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過保護のアルファ
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レイヴンはフィアが目覚めるまでのこの一年の間に拠点を移した。所有していた億層マンションを手放し、洗練ながらもバリアフリーに特化した一軒家を自らデザインしてこの地に建築した。そして生活拠点を付近に移し、さらには仕事の効率化を図って社内改革を行なった。その結果、出勤は週に二日程度で済む在宅ワークが基本となる仕事体制を整えることに成功した。ここから会社まではかなりの距離があったが、それも支社を置くことで移動距離と時間を大幅に短縮化した。元より出張は支社の下見であったために、設立にそこまで時間は掛からなかった。
全てはフィアのためだった。一軒家は豪邸と呼べるほどの大きさで、もしもフィアがレイヴンと番わないとしても、家はフィアに贈呈するつもりだった。勿論、余計な心労を負わせないよう、フィアの為にレイヴンが手掛けて建てたと彼の耳に入らないように細心の注意を払った。パートナーでもない相手が自分のために大金を使って家を建てたと知れば背筋が凍るに違いない、そう考えてのことだった。
代表取締役社長という肩書きである以上、レイヴンは他社員よりも多忙を極めたが、それでも効率化を図った後はフィアに付き添える時間が増えた。
フィアが退院して数ヶ月が経った頃、リハビリに適した家でレイヴンは、まだ体力と筋力が回復しきっていないフィアの世話を嬉々として焼いていた。
これはご両親から聞いて知ったことだが、フィアは奇しくもレイヴンが得意とするデザインを学んでいる大学生だった。これまで通いで行っていたフィアを心配するレイヴンの希望で通信制に籍を移した今は、自宅となったこの新居で授業を受けている。もちろん、誰一人家にはあげていない。
「フィア、次は何を食べたい? 何でも言ってごらん。剥いてあげる」
「もうそのくらいは自分で出来るよ」
「……それならコレがいいかな」
口笛を吹きそうなほどご機嫌な様子のレイヴンは、ぷうっと頬を膨らませたフィアのジロリとした眼差しに笑顔で答えると、淡白な色の瑞々しくて甘い果実が特徴の果物を手に取り、手慣れた様子で器用に皮を剥き始めた。
そのスルスルと動かす左手の薬指が、光に反射してキラリと光っている。
「それにしても、これ全部貰ったの?」
フィアが目を向けた先には、十人は座れるであろう大きなテーブルの上一面に山盛りに乗せられた祝いの品の数々があった。その高さは裕に小柄なフィアの身長を超している。
「ああ、式はまだだろう? 会社の奴らがフィアに感謝していてな。直接礼を言いたいから結婚式に呼べと煩い。まぁどうせ、俺の可愛いフィアを一目見たいだけだろうがな。これはその前祝いだそうだ。流石にこれだけの量を持って帰るなど無理だから減らせと言ったんだが……」
レイヴンは社員に詰められた時を思い出して眉を顰めた。
一体いつどこから漏れたのか、フィアが退院してから初めて会社に顔を出した時、興奮した面向きの社員が秘書を筆頭に、ロビーでずらりと整列していた。何か重大な事でも起きたのかと問えば、秘書はこう言った。
『我々は皆、番様に感謝をしているんですよ。業務がスムーズに運べるようになったのは、番様あっての事ですから。お目覚めになられた番様に御礼も込めたお見舞いの品をお贈りしたいのですが、どうせ会わせてはくれませんよね。嫉妬深い男は嫌われますよ』
聞き捨てならない言葉が聞こえたが、この秘書が失敬なのはいつも通りであるためレイヴンは眉を上げて続きを促した。
『……ですので、式を挙げられるその時は我々も呼んでいただけますか? 御礼も兼ねて直接お祝いさせていただきたいのです。……まさか、トップに立つお方が私情だけで招待する相手を選別するなんてこと、ありませんよね?』
『うっ』
秘書の目には有無を言わさない圧があった。
自由奔放に振る舞うレイヴンからの被害を一番に被っていても昔から支えてくれている右腕の存在には、自覚があるだけに、レイヴンは強く出られなかった。
『ということで、コチラは我々社員一同から番様にお見舞いと結婚のお祝いの品です。ついでに社長にも』
