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しおりを挟む季節は春・・・
まだまだ肌寒い日のある四月末の朝七時・・・。
ゴールデンウィークの連休を利用して、とある施設を利用するため、待ち合わせ場所に指定された、とある駅の駅前ロータリーに来ていた。
“目立たないかな・・・?”
この日は例年より暖かったが、白のスノージャケットに白のジョガーパンツという出で立ちは、行先と下に着ているモノを考慮してのことだ。
何故なら、この下は腕も足も剥き出しの、普通の男ならしない変態的 ―――半袖体操服に紺のハイレグスクールブルマ――― な恰好だからだ。
そう、僕は佐久間真人(さくま まさと)年齢24歳、身長170cm、体重59kgで、地毛のショートはウルフカットのれっきとした男だ。
それがどうして、こんな恰好である処に行くことになったのか・・・。
それは一ヶ月ほど前、定期的に通っていた自宅近くのフィットネスジムで、ある人物に出会ったのが切っ掛けだった――――――。
「おや、佐久間君じゃないか」
エアロバイクから降りた僕は、突然背後から掛った声に驚いて振り返ると、会社の上司である部長がいた。
「部長!何故ここに?」
別に、この部長が苦手な訳でも、嫌いな訳でもなかったが、休日に上司に会う気まずさに、内心“げっ”っとなってしまう。
「このところ、中年太りが気になってね。半年位前から通っているんだよ、佐久間君は?」
「あっ、その・・・・・自分は、この近所で、・・・・・軽く汗を流しに通ってます・・・・・」
表面上は平静を保ちながら、当たり障りのない返事をする僕に、部長は顔を寄せ声を潜めて言ってきた。
「実を言うと、少し前から何回か君を見かけていたんだが、今日まで声を掛けそびれていてね・・・」
「それは、どうしてですか?」
こちらはともかく、上司の部長が気兼ねする事も無いだろうに、と思いながら尋ねる。
「休日に上司に会うのは気まずいかと思ってね」
「あ・・・・・」
内心の心情を、ずばりと言い当てられ、何とも居たたまれない気持ちになる。
「・・・では、どうして今日は・・・」
「いや、どうしても気になる事が出来てね」
「気になる事?」
何事かと鸚鵡返しに尋ねると、部長は声を潜めたまま訊いてきた。
「君、そのスパッツの下、尻割れサポーター穿いてるだろ?」
「!?」
〝気付かれた〟と思うのと同時に、誰かに聞かれなかったかと周囲を見廻す。
幸いにも、今は人が少なく、聞こえる範囲には誰もいなかった事に、ホッとしながら部長に目を戻す。
今の服装は、ウエスト丈のグレーのタンクトップに一分丈の白スパッツ、そしてその下は、指摘された通り、白無地の尻割れサポーターだ。
実のところ、このフィットネスジムに通うようになったのは、運動不足解消を見せかけに、性的嗜好の細やかな発散が目的だったからだ。
露出趣味とでも言えばいいのか、恥ずかしい恰好をしたい・見られたい―――決して、全裸露出ではなく―――と言う、欲求を満たす為である。
とはいえ、性器を丸出しにする訳ではないので、誰かに咎められる謂れは無いのだが、知られれば気まずいものだ。
それと同時に、自分のしている恰好を意識して、恥ずかしさと共に興奮も覚えてしまう。
「そっ、その・・・これは・・・」
「ああ、別に非難するつもりじゃない。どんな下着を穿こうが自由だしね、ただ・・・・・」
そこで一旦言葉を切ると、部長は僕の目を覗き込んだ。
「・・・この前はTバックのビキニ、ノーパンだった事もあったよね?」
「っ!?」
全部見られていたという事実に、羞恥心と共に顔に熱が上がって来るのがわかる。
「・・・あの・・・その・・・誰にも・・・」
慌てて言い募る僕を、手で制して部長は続ける。
「勘違いしないでほしいんだが、別に君の弱みを握ってどうこうとか、公表しようとかじゃないんだ」
「えっと・・・・・」
部長の意図が分からず、混乱する僕に部長は苦笑いを浮かべた。
「服の下に何を着ていようが、他人がどうこう言う事じゃないだろう?それに、私はそんな事を不快に思ったりしない、・・・むしろ」
そこまで言って、意味深な表情をした。
