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相性が良いなんてもんじゃない*
しおりを挟む性急な動きで下着ごとズボンを剥ぎ取られ、手早くうつ伏せに返されて尻だけ高く上がった四つん這いになる。そのあまりの勢いに呆然としていると後孔に魔力が流された。
「ぁぁあ!んあっ、あっ、あ、あ、ひゃぁあ!」
洗浄魔法が使われて後ろを濡らす魔法も使われた。
節くれだった太い指が縁をなぞり、迷いなくつぷぅ、と難なく中に入ってくる。
セフィアスの魔力を体内に流し込まれ、継続的な甘い痺れが止まない俺は、
霞がかり思考力を奪われた理性などとうにない頭で、セフィアスの指の感触だけを必死に追う。
「…ン、っ、あ、んぁ…っ、ぁぁ」
「ん、…こっちも弄って敏感で、ぷっくりと赤く熟れた可愛い乳首にしないとね」
「んなぁ、あ、ダメ……ひっ…ぱっちゃ…ん、っ、ぅぅっあん、ああぁん!」
乳首をきゅっと摘まれ、引っ張られると後ろの中がきゅゅうぅぅんと自然と締まる。
セフィアスの大きくて長い指をきゅうきゅう締め付けてしまう。
ピンっと立ち固くなった乳首を親指と人差し指でぐにぐに捏ねられ、摘まれ、引っ張られ、親指でグリグリ押し込まれるたびに後ろが締まり前からは先走りがとめどなく溢れる。
「はッ、えろ……そんなに乳首イイの、リュカ?
後ろのお口で俺の指美味しそうにしゃぶって…でもまだ足りなさそうにヒクヒクしてる」
すでにセフィアスの指は3本も入っていた。バラバラに動く指がイイところを擦りったり押し上げたり掠めるたびに媚びるような甘い声が出る。
「んんぁ!ぁぁ、指だけじゃ…んっ、足りない、はぁ……ぁあ、ん、あ、セフィアスのおっきいの、俺にっ、ンく、挿れてぇ?いっ…しょっ、に、イキたいからぁ」
「あぁ!もう!!どうなってもしらないよ!誘ったのはリュカだからっ、!!」
3本の指が勢いよく引き抜かれる。
はぁ、はぁ、と互いに荒い呼吸が響くなか、後孔に宛がわれたセフィアスの先端が
ずぽっ、と中に嵌め込まれた。
ぐぷぷと水音を立てながら熱くて固い肉棒がイイところを擦りながら埋め込まれていく。
「んぁ、ぁあ、…熱くて……あぁぁあ!そこぉぉ、…んぁっ、魔力ぱちゅぱちゅすりゅぅぅ!!」
「ハッ、ん、はぁ、リュカっ!リュカ!!」
「んんぁぁぁあああ!!!」
全部挿入ったと思った途端、セフィアスが腰をガシリと掴み、奥に叩きつけるように激しく腰を振り、バチュん、バチュんと奥を突く。
「ハァ、は、ぁあ、堪んねー。リュカの中熱くてうねってて最奥まで引き込まれて搾り取られそう」
パン、パンパン、ぱちゅん、ぱちゅん、ぬちゅぬちゅ
肌と肌がぶつかり合う乾いた音と水音がひっきりなしに響く。
「あっぁぁ、セフィ……せふ、ぃ…ああぁん、もう、むりぃ。んはぁぁ…あ、イクぅ!イっちゃぅ!!」
「っ!あぁ、俺もっ、もう出る!!
奥に出すからな!っぁ、しっかり孕めよ、リュカ!!!」
抜けるギリギリまで腰を引き、体重をかけながらどちゅどちゅと強く、最奥をこれでもかと突かれる。
先端で奥を突かれるたび、キュッと閉じたままの入り口が次第に綻んでいく。
入っちゃいけない結腸の奥の奥まで
ずっぽり嵌った瞬間、腹の奥にビュービューーと勢いよくセフィアスの精子が叩きつけられた。
大量に吐き出され入り切らなかった分が俺の太腿を伝う。
魔力を大量に含んだ熱い精子を奥底に叩きつけられた衝撃で、俺も勢いよく白濁を飛ばしながらイった。
「~~~~~ぁぁあああ♡」
俺は暫くの間イッた衝撃でガクガクになりながら痙攣していたが、体力の限界か快感が過ぎたのか、いつの間にか意識を失っていた。
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