秘書の背後からラッピングが施された大量の箱が出てきた。そこには明らかにフィア宛てであろう華やかな封筒の手紙がどさりと高く積まれていた。
ついで、というトップでありながら部下からのこのぞんざいな扱われように思わずレイヴンは呟く。
『威厳が足りないのか……』
沈痛な面持ちのレイヴンに何を勘違いしたのか、秘書は安心させるように胸を張って言った。
『ご安心を、これだけではありません。我々以外にも社長や番様にお世話になっている方は大勢いらっしゃいます。その方々からの贈り物はこの何倍もありますから。そちらは一足先にご新居へ贈っておきますね』
『は?』
レイヴンは近況を把握されている状況に思わず身震いした。
『……なんで知ってるんだ。誰も家を建てたなどと一言も——、あ』
レイヴンはしまったと、言いかけた途中で口を手で塞ぐ。
すると、秘書は糸目で元から瞳が見えない目を楽しげにさらに細め、笑みを深めた。
『長い付き合いですから、貴方のことは何でもお見通しですよ』
「どうかした?」
「あ、いや、何でもない」
「そう?」
表情が一切読めない顔でにっこりと笑った秘書を思い出してレイヴンは背筋に悪寒が走ってぶるりと震えた。
ふと、新居の天井や家具に目を移す。
(まさか監視カメラとか仕掛けられてないよな……)
レイヴンは昔馴染みの秘書を信頼はしているが、いまいち信用し切れずにいた。
キョロキョロと何かを探し始めたレイヴンを気にする様子もなく、ソファーの隣でフィアは剥かれた果物を口にする。シャリシャリと響く音が何とも心地よい。
「でも、こんなにも祝ってくれる人たちがいるなんて。レイヴンは凄い社長さんだったんだね」
「まぁな。新参者と揶揄されることもあるが、着々と地位を築き上げてる途中だ。ゆくゆくは大企業にまで上り詰めるからな。こんなもんじゃないぞ」
そういう意味で言ったんじゃないんだけどなぁ、とフィアは思うも、実際レイヴンの会社は流行に疎いフィアでも知っているほど有名だった。胸を大きく張って自信ありげに言うレイヴンは、その満ち溢れる自信と生まれ持った才能を遺憾なく発揮していて、間違いようもなく敏腕社長と言える。
だが、こんな風に彼の天然なところやフィアの前だけで見せる蕩けた笑顔と弱った姿を知っている今では、凄い人だと知りながらも親近感がありすぎて、フィアはいまいち実感出来ずにいた。
「仕事にかまけて僕を放置するのだけはやめてよね」
自分で食べていた筈の果物をいつの間にか口元に運ばれ"あーん"をさせられたフィアは、慣れた様子で口を開き、シャリっと音を立てて咀嚼する。
それを満面の笑みで眺めていたレイヴンは、フィアの言葉を聞くや否や、先程から緩みっぱなしだった眉を更に下げ目元を和らげて、心底嬉しそうに笑った。
「あたりまえだろ?こんな愛おしい君を誰が放って置けると言うんだ。もう君なしでは生きていけないんだぞ、俺は。番ったら今まで以上にもっと君に夢中になるだろうな」
「ふふっ、威張っていうことじゃないけど……うん。そうだね、僕もレイヴンと一緒にいられて幸せだよ。レイヴンがいてくれるから今の僕がある」
僕を見つけてくれて、愛してくれてありがとう。
そう言って笑ったフィアの左手には、レイヴンとお揃いの指輪がはまっている。それは二人の絆であり、レイヴンがフィアを見捨てずにいてくれた証だからこそ、フィアには何よりも輝いて見えた。
「フィア……俺も、俺の方こそ幸せだ。これからもっといっぱい幸せになろうな。愛してるよ、この先もずっと……」
レイヴンはずっと考えていた。
フィアは眠りにつく直前の記憶がない。それとなく探りを入れてみた事もあるが、フィアは首を傾げるだけだった。俺が運命の番とは分かれど一度失ったとは知らないはずだが、絶えず話しかけていた俺の声だけは夢現で朧げだが覚えているらしかった。
だからだろうか。フィアが今のように時折ひどく幸せな、それでいて何かを堪えるような表情をするのは。彼なりに察しているのかもしれない。
レイヴンは、フィアの溢れるような大きな新緑の瞳から零れる雫をそっと指の腹で拭い、額を合わせると、この数ヶ月で更に艶やかになった唇に、そっと己を重ねた。
▽▽▽
ーーーーーーーー作者のどうでもいい独り言。
何か色々知っていそうな……有能すぎて怖いまであるこの秘書さん、一体何者?