「そう言った子も、その姿を見るのも好きなんだ」
「・・・・・ええと・・・・・」
なんだか、とんでもない事をカミングアウトされた様な気がして、僕は唖然とした。
「部長・・・・・もしかして、ゲイですか?」
「いや、どちらかと言うとバイだね」
更に声を潜めて訊く僕に、部長はあっさりそう言った。
「・・・・・」
「それを踏まえて、佐久間君に話があるんだが、このあと時間はあるかね?」
何を企んでるかは分からなかったが、選択肢はないような気がして、僕は頷いた。
その後、場所を変えようと言った部長に連れて行かれたのは、個室のある高級そうなBARだった。
ブルーのスポーツジャケットに黒のジョガーパンツという、こんな店には場違いなスタイルに気が引けながら、部長に促されるまま店に入ると、奥にある個室に案内される。
窓のないその個室は、三方の壁に沿うようにソファーが配置された六畳ほどの部屋だ。
「ここなら、誰かに話を聞かれる心配はないからね」
そう言って、手慣れた様子でオーダーを済ませ、お酒が運ばれてくると、マスターらしき人に〝暫く誰も入ってこない様にしてほしい〟と頼んで二人っきりなる。
「まあ、そんな緊張しないで、先ずは呑もうか」
言って、部長はボトルからロックで、僕はハイボールで軽くグラスを合わせた。
「・・・で、本題に入る前に、ひとつ頼んでいいだろうか?」
「・・・なんでしょう?」
緊張というか、警戒を解けないまま訊く僕に、部長はどこか済まなさそうな顔で言った。
「嫌ならいいんだが、・・・・・その、ジャケットとジョガーパンツを脱いで、スパッツ姿を見せてくれないか?」
「ええと・・・・・」
相手の思惑が分からないまま、先程のジムで部長が言った台詞を思い出していた。
『そう言った子も、その姿を見るのも好きなんだ』『どちらかと言うとバイだね』―――
内心“う~ん”と唸る。
どうせもう知られているし、別に全裸になれと言われた訳でもない。
それに、どうも部長は此方側の人間らしい―――未だに信じられないが―――ので、僕は覚悟を決めて立ち上がった。
上着を脱いでタンクトップとスパッツの姿になる。
「ほう!」
僅かに身を乗り出し、しげしげと僕を見る部長の視線が、なぜかこそばゆい。
「もう少しこっちに来て、後を向いてくれないか?」
「うぅ・・・・・、はい・・・・・」
恥ずかしさに身悶えそうになる僕を余所に、忌避する様子も無くむしろ嬉しそうにしているところを見て、部長の言った事が本当らしいと思い始める。
「うんうん・・・、いいねぇ、白いスパッツに尻割れサポーターが薄っすら透けて・・・・・」
そんな事を言いつつ、部長が手を伸ばして、僕の尻をつるりと撫でてきた。
「えっ!ちょ、ちょっと・・・!」
不意に触られ、驚きの声を上げて一歩離れる。
「ああっ、済まない・・・・・つい」
無意識に手を出したのだろうか、僕の反応にハッとしたように、手を引っ込めると、済まなさそうにした。
「・・・・・」
その様子を横目で見て、どうやら部長のカミングアウトは、本当らしいと確信しちょっとだけ安心する。
「・・・それで、そろそろ本題を話してくれませんか?」
嘆息して、そう言いつつ元の席に戻ろうとすると、部長が躊躇いがちに手招きする。
言外に〝こっちに座らないか?〟と言っているのが、ありありと分かる様子に、僕は気付かれない様に息を吐くと、部長の隣に座った。
「・・・で」
改めて、話の続きを催促する僕に、部長は居住いを正すと、おもむろに口を開いた。
「まず最初に明言するが、これからする話・・・『提案』を断ったとして、君をどうこうする気は無い。・・・が、他言だけはしない事を誓ってほしい」
妙な迫力・・・というか、真剣な様子に呑まれて、僕が無言で頷くと部長は話を続ける。
「それで、佐久間君はうちの会社が運営している保養所の事は知っているかい?」
「保養所?・・・うちの会社、保養所を持っていたんですか?」
聞いたことも無い初耳である。
「ああ、・・・といってもうちだけじゃなく、複数の会社で共同運営している施設なんだが」
「はぁ・・・知りませんでした」
普通、リゾート地や温泉地のホテルや旅館と、契約して利用するものじゃないだろうか、と思いつつ話を聞く。
