いウォールに助言を求める。エンドラは帝国の中でも最古参の将軍で武勇も信頼も最高クラスの将軍であるが、現皇帝の教育指導を行ってきたウォールには、皇帝であっても一目置き、その言は重用される。当然、エンドラもウォールに対して、絶対的信頼を寄せている。
「馬鹿を申すな! 戦姫の部隊にいる魔導士は精々100、ワシが一人で相手をするなら、ちと大変じゃが魔道部隊がおる……十分じゃ。それより、貴様じゃエンドラ、戦姫の部隊の騎士団は3000はおるぞ……そして、さらに相手は亜人部隊じゃ。お主の精鋭部隊なら渡り合えるじゃろうが、それ以外の一般兵では相手にならんぞ……」
「はい……心得ております。その件に関しましては、我が隊のブローズが戦死した折、念のため本国へ指揮官の補充としてクレリア将軍とその部隊を呼んであります」
「そうか、クレリアを呼んだのか。用意がいいではないか。あ奴は皇帝陛下から国宝級の杖を賜っておるからの……あ奴がおれば一般兵でもそれなりに戦えるようになるじゃろうて」
「はい、明日にはここに到着するかと……」
「うむ」
ウォールは一言だけ返事をすると天幕の外へ出た。
「は~この老いぼれをこき使い追って……」
そう言うと、ウォールは呪文を唱えだす。すると、瞬く間にとんでもない数の氷の槍が出来上がる。
「味方を爆発に巻き込むと、あ奴がうるさいからの……ホレ、アイスランス」
そう言うと、100本程のアイスランスがゆっくりと後退している亜人達に上空から迫る。その魔法に一早く気付いたのが、兎の亜人達で、その聴覚と、脚力で難なく躱すが、猫の亜人達は気付くのが遅れ負傷者が出てしまう。
「ホホホ……兎の方は躱しよるか、ならば猫の方を狙うか」
そう言うと、杖を掲げる。すると、地面に落ちたアイスランスが再び宙に浮き、猫の亜人を襲い始めた。そうホーミングミサイルの様に。
猫の亜人達が、対応に追われ手薄になった事で、猫の亜人達に対応していたイグニア兵が兎の亜人達の方に流れ、今度は、兎の亜人達が苦戦をしだす。そして、そのイグニアの魔法攻撃に異常な変化を感じた、ラズ将軍は直ちに聖杖ケセルディードを使い、敵の魔法から猫の亜人達を守る為、複数のマジックシールドを展開する。
「ほ~~猫の亜人一人一人にマジックシールド張りおったか……こんな事が出来るのはラズの小娘じゃな、じゃがこれならどうじゃ」
そう言うと今度はアイスランスを操りながら、ファイヤーボールを作り出した。なんとその大きさは3m近くにも及ぶ。
当然、そんな大きな火の玉が敵魔導部隊の上に現れればラズ将軍も気付く。
「まさか……大賢者ウォール……まずいわ、あれの相手はとてもじゃないけど出来ない。早く逃げて!……」
ラズが叫んだ瞬間、ウォールが3mにも達するファイヤーボールを後退している、セニア軍の真ん中に放つ。
「クッ……呪文の詠唱が間に合わない……」
ラズがマジックバリアの呪文を詠唱しようとするが、詠唱が終わる前にファイヤーボールが自軍に直撃する。ファイヤーボールは爆発し、辺り一面に炎を撒き散らす。
ファイヤーボール一発で、数十人の犠牲が出る。だが、当然これだけでは終わらない。ウォールは通常より大きいファイヤーボールを花火の様に連発し、味方である魔導部隊に魔法の威力を揚げる魔法「マジックブースト」掛け、指示を出す。
「ほれ、お主らにマジックブーストを掛けてやったんじゃ、攻撃せんか」
魔導部隊の指揮官は呆然としていたが、慌てて部下達に指示を飛ばす。
「大賢者ウォール様がいらしてくれたぞ! 全員ファイヤーボールで攻撃を開始せよ! 総攻撃だ!」
魔導部隊の士気は一気に揚がり、攻撃を再開しだす。一人一人の攻撃魔法が先ほどよりも1.5倍ほど強力になっており、ウォールの魔法で混乱している、セニア軍に追討ちをかける。
次々と倒れていくセニア軍。帝国軍はここぞとばかりに、攻勢に転じ一気に攻めあがる。
「まずい……このままでは……」
ガガ将軍もラズ将軍もこの戦争に決着が付いたことを悟り、少しでも味方の被害が少なく出来るよう、思考をめぐらし、ガガ将軍が部下に指示を出す。
「ラズ将軍とララーナ副官に伝令だ! ラズ将軍には兎の亜人部隊に殿を任し、全軍撤退する為、兎の亜人部隊にのみマジックシールドを頼むと、そして、ララーナには、撤退の殿を頼むと! そして、ラズ将軍にマジックシールドを頼んではいるが基本回避を優先し後退するよう伝えろ!」
「はっ! 了解しました」
伝令兵達が、二方向へ走り出す。伝令兵は兎の亜人で構成されている為、移動が速い。
味方の被害が続く中、ラズ将軍の部隊からララーナの部隊に魔法が飛ぶ。そしてララーナは副官を失った猫の亜人部隊を先に撤退させ、兎の亜人部隊で殿を取れるよう、部隊を調整した。
