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16章
新たなる黒衣
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今にもマリアの首を跳ねようと剣を振るうレッドキャップの両腕が弾け飛ぶ。
「マリア! 悪いが加勢する!」
「ハヤト様……!」
セラの声が頭に直接聞こえてくる。
「αCore.25%、βCore.10%の能力を開放します。また、αCoreを20%以上開放することによる身体強化の負担を軽減するため、ナノマシンにより骨格を補強します」
自分の両腕が弾け飛んだ事に気付いたレッドキャップは何が起きたのか理解できず放心状態となり、暫らく後に絶命した。そして、その光景を見ていた他のレッドキャップ達もハヤトとマリアから、一旦距離を置いたが、その間もホブゴブリンや、ゴブリンマジシャン達の攻撃は続く。
しかし、セラがそれに対し電磁シールドを展開する。
「シールドを展開」
ハヤトとマリアの二人を包むほどの電磁シールドが展開される。
「第二タスクを実行…ナノマシンにより体内魔素をコピーし増幅、大気へ拡散します」
そう言うと、ハヤトの体から緑色の魔力が溢れ出て、周辺に広がる。
「なんだこれは?」
ハヤトにも分からない謎の行動をしだすセラ。そしてその間にも飛んでくる魔法と矢。
電磁シールドにより全て弾かれているため、問題はないが数が多い。だが、ハヤトの体から発せられた魔力が弾かれて地面に落ちた矢に集まる……そして……いつものようにハヤトの左目にモニターが表示され眼前のモンスター達に照準を合わせると、周りに落ちていた無数の矢が宙に浮きだし、モンスター達の方へ向きを変る。
矢はブーンと言う小さな音を発して高速で回転し、モンスター達に向かって緑色の魔力の尾を引きながら、矢とは思えないほどの速度で飛んで行き、次々と命中していく。
(おお~ まるでミサイルみたいだな)
矢は次々とゴブリン達に命中し、その命を刈り取っていく。だが、ゴブリンキングだけは、その強靭な肉体と防御魔法でミサイルの如き矢の猛攻撃に耐え、辛くも生き残った。
ゴブリンキングは予定外の状態に怒り、雄たけびを上げる。
「ほ~アレを凌げるのか、凄いな~」
ハヤトが感心しているとゴブリンキングが棍棒を振り上げ、ハヤトに向かって突っ込んできた。するとセラが次の攻撃に移る。
先ほどと同じように、再度体から緑色の魔素が溢れ、今度は死んだゴブリンが持っていた槍が一本、中に浮き矢と同じように高速でドリルの様に回転しだす。だが、先程とは違い回転の速度が異常に速い。矢はブーンと鳴っていたが、槍はキィーーンと言う音を出し回転している。
そして、ハヤトの左目には『Code:ブリューナク Standby』と表示され、一行下に『OK』の文字が……ハヤトが、その文字を見て「OK」と呟いた瞬間、槍は稲妻を纏い高速で飛翔し、ゴブリンキングの持つ木製の盾と胸を貫いて地面に突き刺さり中規模な爆発を起こした。
----
舞い上がった砂煙が晴れた場所にはゴブリンキングが無残な姿で倒れていた。
「キャハハハ! やるね~ こんな魔法は初めて見たよ」
声が聞こえたと思った瞬間、目の前に黒いローブを纏った少女が現れハヤトに向かって魔法を放つ。
「死ね~! ウィンドブレイド~」
「ハヤト様! 危ない!」
マリアが叫ぶ……だが、実は左目のモニターでは、少し離れた場所から上空を飛行し、ハヤト達の方に向かって来る人物がいる事を察知していた。
そして、当然放たれた魔法も近距離とは言え、身体強化中のハヤト(セラ)は難なく躱し、目の前の少女の腕を掴み宙吊りにすと、今度は少女の体がハヤトの魔素に包まれていく。