「まあ、そうだろうな・・・。その施設は厳格な人選を行った上で勧誘して、趣旨を理解し承諾した者だけが利用できる施設なんだ」
「はあ・・・・・」
言っている意味が、半ば分からないまま曖昧に相槌を打つ僕に、部長は急に話題を変えた。
「ところで、佐久間君は、その・・・なんというか、・・・恥ずかしい恰好をして人に見られたい・・・。一種の『露出願望』が有るという事で、間違いないだろうか?」
「?・・・・・それと、その保養所の話になんの関わりが・・・・・?」
話が急に飛んだ様な気がして目を向けると、部長が置き場に困ったように、手をもぞもぞさせているのが視界に入って、僕は嘆息した。
「触って、いいですよ・・・・・」
「・・・・・いいのかい?」
その返事に頷くと、僕は太腿に置いていた両手を上げて退かした。
それを見て部長は、そっと僕の太腿に触れ撫ではじめた。
「それで・・・僕の『趣味』と保養所に何の関わりが・・・・・?」
「ああ・・・・・、そうだったね。・・・それでは率直に訊くが、君がしたい恥ずかしい恰好と言うのは、こういったスパッツやタイツだけかね?」
太腿を優しく撫でさするその手に、気を取られつつ問い返す。
「えと・・・・・、それは他にどんな服装が好みかって事ですか?」
「そうだ」
未だに何故そんな事を、聞かれるのか分からなかったが、少し考えて僕は答えた。
「・・・・・そうですね、競泳ビキニとか、昔の子供が穿いていた半ズボン・・・今でいうデニムのホットパンツと・・・かですかね・・・・・?」
途中、僅かに言い淀む。
「ふむ、ではブルマの体操着や、レオタードなんかに興味はないかな?」
「!!」
その言葉に、ドキッ!とする。
流石に口出すのは憚られて、言えなかったコスチュームの事を、そのものずばり言い当てられて目を見張った。
そんな僕の反応を見て、部長はニコリと笑う。
「やはり、そうなんだね・・・この一分丈のスパッツを見た時から、そうじゃないかと思ったんだ、このお尻だけをすっぽり包むようなシルエットが・・・・・いいね」
「あの、その・・・・・あっ!」
言いつつ部長は、僕のスパッツの前に手を伸ばす。
その手の先には、少し前から勃起し始めた、僕のペニスがあった。
「ふふ・・・、自分がそんな格好してるのを想像して、興奮したのかい?」
「ああっ・・・・・」
ゆっくり時間をかけて、じりじりと近づく部長の手から目が離せなくなる・・・・・そして遂に指先が僕のペニスに触れると、引っ掻くように裏筋をなぞり上げた。
「さあ、どうなんだい?はっきりと口出して言ってくれないか?」
「あぁっ・・・・・・そうです、ブルマやレオタード姿が好きですっ!」
自ら変態だと宣言させられ、羞恥で真っ赤になった顔を腕で隠す。
「ああ、いや済まん済まん、ちょっと調子に乗ったかな・・・。別にその事を蔑もうとか、責めようとかではないんだ」
完全に勃起した、僕のペニスを撫でさすりながら、部長は続ける。
「ええっ。・・・・・んんっ」
「むしろ、予想通りで安心してるんだよ・・・。それで、その服は憧れているだけかね?それとも、もう所有してるのかね?」
雁首の辺りを引っ掻きながら、意地悪に訊いてくる。
「・・・も、持ってます・・・」
「ほう、そうかね・・・じゃあ、何をどの位持っているか、教えてくれないか?」
気付くと僕は、部長に抱き竦められるように、背中から廻された手に乳首を弄られていた。
「ひんっ!・・・・・は、半袖体操・・・服とブルマのセットを幾つかと・・・レ、レオタードとワン・・・ピースの競泳水着・・・と、スクール・・・水着・・・を何枚か・・・・・」
「結構、持っているね・・・・・、それは良かった」
そこで、僕は涙目になりながらも、乳首とペニスの刺激に耐えて、部長に待ったをかけた。
「ぶ、部長・・・・・ダメです!こんな処で!・・・それに・・・こんな事を、しにきた・・・訳じゃ・・・本来の話を・・・・・!」
「おっと!そうだった、・・・・・済まん済まん。理想通りだったので、ついつい嬉しくなってしまってね・・・・・」
悪びれもせず、しかし意外にあっさり手を放すと、部長は座り直した。
“・・・・・部長、バイって言ってたけど、Sっ気もあるのか?”
