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西国王小佐々純正と第三勢力-対上杉謙信 奥州東国をも巻き込む-
軍神・上杉謙信との対決 島津義弘はじめ島津家はやはり戦闘民族だった?
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天正元年 三月十四日 能登国鹿島郡 在能所口湊番所
原田孫七郎は能登在番として、七尾城への兵糧の搬入と、それを隠れ蓑にして鉄砲、武具、弾薬などの搬入も行っていた。
ちなみに滞在と活動資金に関しては、能登を通る小佐々商人から受け取っている。
純正が手を回して滞りなく活動できるようにしていたのだ。
畠山義慶のいる七尾城まで約6.8kmと近いので、湊の近くに番所は構えた。もっとも新築ではなく、湊近くの西光寺を間借りしている。
後々必要に合わせて建造されるだろうが、今はまだこれで十分である。その番所の中で事務作業をしていた日高喜のもとに、通信文が届いた。
「甲斐守様、御屋形様より文が届いておりまする」
発 中納言 宛 甲斐守(日高喜) 複 孫七郎
秘メ 孫七郎ト談合シ 椎名ヲ 隙トナラシメ(仲違いさせ) 婦負郡 楡原保 ノ 斉藤信利 ナラビニ 射水郡 神保氏張 ヲ 調略セシメヨ 秘メ ○三一二
神保と椎名は越中の守護代の家柄である。
守護である畠山氏が勢いをなくしていくのと同時に、神保は西の礪波郡・射水郡・婦負郡を中心に、椎名は東の新川郡に勢力を伸ばして、どちらが越中を制するかと競っていた。
紆余曲折で今は同じ上杉陣営に入っているが、最近まで争っていたのだ。力関係は神保に軍配が上がるが、その神保も度重なる上杉との敗戦を経て影響力は落ちている。
神保長職の陣営である斉藤信利はもともと独立した国人で、一族傍系の神保氏張も、長職とは敵対していた。
上杉の威光の下でまとまってはいるが、十分調略の可能性はあったのだ。
神保長職と椎名康胤のもとにも、謙信と同じく畠山義慶が提案を記した手紙が届いていたが、両者とも断っていた。
謙信に対しては、要約すると『今までありがとう。もう大丈夫だから、越中には介入しないで』という内容の文書である。
神保と椎名に対しては『越中は以前のように畠山氏が治めるので、争いをやめて協力するように』という内容だ。
神保や椎名が慇懃無礼に返事をしたのは、いまさら何を言っているのだ?
という想いがあったのかもしれない。
しかし、権威を大義名分とするならば、それは自らの行動を否定することにもなる。
守護の考えを差し置いて、守護代同士があらそって支配権を獲得するなど、許される事ではないからだ。
「孫七郎よ、神保と椎名を隙とせん(仲違いさせる)より、斉藤や氏張を先に寝返らせた方が早いと思うが、いかに?」
日高喜は考えながら、より単純な離反策である斉藤信利と神保氏張の、神保長職陣営からの引きはがしを先にする事を考えた。
「は、それがしもそのように考えまする。寝返らせんためにはそれぞれ使者を立てればよいですが、互いに隙とせん(仲違いさせる)ならば、少々時がかかるかと存じます」
「うむ、わしもそう思う。では、わしはまず守山城の神保氏張のもとへ向うゆえ、お主はまず……つぶさには……」
喜が孫七郎の耳元でなにやら喋るが、二人にしかわからない。
「承知しました。では甲斐守様、守り(警護)として安藤市右衛門をお連れくだされ」
「あいわかった」
■阿波国那賀郡 橘浦
橘浦は阿波国南部の那賀川河口より南方にある湊町で、湾内にある無数の島に守られた天然の良港である。
古くから那賀川上流域で伐り出される木材の積出港として賑わっていた。
小佐々の所領となってからは、土佐の浦戸を経由して堺に向う商船や、伊勢志摩・尾張へ向う商船でごった返すようになっていたのだ。
が、今日ばかりは違った。
周辺から集められた商船が何十、何百と集まり、兵士の乗船を待っている。強襲揚陸艦のような艦も開発中であるが、今回の作戦では使用しない。
上陸する地は味方の領地だ。
■阿波国 美馬郡 岩倉村
阿波白地城下に駐屯している小田増光少将率いる第三師団のうち、浦戸と湯殿の歩兵連隊を除く一万の兵が、粛々と那賀郡橘浦へ向けて行軍している。
「一年ぶりの、実戦となりますな」
そう語る副官の言葉に増光は答える。
「去年の播磨……赤松攻め以来となるか。われらが働かなくともよいのが、御屋形様が求めておられる世なのであろうが、日ノ本の半分を治めても、まだまだ先の話であるな」