「離せ! この~……ウィンドブレイド」
少女が暴れて魔法を放とうとするが、一向に発動しない。
「対象の魔力パターンの読取り成功…体内魔素の活動を一時的に制限します」
先ほど、少女の体がハヤトの魔素に包まれたとき、セラがコピーし増幅したナノマシンを少女の中に送り込んでいたのである。
「ウィンドブレイド……! ウィンドブレイド……! なに! どうゆう事…なぜ魔法が発動しないの……貴様! なにをした!」
セラは掴んだ腕から、この少女の魔力パターンを読み取り、魔法が発動できないよう、体内魔素の活動を制限していたのである。
(さすが、万能AI)
そして、暴れている少女を見て、マリアが驚き、名前を呼ぶ
「ラミア! なぜあなたが……それにその服……」
「マリア、知っているのか?」
ハヤトの問いにマリアは静かに頷く。
ラミアと呼ばれた少女は、マリアを睨みつけ叫ぶ。
「気安く私の名を呼ぶな! 裏切者!!! 教会を裏切った者がどうなるかは知っているだろう! 私が、お前達を殺すよう選ばれたんだ! 新しい執行者としてな! 見てろ……必ず殺してやる! 必ずだ!!」
「ラミア……」
常軌を逸した少女の言動に異常を感じたその時……セラの声が聞こえてくる。
「報告します。対象者の体内に強い呪いの魔道具が埋め込まれています。解呪しますか?」
セラからの報告にハヤトは当然のように答える。
「頼む」
「……解呪に成功しました。魔道具を取り出します」
セラがそう言うと、少女が苦しみだす。
「うっ……ギャアアアアーーーー……」
少女は気を失い、胸から黒く細長い水晶が出てきた。ハヤトは、この黒い水晶の鑑定をセラに頼む。
「セラ、鑑定を」
「了解しました。…この水晶は『狂魔の欠片』と言われる呪いの魔道具です。効果は、この水晶を体に埋め込むことで体内魔素の放出量を倍増する事が出きますが、代償として狂気により魔素の放出量に制御ができなくなり、体内魔素を使い切る事で対象者は死亡します」
「なるほど……使い捨てか……こんな小さな子にまで……なら、呪いを解いて水晶を取り出したから、もう大丈夫なのか?」
「はい、『狂魔の欠片』の影響は既にありませんが、体内魔素の内包量に異常が発生しています。このままでは魔力が回復せず、3日程で命を落とすと思われます」
心配そうにラミアの顔を覗き込んでいるマリアを見て、ハヤトがセラに再度聞く。
「助けられないのか?」
その横で、マリアがハヤトに何か言っている。
「ハヤト様、気が付くまでこの子の様子は私が見ますので……ハヤト様?」
マリアはハヤトに話しかけたが、ハヤトは返事をせず何かを考えこんでいる。実際は、セラとの会話中なのだが……そして、セラが答える。
「助命のため、対象者のナノマシンの遠隔操作を開始……体内魔素の恒久的制御を行う為、疑似機関を生成……完了。制御を開始します」
ハヤトの体から放出された魔素(ナノマシン)がラミアと呼ばれた少女の体内で処置をすましたようだ。
「マリア、もう大丈夫だ」
ハヤトは、マリアが必要以上に心配しないよう、余計な事は言わないようにしたが、ハヤトの体から出た魔素がラミアに吸収されるのを見たマリアは、ハヤトが何かの処置を施してくれたのだと理解し、感謝した。
「ハヤト様、ありがとうございます……実は、この子は、私が教会に居た頃、私の身の回りの世話をする、下僕の一人でした……今思えばこの子も国で親を殺され、奴隷となり果てた末にイーブス教に売られた可哀そうな子です。
魔力の素養は他の誰よりもありましたが、おとなしい子で、執行者になる事は望んでなかったはず……それでも、私にだけは必死に尽くしてくれていました……態度に出すことはありませんでしたが、あの頃の私でも、この子の事は僅かに残った心のどこかで、かつての妹の様に感じていたのかもしれません……」