少し息を乱し、そんな事を考えながら、再開した部長の話の続きを聞き進めるうちに、僕はその内容に聞き入っていたのだった。
そうして話を聞いて納得の上で、僕は保養所―――通称『学院』―――に行くことにした。
部長が言うには、今日が『初登校』の転校生という事だったが。
“まあ、シュチュエーションって大事だよな・・・・・”
なんとなく、呆れたようなため息を吐いて、肩から下げたトレーニングダッフルバックを掛け直して、迎えの車を待つ。
今日の目的は保養所への〝登録〟と、『学院』の取り決めと施設内の説明と言う名目の、実地研修(?)を兼ねた〝慣らし〟だ。
部長曰く、『体験入学』だそうだ。
と、そんな事をつらつら考えていると、一台の白いワンボックスカーが僕の前に停まった。
良く見かける大型商用バンは、停車するとすぐさまスライドドアが開いて、部長が顔を出す。
「やあ佐久間君、おはよう」
「部長!」
来るとは聞いていなかった、部長が顔を出したのに驚いていると。
「話は車の中で。さあ、乗って乗って」
と促されて、半ば引っ張り込まれるように、僕は車に乗り込んだ。
「お、おはようございます、部長。・・・・・でも、どうしてここに?」
「初めて施設を利用する者には、紹介者が同行する決まりになっていてね」
遅ればせながらの挨拶と疑問を口にする僕に、部長はニコリと笑って言った。
「はあ、そうなんですか・・・・・」
「さあ、シートベルトを締めて。早速出発だ」
ドアを閉め、シートに座る僕にそう言うと、まもなく車が走り出す。
「佐伯さん、紹介してくださいよ」
「ああ、これは申し訳ない。彼は佐久間真人(さくま まさと)、今日から『学院』に行くことになった『女子生徒』役のマコトくんだ」
言って佐伯部長は運転手の他に、既に乗っていた三人の同乗者に、僕を紹介した。
「は、初めまして。佐久間マコトです」
「マコトくん、こちらは右から『PTA会長』役の鈴木さん、『女子生徒』役の高橋正巳(たかはし まさみ)さん、『保護者会代表』役の佐藤さん、それと運転しているのが、『教師』役の井上さんだ」
紹介された順に「初めまして」と各々に挨拶をする。
「なかなか良さそうな子を探してきましたな、佐伯さん」
「ええ、数か月前にある事が切っ掛けで目を付けましてね。確認してみたら、これが大当たり!という訳ですよ」
他愛無い世間話をするように話す、部長達を横目で見ながら、僕は『女子生徒』役と言って紹介された高橋さんに目を向ける。
今時らしい短髪で、僕と同じ位の年齢のスリムな人だ。
パッと見、女性的な要素などなく、どこにでもいる男性に見える彼が、僕と同じ性質―――女装嗜好―――があるようにはとても見えない、そう思っていると。
「!?」
目が合ってニコリと微笑んだ、マサミさんの表情になんとも言えない、色っぽさを感じて、僕は慌てて目を逸らして前を向いた。
まるで〝これから、愉しみね〟と言っているかのように見えたのだ。
「さて、これから高速道路を使って目的地に向かう訳だが・・・・・」
そんな僕に、世間話を終えた部長が話しかけてきた。
「途中、トイレ休憩でサービスエリアに寄るが、そこを出発したら、君とマサミくんは、上に着ている物を脱いでもらう」
「!?・・・ここでですか?」
突然のその言葉に、驚き目を見張る。
「そう、車内でブルマ姿になってもらう。当然、上に着ていた物は帰るまで預からせてもらうよ」
「・・・・・そんな」
信じられない言葉に車内を見廻すと、僅かに顔を赤らめながらも、平然としたマサミさんと、ニヤニヤ笑いを隠そうともしない、二人の男と目が合う。
確かにブルマ姿になる―――なれる―――事は聞いていたが、それは施設に着いてからだと思っていたのだ。
「心配しなくても、走っている車の車内など、そうそう見えるモノじゃない」
「・・・・・・」
前に向き直り、ニヤニヤ笑いの雰囲気が伝わってくる、後席に気を取られながらも、部長の続く言葉を聞く。
「さてその後だが、二人には我々による服装検査を受けてもらう」
「服装検査?」
見れば分かるだろうに、何を検査すると云うのだろうかと思っていると、部長は更に続けた。
「この前も言ったが、下着の着用は認められていないからね。穿いていないか確かめさせてもらうよ」
「!?」
その言葉に目の前が暗くなるのと同時に、胸の鼓動が一気に跳ね上がる。
「それから言っておくが、これは毎回『学院』に向かう度に同じ事が行われる。尚、『生徒』役の自家用車の使用は認められていない。必ず、送迎車に乗ってもらう」
“・・・それってつまり、毎回車の中で辱められるってこと!?”
そんな事実に愕然とした僕は、高速道路へのスロープを駆け上がる車の中で、逃げ場のない事を思い知らされたのだった。
「さて、そろそろ出発しますよ」
運転役の『教師』の声に、僕は緊張した面持ちで車に向かった。
各々、トイレを済ませたり、飲み物を調達したりと、行動していた全員が車の元に集まる中、ひとり足りない事に気付く。
“・・・あれ?マサミさんがいない?”