複雑な心境の二人は、これから始まるであろう未曾有の激戦を予想しながら、進軍する。(橘浦到着予定は十八日)
■豊前国 門司
「急げ急げ急げ! もたもたするな!」
下士官に叱咤されながら、門司城下駐屯地の第二師団が行軍と乗船の準備をしている。商船が各地から集められ、乗船の準備をしているのだ。
全てそろってから出港するのではなく、順次出港である。師団長の小田賢光は命令書を読みながら、緊張を隠せない。
今までも龍造寺や大友、島津といった強敵と戦っては来たが、今度の相手は軍神・上杉謙信である。
「軍神とは、いかなる軍略をもって軍をするのであろうか」
ふと窓から眼下を眺めると、海軍第四艦隊の八隻が単縦陣で西へ向かっているのが見えた。
呉鎮守府から出港して関門海峡を通って日本海に出た後、敦賀を経て能登、所口湊(七尾)へ向かうのだ。
発 海軍第四艦隊司令 宛 陸軍第二師団司令
メ 春濤ニ 兵船ススム 君ノ勝チ 祈ル 海風 朗ラカニ 吹ケ メ
(春の波に乗って艦隊が進んでいます。あなたの勝利を祈りながら、明るく朗らかな海風が吹きますように)
発 陸軍第二師団司令 宛 海軍第四艦隊司令
メ 桜咲ク 同ジ 春日ニ 兵進メ 君ノ 勇ミニ 応フ 風共 メ
(桜が咲いているこの同じ春の日に、兵を進めます。あなたの勇気に応える様に吹く風とともに)
■京都 大使館
大使館の会議室には他に近習(職員)もいれば、戦略会議室のメンバーもいる。対上杉戦においては、肥前に戻って指揮をとっても良かったのだが、あえて京都に残った。
基本戦略は『先に仕掛けるな』である。
謙信の事であるから、戦う以前から計略・調略の類いを仕掛けてきているのだろう。こちらも調略はしかけるが、その結果を待ってから動くのが得策である。
「御屋形様、九州や四国の大名たちから何通も通信が入っております」
純久が純正を呼んで伝える。
純久も周囲に臣下の者がいるときには、さすがに『平九郎』とは呼べない。
「何だ? 見せよ」
二人とも笑いをこらえながら、フリをする。
なほなほ(いよいよ) 越後の 上杉謙信と 軍となりけりと 聞き候。
権中納言様(純正) ならびに 小佐々御家中の 行く先を決める軍かと存じ候へば、
何卒 軍兵の末席に 加えていただきたく存じ候。
この義弘 生来の 武辺者に候の間、
御屋形様の 決めたる 治の術に 思ひ知れども(納得しているけれども) をさをさ(なかなか) 面慣れ難し(なじめない)に候。
小佐々御家中の 陸海軍なる軍旅(軍隊)の猛しは よくよく思ひ知り候へども、
薩摩兵士の 猛しを 見したく存じ候。
なにとぞお聞き入れいただきたく お願い申し上げ候。 恐惶謹言
三月十日 義弘
権中納言様
「うわあ、まじかあ……」
「いかがされましたか?」
純久の問いに対して、純正は書状を渡してみせる。
「ははあ、なるほど。なんと申しますか、なるべくして、なったという事にございましょうな」
純正の政策においては、基本的に支配下の大名・国人の兵力を当てにはしない。
そのため減封して俸禄制を進め、中央集権を確立しようとしている。
しかし武家の子弟の多くが、不満というよりも力のやりどころとでも言うのだろうか、それに困っているようだ。
大友、龍造寺、高橋、戸次、佐伯、長宗我部、一条……。あげれば切りがないが、多くの大名・国人から同様の書状が届いていた。
「さて、どうしたものか……」
純正と純久が頭をひねっていると、発言する者がいた。
「御屋形様、よろしいでしょうか?」
いつもなら直茂がさりげなく提案してくるのだが、今日は違った。
宇喜多直家である。直茂は昨日から風邪を引いて寝込んでいたのだ。
「おお、直家殿。いや、もう……直家、でよいかな?」
「構いませぬ。どうかこれからも直家と。皆様よりお仕えするは遅きなれど、それがしも御屋形様の郎等(家来)にござれば」
「うむ。それで、いかがする?」
「は、百や二百の数ではござらぬので、行く先(将来)を考えれば、こたびは選りて後詰めとなす他ないかと。先先より(前々から)考えき事にござるが、領内の静謐を保つための大いなる奉行所を新たに設けてはいかがかと存じます」
……警察署だ。
純正も山陰の美保関に寄った際に陳情を受けたことを思い出した。その時即答して案はあったものの、実行には移していなかった。
「あいわかった。後詰めの人選は任せる。奉行所のつぶさな事柄は後から考えるとして、おおまかな枠をつくるのだ」