マリアは、悲しそうな顔をして語る。
----
「う~~ん……」
ラミアが目を覚ました為、ハヤトは警戒をするが、マリアは心配そうに少女に話し掛ける。
「ラミア……大丈夫?」
「リリス……様? リリス様! はっ……私……リリス様になんて事を……」
ラミアが完全に目を覚ましたが、様子から見て特に危険は無さそうだったので、ハヤトは安心する。
「ラミア、私は大丈夫よ。それよりあなたの方こそ大丈夫?『狂魔の欠片』を使ったみたいだけど……」
「狂魔の欠片……ですか?」
「そう、この黒い水晶なのだけれど……見覚えはないの」
マリアは、そばに落ちている水晶を指さす。
「その水晶は、レギオン様から……リリス様が敵に捕まったと聞いて、助けに行きたいとお願い申し上げた時に、
リリス様を助けに行く時に役立つものだから、しっかりと胸にしまっておけと言われて頂いた物です」
どうやらうまく利用されたようだ。
「どうやら大丈夫そうだな」
ハヤトがマリアに話し掛けた途端……
「貴様! リリス様から離れろ! リリス様、リリス様は私が命に代えてもお守り致しますので、今のうちお逃げ下さい」
ラミアが叫び、マリアを庇う様に立ちはだかる。すると、マリアがそっと後ろからラミアを抱きしめ、ラミアに真実を伝える。
「ラミア、違うの……そんなことする必要はないの……」
「リリス様……?」
そしてラミアは、初めてマリアの様子に気付く。
「リリス様、そのお姿は……黒衣はどうなされたのですか……? まさか……本当に教会を裏切ったのですか?
お答えください! リリス様!」
マリアは、ハヤトに敗れレギオンに切り捨てられた事、自分が呪いのアイテムで精神支配されていた事、今はハヤトと共に償いの旅をしている事と、その全ての経緯を話した。
「マリア! 悪いが加勢する!」
「ハヤト様……!」
セラの声が頭に直接聞こえてくる。
「αCore.25%、βCore.10%の能力を開放します。また、αCoreを20%以上開放することによる身体強化の負担を軽減するため、ナノマシンにより骨格を補強します」
自分の両腕が弾け飛んだ事に気付いたレッドキャップは何が起きたのか理解できず放心状態となり、暫らく後に絶命した。そして、その光景を見ていた他のレッドキャップ達もハヤトとマリアから、一旦距離を置いたが、その間もホブゴブリンや、ゴブリンマジシャン達の攻撃は続く。
しかし、セラがそれに対し電磁シールドを展開する。
「シールドを展開」
ハヤトとマリアの二人を包むほどの電磁シールドが展開される。
「第二タスクを実行…ナノマシンにより体内魔素をコピーし増幅、大気へ拡散します」
そう言うと、ハヤトの体から緑色の魔力が溢れ出て、周辺に広がる。
「なんだこれは?」
ハヤトにも分からない謎の行動をしだすセラ。そしてその間にも飛んでくる魔法と矢。
電磁シールドにより全て弾かれているため、問題はないが数が多い。だが、ハヤトの体から発せられた魔力が弾かれて地面に落ちた矢に集まる……そして……いつものようにハヤトの左目にモニターが表示され眼前のモンスター達に照準を合わせると、周りに落ちていた無数の矢が宙に浮きだし、モンスター達の方へ向きを変る。
矢はブーンと言う小さな音を発して高速で回転し、モンスター達に向かって緑色の魔力の尾を引きながら、矢とは思えないほどの速度で飛んで行き、次々と命中していく。
(おお~ まるでミサイルみたいだな)
矢は次々とゴブリン達に命中し、その命を刈り取っていく。だが、ゴブリンキングだけは、その強靭な肉体と防御魔法でミサイルの如き矢の猛攻撃に耐え、辛くも生き残った。