その辺を含めて彼のエピソード書きたいなぁと思いつつも、計算高く策を巡らせて絡めとる事を平気でしてそうでその辺り上手く書ける自信がない。
くっついた後は書けてもそこに至るまでが思い描けないのです。……これって自分だけ?
事実、甘々いちゃこらを書く方が遥かに何倍も楽しいのだ。
秘書さんのバース性はなんじゃろなぁ、と想像を馳せたところで今日もこの辺でおやすみなさい(_ _).。o○良い夢を。
全てはフィアのためだった。一軒家は豪邸と呼べるほどの大きさで、もしもフィアがレイヴンと番わないとしても、家はフィアに贈呈するつもりだった。勿論、余計な心労を負わせないよう、フィアの為にレイヴンが手掛けて建てたと彼の耳に入らないように細心の注意を払った。パートナーでもない相手が自分のために大金を使って家を建てたと知れば背筋が凍るに違いない、そう考えてのことだった。
代表取締役社長という肩書きである以上、レイヴンは他社員よりも多忙を極めたが、それでも効率化を図った後はフィアに付き添える時間が増えた。
フィアが退院して数ヶ月が経った頃、リハビリに適した家でレイヴンは、まだ体力と筋力が回復しきっていないフィアの世話を嬉々として焼いていた。
これはご両親から聞いて知ったことだが、フィアは奇しくもレイヴンが得意とするデザインを学んでいる大学生だった。これまで通いで行っていたフィアを心配するレイヴンの希望で通信制に籍を移した今は、自宅となったこの新居で授業を受けている。もちろん、誰一人家にはあげていない。
「フィア、次は何を食べたい? 何でも言ってごらん。剥いてあげる」
「もうそのくらいは自分で出来るよ」
「……それならコレがいいかな」
口笛を吹きそうなほどご機嫌な様子のレイヴンは、ぷうっと頬を膨らませたフィアのジロリとした眼差しに笑顔で答えると、淡白な色の瑞々しくて甘い果実が特徴の果物を手に取り、手慣れた様子で器用に皮を剥き始めた。
そのスルスルと動かす左手の薬指が、光に反射してキラリと光っている。
「それにしても、これ全部貰ったの?」
フィアが目を向けた先には、十人は座れるであろう大きなテーブルの上一面に山盛りに乗せられた祝いの品の数々があった。その高さは裕に小柄なフィアの身長を超している。
「ああ、式はまだだろう? 会社の奴らがフィアに感謝していてな。直接礼を言いたいから結婚式に呼べと煩い。まぁどうせ、俺の可愛いフィアを一目見たいだけだろうがな。これはその前祝いだそうだ。流石にこれだけの量を持って帰るなど無理だから減らせと言ったんだが……」
レイヴンは社員に詰められた時を思い出して眉を顰めた。
一体いつどこから漏れたのか、フィアが退院してから初めて会社に顔を出した時、興奮した面向きの社員が秘書を筆頭に、ロビーでずらりと整列していた。何か重大な事でも起きたのかと問えば、秘書はこう言った。
『我々は皆、番様に感謝をしているんですよ。業務がスムーズに運べるようになったのは、番様あっての事ですから。お目覚めになられた番様に御礼も込めたお見舞いの品をお贈りしたいのですが、どうせ会わせてはくれませんよね。嫉妬深い男は嫌われますよ』
聞き捨てならない言葉が聞こえたが、この秘書が失敬なのはいつも通りであるためレイヴンは眉を上げて続きを促した。
『……ですので、式を挙げられるその時は我々も呼んでいただけますか? 御礼も兼ねて直接お祝いさせていただきたいのです。……まさか、トップに立つお方が私情だけで招待する相手を選別するなんてこと、ありませんよね?』
『うっ』
秘書の目には有無を言わさない圧があった。
自由奔放に振る舞うレイヴンからの被害を一番に被っていても昔から支えてくれている右腕の存在には、自覚があるだけに、レイヴンは強く出られなかった。
『ということで、コチラは我々社員一同から番様にお見舞いと結婚のお祝いの品です。ついでに社長にも』
秘書の背後からラッピングが施された大量の箱が出てきた。そこには明らかにフィア宛てであろう華やかな封筒の手紙がどさりと高く積まれていた。
ついで、というトップでありながら部下からのこのぞんざいな扱われように思わずレイヴンは呟く。
『威厳が足りないのか……』
沈痛な面持ちのレイヴンに何を勘違いしたのか、秘書は安心させるように胸を張って言った。
