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……取り敢えず脱走を図ってみる。
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俺は見たことのある景色…いや、建物に身震いをした。
まさか、まさかネ。なんて思いながら。どうか間違いであって欲しいと願いながら、
下を俯き自分の身体を確認する。
……俺のじゃない、けれど何度も見たことのある制服が目についた。
うん。俺、人生最大のピンチ!
ならば、やるべき事はただひとつ!!
ここから逃げるのみだ!
クルリと踵を返して、ダッッシュ!!
門の外へ抜けることさえ出来れば逃げられるかもっ…!
…?アレ?なんか俺、足遅くねぇ?
なんて思っているうちにスタタッ、っと目にも止まらぬ速さで駆けてきた警備員、もとい王国騎士に俺は呆気なく捕まったのだった。
後ろで…ガチャリ、と重い門が閉ざされる音がする。見たら南京錠で固定されてた。
門の外と中には王国騎士がざっと見ただけでも十名はいる。
この門以外の出入り口はない。
はは、マジでこれヤバいよ。
詰んでない?これ。
まさか、まさかネ。なんて思いながら。どうか間違いであって欲しいと願いながら、
下を俯き自分の身体を確認する。
……俺のじゃない、けれど何度も見たことのある制服が目についた。
うん。俺、人生最大のピンチ!
ならば、やるべき事はただひとつ!!
ここから逃げるのみだ!
クルリと踵を返して、ダッッシュ!!
門の外へ抜けることさえ出来れば逃げられるかもっ…!
…?アレ?なんか俺、足遅くねぇ?
なんて思っているうちにスタタッ、っと目にも止まらぬ速さで駆けてきた警備員、もとい王国騎士に俺は呆気なく捕まったのだった。
後ろで…ガチャリ、と重い門が閉ざされる音がする。見たら南京錠で固定されてた。
門の外と中には王国騎士がざっと見ただけでも十名はいる。
この門以外の出入り口はない。
はは、マジでこれヤバいよ。
詰んでない?これ。
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