ゴブリンキングは予定外の状態に怒り、雄たけびを上げる。
「ほ~アレを凌げるのか、凄いな~」
ハヤトが感心しているとゴブリンキングが棍棒を振り上げ、ハヤトに向かって突っ込んできた。するとセラが次の攻撃に移る。
先ほどと同じように、再度体から緑色の魔素が溢れ、今度は死んだゴブリンが持っていた槍が一本、中に浮き矢と同じように高速でドリルの様に回転しだす。だが、先程とは違い回転の速度が異常に速い。矢はブーンと鳴っていたが、槍はキィーーンと言う音を出し回転している。
そして、ハヤトの左目には『Code:ブリューナク Standby』と表示され、一行下に『OK』の文字が……ハヤトが、その文字を見て「OK」と呟いた瞬間、槍は稲妻を纏い高速で飛翔し、ゴブリンキングの持つ木製の盾と胸を貫いて地面に突き刺さり中規模な爆発を起こした。
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舞い上がった砂煙が晴れた場所にはゴブリンキングが無残な姿で倒れていた。
「キャハハハ! やるね~ こんな魔法は初めて見たよ」
声が聞こえたと思った瞬間、目の前に黒いローブを纏った少女が現れハヤトに向かって魔法を放つ。
「死ね~! ウィンドブレイド~」
「ハヤト様! 危ない!」
マリアが叫ぶ……だが、実は左目のモニターでは、少し離れた場所から上空を飛行し、ハヤト達の方に向かって来る人物がいる事を察知していた。
そして、当然放たれた魔法も近距離とは言え、身体強化中のハヤト(セラ)は難なく躱し、目の前の少女の腕を掴み宙吊りにすと、今度は少女の体がハヤトの魔素に包まれていく。
「離せ! この~……ウィンドブレイド」
少女が暴れて魔法を放とうとするが、一向に発動しない。
「対象の魔力パターンの読取り成功…体内魔素の活動を一時的に制限します」
先ほど、少女の体がハヤトの魔素に包まれたとき、セラがコピーし増幅したナノマシンを少女の中に送り込んでいたのである。
「ウィンドブレイド……! ウィンドブレイド……! なに! どうゆう事…なぜ魔法が発動しないの……貴様! なにをした!」
セラは掴んだ腕から、この少女の魔力パターンを読み取り、魔法が発動できないよう、体内魔素の活動を制限していたのである。
(さすが、万能AI)
そして、暴れている少女を見て、マリアが驚き、名前を呼ぶ
「ラミア! なぜあなたが……それにその服……」
「マリア、知っているのか?」
ハヤトの問いにマリアは静かに頷く。
ラミアと呼ばれた少女は、マリアを睨みつけ叫ぶ。
「気安く私の名を呼ぶな! 裏切者!!! 教会を裏切った者がどうなるかは知っているだろう! 私が、お前達を殺すよう選ばれたんだ! 新しい執行者としてな! 見てろ……必ず殺してやる! 必ずだ!!」
「ラミア……」
常軌を逸した少女の言動に異常を感じたその時……セラの声が聞こえてくる。
「報告します。対象者の体内に強い呪いの魔道具が埋め込まれています。解呪しますか?」
セラからの報告にハヤトは当然のように答える。
「頼む」
「……解呪に成功しました。魔道具を取り出します」
セラがそう言うと、少女が苦しみだす。
「うっ……ギャアアアアーーーー……」
少女は気を失い、胸から黒く細長い水晶が出てきた。ハヤトは、この黒い水晶の鑑定をセラに頼む。
「セラ、鑑定を」
「了解しました。…この水晶は『狂魔の欠片』と言われる呪いの魔道具です。効果は、この水晶を体に埋め込むことで体内魔素の放出量を倍増する事が出きますが、代償として狂気により魔素の放出量に制御ができなくなり、体内魔素を使い切る事で対象者は死亡します」