「はは」
宇喜多直家は多数ある書状の中から選抜し、越後上杉攻めの後詰めを決める作業に入った。
警察機構の設立もあわせて行う。
原田孫七郎は能登在番として、七尾城への兵糧の搬入と、それを隠れ蓑にして鉄砲、武具、弾薬などの搬入も行っていた。
ちなみに滞在と活動資金に関しては、能登を通る小佐々商人から受け取っている。
純正が手を回して滞りなく活動できるようにしていたのだ。
畠山義慶のいる七尾城まで約6.8kmと近いので、湊の近くに番所は構えた。もっとも新築ではなく、湊近くの西光寺を間借りしている。
後々必要に合わせて建造されるだろうが、今はまだこれで十分である。その番所の中で事務作業をしていた日高喜のもとに、通信文が届いた。
「甲斐守様、御屋形様より文が届いておりまする」
発 中納言 宛 甲斐守(日高喜) 複 孫七郎
秘メ 孫七郎ト談合シ 椎名ヲ 隙トナラシメ(仲違いさせ) 婦負郡 楡原保 ノ 斉藤信利 ナラビニ 射水郡 神保氏張 ヲ 調略セシメヨ 秘メ ○三一二
神保と椎名は越中の守護代の家柄である。
守護である畠山氏が勢いをなくしていくのと同時に、神保は西の礪波郡・射水郡・婦負郡を中心に、椎名は東の新川郡に勢力を伸ばして、どちらが越中を制するかと競っていた。
紆余曲折で今は同じ上杉陣営に入っているが、最近まで争っていたのだ。力関係は神保に軍配が上がるが、その神保も度重なる上杉との敗戦を経て影響力は落ちている。
神保長職の陣営である斉藤信利はもともと独立した国人で、一族傍系の神保氏張も、長職とは敵対していた。
上杉の威光の下でまとまってはいるが、十分調略の可能性はあったのだ。
神保長職と椎名康胤のもとにも、謙信と同じく畠山義慶が提案を記した手紙が届いていたが、両者とも断っていた。
謙信に対しては、要約すると『今までありがとう。もう大丈夫だから、越中には介入しないで』という内容の文書である。
神保と椎名に対しては『越中は以前のように畠山氏が治めるので、争いをやめて協力するように』という内容だ。
神保や椎名が慇懃無礼に返事をしたのは、いまさら何を言っているのだ?
という想いがあったのかもしれない。
しかし、権威を大義名分とするならば、それは自らの行動を否定することにもなる。
守護の考えを差し置いて、守護代同士があらそって支配権を獲得するなど、許される事ではないからだ。
「孫七郎よ、神保と椎名を隙とせん(仲違いさせる)より、斉藤や氏張を先に寝返らせた方が早いと思うが、いかに?」
日高喜は考えながら、より単純な離反策である斉藤信利と神保氏張の、神保長職陣営からの引きはがしを先にする事を考えた。
「は、それがしもそのように考えまする。寝返らせんためにはそれぞれ使者を立てればよいですが、互いに隙とせん(仲違いさせる)ならば、少々時がかかるかと存じます」
「うむ、わしもそう思う。では、わしはまず守山城の神保氏張のもとへ向うゆえ、お主はまず……つぶさには……」
喜が孫七郎の耳元でなにやら喋るが、二人にしかわからない。
「承知しました。では甲斐守様、守り(警護)として安藤市右衛門をお連れくだされ」
「あいわかった」
■阿波国那賀郡 橘浦
橘浦は阿波国南部の那賀川河口より南方にある湊町で、湾内にある無数の島に守られた天然の良港である。
古くから那賀川上流域で伐り出される木材の積出港として賑わっていた。
小佐々の所領となってからは、土佐の浦戸を経由して堺に向う商船や、伊勢志摩・尾張へ向う商船でごった返すようになっていたのだ。
が、今日ばかりは違った。
周辺から集められた商船が何十、何百と集まり、兵士の乗船を待っている。強襲揚陸艦のような艦も開発中であるが、今回の作戦では使用しない。
上陸する地は味方の領地だ。
■阿波国 美馬郡 岩倉村
阿波白地城下に駐屯している小田増光少将率いる第三師団のうち、浦戸と湯殿の歩兵連隊を除く一万の兵が、粛々と那賀郡橘浦へ向けて行軍している。
「一年ぶりの、実戦となりますな」
そう語る副官の言葉に増光は答える。
「去年の播磨……赤松攻め以来となるか。われらが働かなくともよいのが、御屋形様が求めておられる世なのであろうが、日ノ本の半分を治めても、まだまだ先の話であるな」
複雑な心境の二人は、これから始まるであろう未曾有の激戦を予想しながら、進軍する。(橘浦到着予定は十八日)
■豊前国 門司
「急げ急げ急げ! もたもたするな!」