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勝敗が決したため、侵略者側のイグニア帝国軍は無理に追わず、セニア軍は被害を最小限に抑え撤退することができた。
少し遅れて、王城にもセニア軍敗退の知らせが届き、女王フロンを始め国の首脳陣たちも沈痛な面持ちが漂う。そのなかで宰相のホロが静かに、フロンに問う。
「陛下、いかがいたしますか……」
「帝国の目的はマルト平原北の穀倉地帯を奪い取ることが目的のはず……その目的を果たした今、すぐにこちらに侵攻してくることはないでしょう……ですが、こちらとしてもあの穀倉地帯を奪われると民達への食料が十分に行渡らなくなり、いずれは飢える事になります……それに、砦等を築かれると取り返すにも相当の被害がでます。早急に、何としてでも取り返さねばなりません……ですが……」
そう、今回敗戦したセニアには、圧倒的に戦力が足りない。今回の軍の被害は死者、重傷者を含めて約8000人にもおよぶ。その状況を含め王城に残っている将軍オベ・フールがフロンに説明する。
「陛下、現在この王都に残っている兵力は35000、戻って来るガガ将軍とラズ将軍の軍を合わせても、今すぐ動けるのは55000です。王都防衛隊も投入すれば勝てるでしょうが、それは現実的とは言えません。奪われた穀倉地帯を取り戻すことは……厳しいかと……」
「分かっています……まずは、これ以上帝国の侵攻を許すわけにはいきません。しかし、クリアス神聖国があてにならない以上、こうなればファルハン王国に助けを求めましょう……ファルハンの国王であれば必ず手を差し伸べてくれるはず。すでに、有事の親書は送っています。数日の内に返事が届くでしょう」
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そして、数日が経ちフロンの元にファルハン国王からの書状が届いた。
「女王陛下、ファルハン王から親書が届きました」
首脳陣が集まる中、ホロがフロンに親書を渡し、フロンがその内容を確認している。
そして、フロンの表情がホッとしたかのように見えた。
「ファルハン王は援軍20000と食料を送って下さるそうです……そして、その援軍の中には、あの戦姫もいるそうです」
首脳陣達は、援軍の他にも食料まで送ってくれた事に深く感謝はしているが、それ以上に驚いたのが、戦姫の部隊を援軍として派遣してくれた事だ。
ファルハンの戦姫と言えば、その強さと美しさは大陸に轟くほど有名であり、またその部隊も精鋭中の精鋭で実力は折り紙付きである。
セニア軍にとっては、まさに起死回生の援軍となり、イグニア帝国軍にとっては最悪の敵増援となる。そして、その事は、翌日、帝国軍大将エンドラとイグニアの大賢者ウォールの耳にも入る事となる。
「ファルハンめ……戦姫の部隊を送ってきおったか……これは骨が折れるのう……のうエンドラ」
ウォールがエンドラに問いかける。
「はい……ウォール様、戦姫の部隊にいる、魔法部隊への対応は大丈夫でしょうか? 数は少ないですが全員が魔導士級との事……さらに戦姫の実力もさることながら、騎士隊も全員がグラディエーター級……ファルハンの増援が20000とセニアの軍が20000の計40000の軍がこの地を取り返しにくれば、いくら私とウォール様であっても守り切れないのでは……」
将軍エンドラは、指揮官として冷静な分析を行いウォールに助言を求める。エンドラは帝国の中でも最古参の将軍で武勇も信頼も最高クラスの将軍であるが、現皇帝の教育指導を行ってきたウォールには、皇帝であっても一目置き、その言は重用される。当然、エンドラもウォールに対して、絶対的信頼を寄せている。
「馬鹿を申すな! 戦姫の部隊にいる魔導士は精々100、ワシが一人で相手をするなら、ちと大変じゃが魔道部隊がおる……十分じゃ。それより、貴様じゃエンドラ、戦姫の部隊の騎士団は3000はおるぞ……そして、さらに相手は亜人部隊じゃ。お主の精鋭部隊なら渡り合えるじゃろうが、それ以外の一般兵では相手にならんぞ……」
「はい……心得ております。その件に関しましては、我が隊のブローズが戦死した折、念のため本国へ指揮官の補充としてクレリア将軍とその部隊を呼んであります」
「そうか、クレリアを呼んだのか。用意がいいではないか。あ奴は皇帝陛下から国宝級の杖を賜っておるからの……あ奴がおれば一般兵でもそれなりに戦えるようになるじゃろうて」
「はい、明日にはここに到着するかと……」
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ウォールは一言だけ返事をすると天幕の外へ出た。
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