「なるほど……使い捨てか……こんな小さな子にまで……なら、呪いを解いて水晶を取り出したから、もう大丈夫なのか?」
「はい、『狂魔の欠片』の影響は既にありませんが、体内魔素の内包量に異常が発生しています。このままでは魔力が回復せず、3日程で命を落とすと思われます」
心配そうにラミアの顔を覗き込んでいるマリアを見て、ハヤトがセラに再度聞く。
「助けられないのか?」
その横で、マリアがハヤトに何か言っている。
「ハヤト様、気が付くまでこの子の様子は私が見ますので……ハヤト様?」
マリアはハヤトに話しかけたが、ハヤトは返事をせず何かを考えこんでいる。実際は、セラとの会話中なのだが……そして、セラが答える。
「助命のため、対象者のナノマシンの遠隔操作を開始……体内魔素の恒久的制御を行う為、疑似機関を生成……完了。制御を開始します」
ハヤトの体から放出された魔素(ナノマシン)がラミアと呼ばれた少女の体内で処置をすましたようだ。
「マリア、もう大丈夫だ」
ハヤトは、マリアが必要以上に心配しないよう、余計な事は言わないようにしたが、ハヤトの体から出た魔素がラミアに吸収されるのを見たマリアは、ハヤトが何かの処置を施してくれたのだと理解し、感謝した。
「ハヤト様、ありがとうございます……実は、この子は、私が教会に居た頃、私の身の回りの世話をする、下僕の一人でした……今思えばこの子も国で親を殺され、奴隷となり果てた末にイーブス教に売られた可哀そうな子です。
魔力の素養は他の誰よりもありましたが、おとなしい子で、執行者になる事は望んでなかったはず……それでも、私にだけは必死に尽くしてくれていました……態度に出すことはありませんでしたが、あの頃の私でも、この子の事は僅かに残った心のどこかで、かつての妹の様に感じていたのかもしれません……」
マリアは、悲しそうな顔をして語る。
----
「う~~ん……」
ラミアが目を覚ました為、ハヤトは警戒をするが、マリアは心配そうに少女に話し掛ける。
「ラミア……大丈夫?」
「リリス……様? リリス様! はっ……私……リリス様になんて事を……」
ラミアが完全に目を覚ましたが、様子から見て特に危険は無さそうだったので、ハヤトは安心する。
「ラミア、私は大丈夫よ。それよりあなたの方こそ大丈夫?『狂魔の欠片』を使ったみたいだけど……」
「狂魔の欠片……ですか?」
「そう、この黒い水晶なのだけれど……見覚えはないの」
マリアは、そばに落ちている水晶を指さす。
「その水晶は、レギオン様から……リリス様が敵に捕まったと聞いて、助けに行きたいとお願い申し上げた時に、
リリス様を助けに行く時に役立つものだから、しっかりと胸にしまっておけと言われて頂いた物です」
どうやらうまく利用されたようだ。
「どうやら大丈夫そうだな」
ハヤトがマリアに話し掛けた途端……
「貴様! リリス様から離れろ! リリス様、リリス様は私が命に代えてもお守り致しますので、今のうちお逃げ下さい」
ラミアが叫び、マリアを庇う様に立ちはだかる。すると、マリアがそっと後ろからラミアを抱きしめ、ラミアに真実を伝える。
「ラミア、違うの……そんなことする必要はないの……」
「リリス様……?」
そしてラミアは、初めてマリアの様子に気付く。
「リリス様、そのお姿は……黒衣はどうなされたのですか……? まさか……本当に教会を裏切ったのですか?
お答えください! リリス様!」
マリアは、ハヤトに敗れレギオンに切り捨てられた事、自分が呪いのアイテムで精神支配されていた事、今はハヤトと共に償いの旅をしている事と、その全ての経緯を話した。
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