『ご安心を、これだけではありません。我々以外にも社長や番様にお世話になっている方は大勢いらっしゃいます。その方々からの贈り物はこの何倍もありますから。そちらは一足先にご新居へ贈っておきますね』
『は?』
レイヴンは近況を把握されている状況に思わず身震いした。
『……なんで知ってるんだ。誰も家を建てたなどと一言も——、あ』
レイヴンはしまったと、言いかけた途中で口を手で塞ぐ。
すると、秘書は糸目で元から瞳が見えない目を楽しげにさらに細め、笑みを深めた。
『長い付き合いですから、貴方のことは何でもお見通しですよ』
「どうかした?」
「あ、いや、何でもない」
「そう?」
表情が一切読めない顔でにっこりと笑った秘書を思い出してレイヴンは背筋に悪寒が走ってぶるりと震えた。
ふと、新居の天井や家具に目を移す。
(まさか監視カメラとか仕掛けられてないよな……)
レイヴンは昔馴染みの秘書を信頼はしているが、いまいち信用し切れずにいた。
キョロキョロと何かを探し始めたレイヴンを気にする様子もなく、ソファーの隣でフィアは剥かれた果物を口にする。シャリシャリと響く音が何とも心地よい。
「でも、こんなにも祝ってくれる人たちがいるなんて。レイヴンは凄い社長さんだったんだね」
「まぁな。新参者と揶揄されることもあるが、着々と地位を築き上げてる途中だ。ゆくゆくは大企業にまで上り詰めるからな。こんなもんじゃないぞ」
そういう意味で言ったんじゃないんだけどなぁ、とフィアは思うも、実際レイヴンの会社は流行に疎いフィアでも知っているほど有名だった。胸を大きく張って自信ありげに言うレイヴンは、その満ち溢れる自信と生まれ持った才能を遺憾なく発揮していて、間違いようもなく敏腕社長と言える。
だが、こんな風に彼の天然なところやフィアの前だけで見せる蕩けた笑顔と弱った姿を知っている今では、凄い人だと知りながらも親近感がありすぎて、フィアはいまいち実感出来ずにいた。
「仕事にかまけて僕を放置するのだけはやめてよね」
自分で食べていた筈の果物をいつの間にか口元に運ばれ"あーん"をさせられたフィアは、慣れた様子で口を開き、シャリっと音を立てて咀嚼する。
それを満面の笑みで眺めていたレイヴンは、フィアの言葉を聞くや否や、先程から緩みっぱなしだった眉を更に下げ目元を和らげて、心底嬉しそうに笑った。
「あたりまえだろ?こんな愛おしい君を誰が放って置けると言うんだ。もう君なしでは生きていけないんだぞ、俺は。番ったら今まで以上にもっと君に夢中になるだろうな」
「ふふっ、威張っていうことじゃないけど……うん。そうだね、僕もレイヴンと一緒にいられて幸せだよ。レイヴンがいてくれるから今の僕がある」
僕を見つけてくれて、愛してくれてありがとう。
そう言って笑ったフィアの左手には、レイヴンとお揃いの指輪がはまっている。それは二人の絆であり、レイヴンがフィアを見捨てずにいてくれた証だからこそ、フィアには何よりも輝いて見えた。
「フィア……俺も、俺の方こそ幸せだ。これからもっといっぱい幸せになろうな。愛してるよ、この先もずっと……」
レイヴンはずっと考えていた。
フィアは眠りにつく直前の記憶がない。それとなく探りを入れてみた事もあるが、フィアは首を傾げるだけだった。俺が運命の番とは分かれど一度失ったとは知らないはずだが、絶えず話しかけていた俺の声だけは夢現で朧げだが覚えているらしかった。
だからだろうか。フィアが今のように時折ひどく幸せな、それでいて何かを堪えるような表情をするのは。彼なりに察しているのかもしれない。
レイヴンは、フィアの溢れるような大きな新緑の瞳から零れる雫をそっと指の腹で拭い、額を合わせると、この数ヶ月で更に艶やかになった唇に、そっと己を重ねた。
▽▽▽
ーーーーーーーー作者のどうでもいい独り言。
何か色々知っていそうな……有能すぎて怖いまであるこの秘書さん、一体何者?
その辺を含めて彼のエピソード書きたいなぁと思いつつも、計算高く策を巡らせて絡めとる事を平気でしてそうでその辺り上手く書ける自信がない。
くっついた後は書けてもそこに至るまでが思い描けないのです。……これって自分だけ?
事実、甘々いちゃこらを書く方が遥かに何倍も楽しいのだ。
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