そう思って、部長に声を掛けようとした時、急に車のスライドドアが開いて、中から見知らぬ女性が顔を出した。
ミディアムレイヤーの茶髪で、僕より僅かに背が低いスリムな人だ。
“どちらさま?”
と、疑問に思っていると、『教師役』が口を開いた。
「マサミさん、準備できましたか」
「はい、ばっちりです!」
その会話に、僕は目を剥いた。
「ええっ~~~!!マサミさん?」
「もう、驚きすぎですよ。マコトくん」
良く見れば、着ているジャージは確かに先程、正美さんが着ていたものと同じだった・・・が、いやもうこれは、全くの別人である。
「これは、ウィッグです・・・、あとファンデと色付きのリップクリームを薄く塗った位ですよ」
口をぱくぱくさせる僕に、悪戯っぽく笑って見せる。
「いやぁ、何度か見てるけど、マサミさん見事だね・・・」
「ほう・・・・・」
「へぇ~~~」
『教師役』と『PTA会長役』、『保護者会代表役』の三人が口々に感心している。
そこで唖然としたままの僕の手を、マサミさんが引っ張った。
「マコトくん、こっち来て」
「えっ、えっ、えっ・・・・・」
引かれるままに車の中に引っ張り込まれると、マサミさんは車外へ振り返って。
「ちょっとだけ、待ってて下さいね」
と言って、スライドドアを閉めて僕に向き合った。
「あ、あの・・・マサミさん?」
「私の持ってる有り合わせだけど、我慢してね・・・」
そう言うと、僕の顔に何かを塗り始め、次いで目元に筆で何かを描くようになぞると、最後に唇にリップクリームを塗り、スプレーとブラシを使って髪型を整える。
そして暫く眺めまわした後、何かに納得したような顔をして頷いた。
「よしっ!、メイクと言える程じゃないけど、いいでしょ・・・」
「えっと・・・?」
何がどうなったのか分からぬまま、どうやらメイクをされたらしい事だけは理解する。
「じゃあ、外の人たちに見てもらいましょ」
言うなり、止める間もなくスライドドアに手を掛ける。
「あ、ちょっと・・・」
「おっ!」「ほほう・・・」「へぇぇ~」「おお、これは」
そうしてドアが開くなり、四者四様の感嘆符が上がった。
「えっ、えっ、えっ・・・・・?」
大袈裟と思えるほどの反応に、思わず目をパチクリさせる僕に、マサミさんが手鏡を渡してくる。
「はい。自分でも見てみなさい」
「?」
言われるがままに、手鏡を覗き込んだ途端、僕は固まった。
“だれ?”
そこには、自分ではない誰かが居た。
簡単なメイクとは思えない、陰影のついた立体的なそれは、鏡の中に僕じゃない女性を出現させていた。
「マコトくん、すっかり女の子だねぇ・・・」
「こりゃ、この後が愉しみだ」
部長ともう一人が、それを見て何か含みのある笑みを浮かべるのを見て、この後の展開を思い出した僕は、不安と期待の相反する気持ちを覚えたのだった。
「よし、では二人とも上に着ている物を脱いで、この中に入れなさい」
走り出した車が高速道路の本線に入るなり、部長は大きなの巾着袋を渡して、そう言ってきた。
「「・・・・・はい」」
覚悟を決めた僕と、慣れた感じのマサミさんは素直に頷くと、言われた通り上着を脱いで、半袖体操服のブルマ姿になる。
マサミさんはヨークタイプの長袖体操服にグリーンのハイカットブルマ、僕はハーフジップの半袖体操服に紺のハイレグスクールブルマだ。
「「「おお~~~」」」
“やぁ・・・!”
