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1幕 最恐タッグ降臨

俄然やる気が出てきました

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城塞都市バルディス:都市内部壁付近

「なんだぁ..?意外と楽に入れたな 何も言われなかったぞ 警備緩くね?どう思うよヴィルさんよぉ」

「商人なんだから護衛だのなんだの言えば通れるだろ普通に考えてさ」

そっかぁそれなら仕方ないわな
周りを見渡せばよく見る冒険者の他に露店や警備兵らしい人物が跋扈しているではないか(でも弱いな絶対)

「グレン先に言っておくが変な騒ぎとか起こすんじゃないぞ」

「分かってるって人間の生活を楽しみたいだけなのに問題起こす方がおかしいだろ」

「それもそうだな」

「グレンさん!ヴィルさん!お待たせしました~!」

やっと話が終わったか...

「別に急がなくてもいいですよレネさん 商人なら急ぐ時以外は気楽にした方がいいと思いますよ」

「それもそうですね なら今は急ぎの仕事もないのでゆっくりバルディスを堪能しましょう!」

「「お~!」」

ヴィルと共に紫髪でまだ幼さを残した顔の可愛いお姉さん事レネについて行こうではないか!

「なぁヴィルあの建物なんだ? 結構デカイな」

「私が知ってる訳ないだろうグレン 壁の内側は来たことないんだぞ」

「あれは商業組合の建物ですよ」

ショウギョウクミアイ?ってなんぞや

「もしかしてお二人共4丁組合の事ご存知ないのですか?」

「すみません....田舎暮らしなもんで世間の事は疎くて....」

「それはそれは...なら4丁組合についてお教えしましょう まずここ十数年の内に4つの組合が誕生しました 第1に民からの依頼をこなしたり魔物達を倒したりする実力派の冒険者組合  第2に商売関係の全てを取り扱っている商業組合ここ一帯の露店やお店あと旅商人なんかも全て商業組合が管理しているんですよ 第3に商業に必要な物資 武具や食料といった物を生産提供する生産組合 冒険者に代わって町の防衛や警備をしているのが警官組合 といって生活に必要な物や人材のそれぞれといった仕事をこの4つの組合が管理していて就職活動なんかも組合で行うので実質就職率は100%という素晴らしシステムなのです」

長い説明お疲れ様です

「はぇ~なんかスッゲェなヴィル」

「そうだな100% それなら生活も多少安心だな」

「ところでグレンさんとヴィルさんはここに来たと言うことはお仕事探しですか?」

「まぁそんな感じですね取り敢えず冒険者でもやってみましょうかね どうする?グレン」

「お~俺は戦う以外は基本約立たずだから冒険者一択だろ」

取り敢えずやる事は決まったな ここでも好きな事が出来るなんて俄然やる気が出てきましたゾ

「そうだ 冒険者登録するなら 新人商人ですが推薦状を書きましょう 魔物を腕1本で両断・・・・・・したんですこれは冒険者になれといわれているような物ですよ!」

(((((っえ?))))

なんだ?めっちゃ視線を感じるぞ どういう事だ?そんな時はヴィルに聞くしかない
教えて!ヴィルダニア先生!

(簡単な事だ 本来なら腕で両断なんて人間からしたら不可能な芸当だ腕で出来る事といえばせいぜい貫くぐらいだけだからな)

ナッアルッホドつまり自重しろって事だな

「では早速冒険者組合に行きましょう!お二人の登録時のランク決定試験どのようになるか見たいので私もついて行きます!」

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