下士官に叱咤されながら、門司城下駐屯地の第二師団が行軍と乗船の準備をしている。商船が各地から集められ、乗船の準備をしているのだ。
全てそろってから出港するのではなく、順次出港である。師団長の小田賢光は命令書を読みながら、緊張を隠せない。
今までも龍造寺や大友、島津といった強敵と戦っては来たが、今度の相手は軍神・上杉謙信である。
「軍神とは、いかなる軍略をもって軍をするのであろうか」
ふと窓から眼下を眺めると、海軍第四艦隊の八隻が単縦陣で西へ向かっているのが見えた。
呉鎮守府から出港して関門海峡を通って日本海に出た後、敦賀を経て能登、所口湊(七尾)へ向かうのだ。
発 海軍第四艦隊司令 宛 陸軍第二師団司令
メ 春濤ニ 兵船ススム 君ノ勝チ 祈ル 海風 朗ラカニ 吹ケ メ
(春の波に乗って艦隊が進んでいます。あなたの勝利を祈りながら、明るく朗らかな海風が吹きますように)
発 陸軍第二師団司令 宛 海軍第四艦隊司令
メ 桜咲ク 同ジ 春日ニ 兵進メ 君ノ 勇ミニ 応フ 風共 メ
(桜が咲いているこの同じ春の日に、兵を進めます。あなたの勇気に応える様に吹く風とともに)
■京都 大使館
大使館の会議室には他に近習(職員)もいれば、戦略会議室のメンバーもいる。対上杉戦においては、肥前に戻って指揮をとっても良かったのだが、あえて京都に残った。
基本戦略は『先に仕掛けるな』である。
謙信の事であるから、戦う以前から計略・調略の類いを仕掛けてきているのだろう。こちらも調略はしかけるが、その結果を待ってから動くのが得策である。
「御屋形様、九州や四国の大名たちから何通も通信が入っております」
純久が純正を呼んで伝える。
純久も周囲に臣下の者がいるときには、さすがに『平九郎』とは呼べない。
「何だ? 見せよ」
二人とも笑いをこらえながら、フリをする。
なほなほ(いよいよ) 越後の 上杉謙信と 軍となりけりと 聞き候。
権中納言様(純正) ならびに 小佐々御家中の 行く先を決める軍かと存じ候へば、
何卒 軍兵の末席に 加えていただきたく存じ候。
この義弘 生来の 武辺者に候の間、
御屋形様の 決めたる 治の術に 思ひ知れども(納得しているけれども) をさをさ(なかなか) 面慣れ難し(なじめない)に候。
小佐々御家中の 陸海軍なる軍旅(軍隊)の猛しは よくよく思ひ知り候へども、
薩摩兵士の 猛しを 見したく存じ候。
なにとぞお聞き入れいただきたく お願い申し上げ候。 恐惶謹言
三月十日 義弘
権中納言様
「うわあ、まじかあ……」
「いかがされましたか?」
純久の問いに対して、純正は書状を渡してみせる。
「ははあ、なるほど。なんと申しますか、なるべくして、なったという事にございましょうな」
純正の政策においては、基本的に支配下の大名・国人の兵力を当てにはしない。
そのため減封して俸禄制を進め、中央集権を確立しようとしている。
しかし武家の子弟の多くが、不満というよりも力のやりどころとでも言うのだろうか、それに困っているようだ。
大友、龍造寺、高橋、戸次、佐伯、長宗我部、一条……。あげれば切りがないが、多くの大名・国人から同様の書状が届いていた。
「さて、どうしたものか……」
純正と純久が頭をひねっていると、発言する者がいた。
「御屋形様、よろしいでしょうか?」
いつもなら直茂がさりげなく提案してくるのだが、今日は違った。
宇喜多直家である。直茂は昨日から風邪を引いて寝込んでいたのだ。
「おお、直家殿。いや、もう……直家、でよいかな?」
「構いませぬ。どうかこれからも直家と。皆様よりお仕えするは遅きなれど、それがしも御屋形様の郎等(家来)にござれば」
「うむ。それで、いかがする?」
「は、百や二百の数ではござらぬので、行く先(将来)を考えれば、こたびは選りて後詰めとなす他ないかと。先先より(前々から)考えき事にござるが、領内の静謐を保つための大いなる奉行所を新たに設けてはいかがかと存じます」
……警察署だ。
純正も山陰の美保関に寄った際に陳情を受けたことを思い出した。その時即答して案はあったものの、実行には移していなかった。
「あいわかった。後詰めの人選は任せる。奉行所のつぶさな事柄は後から考えるとして、おおまかな枠をつくるのだ」
「はは」
宇喜多直家は多数ある書状の中から選抜し、越後上杉攻めの後詰めを決める作業に入った。
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