「・・・・・」
羞恥的な姿を三人の男達の前に晒して、僕は恥ずかしさに身悶えた。
「まずは目視検査だ、尻を突き出しなさい!」
「ほら、マコトくんは手を頭の後ろに廻して、背を反らしなさい」
僕とマサミさんは、それぞれにポーズを指示されて、男達の舐める様な視線に晒される。
大型商用バンは、乗用のミニバンと違い、同じ七人乗りでも、荷物を積む為に広い車内スペースが確保されている。
その上、2列目・3列目共にベンチシートだから、肘掛けなどの邪魔なものもなく、動きやすいため様々なポージングを強要される。
ひとポーズ毎に、息が掛かりそうな程近くから注がれるその視線に、嫌悪感からではない震えが走る。
ふと見ると、マサミさんも同様らしく、僕よりは慣れているようだったが、ほんのりと頬を赤くし唇を引き結ぶさまは、何かに耐えているように見えた。
そうしてたっぷりと視姦されるが、勿論それで終わりではない。
「よし、では触診検査に移る」
医者の様な物言いで、軽く足を開かせ尻を突き出す姿勢にさせられると、おもむろに手を伸ばしてくる。
「ひゃっ・・・!」
「んっ・・・!」
まずはブルマの上から触れてくるが、その手付きは〝確かめて〟いるというより、もはや愛撫だ。
下着なしの直穿きのブルマの上から、執拗に撫で擦る手は、足の間を通り〝蟻の門渡り〟をつめ先でなぞりながら、陰部―――睾丸―――に至る。
「ひぃん!」
その刺激に、情けない声を上げながら下半身が反応する。
「やぁん!あふっ!」
しかしマサミさんはもっと大変だった。
僕と同じ姿勢を取らされ、二人がかりで〝検査〟されているのだ。
下着の検査には関係ないはずの内腿を手が這い、前と後ろから同時に撫でられ、尻とペニスを揉まれている。
「あぁ・・・!あひん!」
あられもなくマサミさんが、喘ぎ声が漏らすのを肩越しに見ながら、しかし僕も他人事ではなかった。
「あ、ああぁ・・・・・」
わざわざ股間を通して、前に廻された左手がペニスを揉み扱き、ブルマの裾から侵入してきた右手が尻を直揉みしてくる。
「やぁっ!・・・・・あぁっ!」
思わず喘ぎを漏らし尻を振る僕に、部長の手付きが大胆になり、遂には菊門に指が届く。
「ちゃんと綺麗にしてきただろうね?」
「あぁ、だめぇ!」
菊門を円を描くようになぞり、指先が抉るようにして、中への侵入を試みる。
事前に言われた通り、家を出る前にイチジク浣腸で綺麗にしてきたが、それでも普段他人に触れられる事のない処である。
嫌悪感と羞恥と興奮が、綯い交ぜとなって湧き上がり、堪らず声を上げてしまう。
「ひぃん!」
ズブッという感触と共に、指が菊門を押し広げ侵入を許してしまう。
「あひぃ!ひぁぁ!」
グリグリと菊門を抉り蠢く指先に、悲鳴とも喘ぎともつかない声が漏れる。
そうして暫く嬲られた僕とマサミさんは、不意に離れた手に虚を突かれた。
「「?」」
軽く上がった息を整え振り向くと、同じく顔を上げ物足りなさそうな様子のマサミさんと目が合う。
これで終わりかと、マサミさん同様に身体の奥に熾った、疼きのような感覚に物足りなさを感じていると、部長が口を開いた。
「さあ、交代だ」
「「えっ」」
何を言われたのか理解するより早く、僕とマサミさんの場所が入れ替えられる。
「ひゃっ!」
「あぁ!」
そして、直ぐさま〝触診検査〟が再開される。
「あふっ!あぁぁぁ!」
「ふあっ!ふぅん!やぁあっ!はぁんっ!」
マサミさんは部長に、僕は後席の二人に弄ばれ、再び嬌声を上げながら目的地に向かうのだった。
やがて高速道路を降り、下道を走り始めて程なくすると、無人集落を通りすぎ、高台にある目的の保養所―――『学院』―――へと到着する。しかし校門の前で停車すると、車はそれ以上動く気配は無かった。
「?」
到着したらしいのに校内へ入ろうとしない車を、不審に思い声を上げようとする僕より先に、2列目のシートに移っていたマサミさんが動いた。
躊躇いなくスライドドアを開くと、ブルマ姿を隠すことなく車を降りる。
“ええっ!?”
驚く僕を尻目に、そのまま車の後ろに回り込むと、リアハッチを開けて荷物を取り出す。
「はい、マコトくん。少し寒いからジャージの上を羽織った方がいいよ」
スライドドアから再び顔を覗かせると、マサミさんはそう言って、僕にバックを渡すとさっさと校舎の正面玄関に向かって歩き出した。
「えっ、ええっ!?」
そんなマサミさんを見送って、僕はなにがどうなっているか飲み込めずに呆然とする。
「ほら、何をしている。車を降りて正面玄関に向かいなさい」
「ええっ、ここからですか?」
その言葉に我に返って声を上げた僕に、部長はイヤらしい笑みを浮かべた。
ここから校舎正面玄関までは14~5m、何も遮るもののないそこを、ブルマ姿で歩かされる事を想像して眩暈に似た感覚に襲われる。
「そうだよ、あそこまで歩くんだ」
どんな葛藤を抱いているか、充分承知の上なのだろう、愉しそうな笑顔で背を押すと車から降ろされる。
「!!」
どこから見られているか分からない不安に立ち竦む僕に、平地に比べて冷たい風が肌を撫でる。
その肌寒さに、ブルっと身を震わせて我に返ると、僕はマサミさんの助言に従って、慌ててバックの中からジャージの上着を取り出して着こみ、意を決して正面玄関に向かって歩き出したのだった。
元々は下駄箱が並んでいた場所なのだろう。
2列ほどの下駄箱が残っている他は、何もなくなった無駄に広いそのスペースには、元々は無かったであろう、横に長いカウンターが設えられ、一人の女性―――後で知ったが、ニューハーフだそうだ―――が待ち受けていた。
「あのぅ・・・、初めてなんですけど・・・」
自らの服装に羞恥心から、ジャージの裾を引っ張って、躊躇いがちにそう声を掛ける僕に、カウンターの女性はにこやかな笑顔で迎えてくれた。
「はい。お名前を伺っても宜しいですか?」
「あぁ、はい。・・・あの、佐久間真人です・・・」
なんとなく、オドオドした感じで答える僕に、女性は柔らかい物腰で受け答えを続ける。
「はい、承っております。・・・・・佐久間真人さんですね。・・・・・では、こちらにご入力をお願いします」
「あ、はい」
言ってタブレットのディスプレイをこちらに向けてくる。
名前・住所・連絡先の電話番号など、ありきたりの項目を埋めてゆくと、その次は独特な内容だった。
先ずは、登録役と登録名だ。
選択式になっている登録役は、『男の子役』『女の子役』『教師役』と多岐に渡り、その中から選ぶようになっていて、『女の子役』を選択すると、登録名の入力に移る。
―――因みに、『女の子役』以外は、登録名の入力は任意になっているらしい―――。
僕は予め決めてきた、「佐久間 マコト」の名を入力すると、次に進んだ。
「攻め」か「受け」かの入力を済ませると、その後は好みの服装や、複数OKかとか、細かい内容を入力をしていく。
そうして、最後の項目まで目を通し入力を済ませると、受付嬢にタブレットを返した。
「はい、承りました。本日のご利用は仮登録となりますが、もし今後も当施設をご利用の意志がある場合には、お帰りの際に仰って下さい。」
「はあ・・・・・」
入力内容を確認して、淀みなく受付をする女性に、まるでどこかのホテルの受付にでもいるような錯覚を覚える。
「尚、本日は日帰り利用との事ですが、もし宿泊を希望される場合は、お手数ですがこちらのカウンターまで来ていただいて申請をお願いします」
「は、はあ・・・・・」
流れる様な進行に圧倒(笑)され、二の句を継げない僕に、受付嬢は一つの鍵を渡してくる。
「こちらはゲスト用のロッカーキーです。更衣室はあちらですので、お荷物はそちらのロッカーで管理をお願いします」
最後にそう言うと廊下の先を示して、深々とお辞儀をする受付嬢に、なんとなく気圧されて、指し示されるままに更衣室に向かう。
“そういえば、ここ建前上は保養所って言ってたっけ・・・・・”
聞いていた話と、ホテルの受付のような対応のギャップに戸惑う。
“それに、女性がいるなんて聞いてないし・・・・・”
自分の恰好に、あの女性(笑)が何と思っただろうか想像して、羞恥心から赤面してしまう。
とにかく今は荷物を置いてこなきゃ、と頭を振って気持ちを切り替えると、僕は更衣室に急いだ。
「ここはセルフサービスの食堂だ、朝・昼・夕の食事時間以外は、飲み物の提供をしている・・・・・」
施設内を部長に案内されながら、僕はそれぞれの場所での注意事項を説明されていた。
「それから食事を摂る際、『女の子役』はこのテーブル以外、使用禁止だから覚えておいてくれ」
「あの、これって・・・・・」
どう見ても、立ったまま使用する高さのテーブルに、戸惑いの声を上げる僕に、部長は顔を寄せて囁いた。
「座ったら、その可愛いお尻が見えなくなるだろう?だから、立ったまま皆に見られて食事を摂るんだよ」
「・・・・・!?」
その光景を想像して、羞恥心から本日何度目になるかの赤面をした僕が、俯くのを見て部長は面白そうに笑った。
この『学院』は外観はそれ程変わっていないとの事だったが、内部はかなり大規模なリホーム、もといリノベーションが施されていた。
木造二階建ての趣のある校舎が、二棟並行して建てられ、その間は校舎と同じく、二階建て―――元は屋根が掛けられただけの壁の無いものだったそうだが―――の渡り廊下が繋いでいる。
上から見ると『工』の字型になった、校舎の校庭側には元中庭だったであろう場所全てがウッドデッキになっていて、壁面には大型のモニターが5台も設置されていた。
その反対側になる、こちらも元中庭はジャグジーを備えたスパ施設だ。
便宜上、正面玄関のある棟を第一校舎、奥の棟を第二校舎と呼んでいるのだそうだが、第二校舎の二階は役員以上専用の施設なので、許可なく立ち入らない様に、厳しく注意を受ける。
その他、プールと体育館が校舎から少し離れた所に建っていて、第二校舎の端から、屋根の掛けられただけの通路―――渡り廊下(?)―――で繋がっている。
そして特筆すべきは校庭だ。
元は土のグラウンドだったろう校庭は、こんな場所には似付かわしくない、陸上競技場のようなゴム舗装がされ、それほど広くないせいか随分とこじんまりとしたトラックが敷かれていた――――――。
職員室兼事務室に『保健室』のプレートの掛ったままの救護室、更衣室にシャワールームと『生徒指導室』に厨房と食堂をと、次々に部屋を案内された僕は、宿泊部屋のある二階に向かう。
元々の教室を細かく区切ったのだろう、各部屋の上には各学年表示で、2年生の部屋は4組・4部屋、3年生の部屋は3組・3部屋、4年生の部屋は3組・3部屋・5年生の部屋は4組・4部屋と14部屋が用意されていた。
「?・・・・・1年生と6年生の部屋は何故、無いんですか?」
カーペット敷きでBOX型の畳ベットの置かれた、各々の部屋を覗き込みながら、各部屋の表示を指差して素朴な疑問を口にする。
「これは学年じゃなく、一部屋の宿泊人数制限を表しているんだ。つまり、2年は二人部屋、5年は5人部屋という具合にね」
「へぇ・・・・・えっと?」
今一つ意味が分からず、曖昧な表情を浮かべる僕に、部長は再び顔を寄せると、声を潜めた。
「分からないか?両手と口とアナルを使っても、一人が一度に相手できるのは四人までだろう?」
「・・・・・えええっ~~~!?」
言われた意味が、頭に染み込むまでの僅かな間の後、僕は爆発したみたいに顔を真っ赤にして、声を上げていた。
「因みに、二人部屋は例外を除いて、パートナーがいる者が事前申請しないと使えない。また『女の子役』は施設側が指定した部屋以外には宿泊出来ない決まりになってるんだ」
「・・・・・つまり」
口籠る様に上目遣いで部長を見ると、ニヤリと笑った。
「3P・4Pは当たり前ってことだよ」
「~~~~~!」
顔の熱が下がらないまま、部長に促されて次の場所に向かう。
第二校舎一階のジャグジーなどのスパ施設と大浴場(中浴場?)を見学した後、校庭側の方に行くと、そこだけビジネスホテルの様な内装に目を見張る。
「ああ、ここは役員兼ゲスト用の宿泊部屋だよ」
その言葉に、たまたま開いていた扉から中を覗くと、シンプルだが品の良さそうな、さながら何処かのホテルのシングルルームのような室内が見える。
「もし、今日泊まる気になったのなら、特別に今回だけこの部屋に泊まれる・・・」
そこで、部長は一旦言葉を切ると。
「・・・まあ、尤も3P・4Pをしたいのなら止めないがね」
「~~~~~!!」
実はさっき宿泊部屋の話を聞いてから、元気に勃起し始めたペニスに気付かれたのかと思い、焦ってしまう。
そうして、その後体育館とプールを見学すると、用意していた専用の外履き―――陸上用シューズ―――に穿き替え、校庭へと出て行った。
「凄いですね、本格的な陸上用トラックじゃないですか」
「少し小さいがね。・・・・・普段、運動不足の者も多いから、この方が走りやすいし、土の校庭より怪我の程度も抑えられるからね・・・・・でも」
言って、部長は意味ありげな視線をグラウンドに向けた。
「本当の目的は他にある。・・・・・良く見てみたまえ」
「?」
何のことか分からず、言われるがままにゴム塗装の路面に目を凝らすと、あちらこちらに丸いガラスが嵌め込まれている事に気付く。
“何だこれ?”
興味を引かれ近づいて覗き込むと、その中にはカメラが仕込まれているのが見える。
「!?」
「そう、この校庭がゴム塗装なのは、地面にカメラを仕掛ける為なのさ」
“この前の説明でも聞いたけど、こんな処まで!?”
「ここだけじゃない、この前も言ったが施設内には、到る所にカメラが仕掛けられていて、『女の子役』も『男の子役』も余さず動画撮影されている」
とんでもない事をサラリと言って、部長は愉しげに笑った。
「だから君のここに来てからも、たっぷり撮られてるからね。後で自分の痴態をたっぷり鑑賞しなさい」
「あうぅぅ・・・・・」
ずっと感じていた、羞恥心を煽られ、僕はひとり呻くのだった。
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