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九州三強と中央への目-肥後の相良と阿蘇、そして北肥後国人衆-
怪人 角隈石宗
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同年 十二月 豊後府内館 大友義鎮
「殿、少しよろしいでしょうか」
「どうした?」
筆頭家老の角隈石宗が、神妙な顔で聞いてきた。長引いた筑前問題の評定が終わった後だ。話を聞く。
「殿は評定の通り、これからご出陣の準備をなさるおつもりで?」
「知れた事。宗像、原田まで同調してきおったからな。これ以上は筑後の衆を待っておられぬ。一戦交えて叩き伏せねばなるまい。まずは秋月を狙う。」
「さようでございますか。戦の進め方としてはようございます。筑前ではこれまで小競り合いが続いており、反乱の徒が優勢にございますからな。」
「ではなんだ?」
「殿は奴らが何の勝算もなく、それぞれ単独で叛いたとお考えですか?」
「無論そうは思わぬ。互いに示し合わせていたのであろう。」
「それだけではありません。」
「背後に間違いなく毛利がおります。」
「毛利か。わしもそれは考えておった。しかし今のところ毛利に動きはないぞ。」
「表向きは。しかし必ず動きまする。おそらくは殿が事を起こした後にござろう。」
角隈石宗は言う。
「このまま事を進めて、油断無ければ兵力に勝るわれらが優勢でありましょう。しかし、戦は戦う前が全てと申します。調略をもって敵を崩しておけば、おのずから勝ちが近づくでしょう。」
「どうするのだ?」
「は、されば宝満城の高橋鑑種、香春岳城の杉連緒を狙いまする。」
「ほほう。」
「杉家は杉八家とよばれており、元々は大内に帰属しておりました。陶晴賢の謀反後大内が毛利に滅ぼされた後、毛利側とわが大友側に分かれました。」
ふむ、とわしは相槌を打つ。
「そこで杉連緒に、『今回の戦が終われば、香春岳城が高橋鑑載の物になる』と噂を流すのです。実際には毛利は高橋のその要請を、杉の離反を恐れて断っております。が、その替わりに高橋が出してきた『毛利が筑前を取った後は筑前六郡の知行を分け与える』との条件をのんでおります。」
「ふん、取らぬ狸の皮算用だな。しかも六郡とは強欲な。筑前の半分ではないか。それでは立花や秋月、宗像や原田も納得しまいて。取り分がない。後の禍根となろう。」
わしは吐き捨てる様に言った。
「そこで高橋には『本当に毛利が筑前六郡を与えるだろうか?』と噂を流すのです。『香春岳城を渋ったのは、毛利が高橋より杉を重んじているからだ』とも。」
「ああそれと、秋月と戦うなら、秋月にも流すのがよいでしょうな。高橋の六郡密約が公になれば、連合など烏合の衆だと思い知るでしょう。」
「高橋や杉、秋月は動くであろうか?」
「ふふふ。別段動かなくてもよいのです。動けば儲けもの。動かなくとも、動かない事がわれらに利する事になりまする。」
「さすがだな。疑心暗鬼になって浮足立っているところに、戦いを挑めば勝ちは見えてくる、と。」
「はい。」
「よし、ではその様にいたそう。」
「殿、それともう一つ。」
「なんじゃ。」
「肥前の事にございます。」
「肥前?ああ、あの小佐々の小童の事か?」
わしは以前、盟を求めてきてぞんざいに扱った事を思い出した。
「目障りな龍造寺がいなくなったと思ったら、今度はその小佐々が平戸松浦を滅ぼしておる。有馬・大村も滅ぼして、五島の他はほぼ勢力下に入れているではないか。この件が一段落したら、少し灸をすえなければならぬな。」
そう言えば肥前の事はこのところ気にはしていなかった。
「はは。その小童ですが、なかなかにやり手にございます。まずはわれらが詰問する名分がございません。龍造寺の様に他者を騙し、無造作に領土を広げてきたわけではなく、自衛のためでございます。自らが攻められたため、もしくは盟を結んだ者が攻められたために、やむなく出兵し、その結果併合なり従属なりさせております。また、一度盟を結んだら、よほどの事がない限り反故にしません。それゆえ、家臣はもちろん領民、そして他の国人・大名からも信頼が厚うございます。」
驚いたな。石宗はそこまで見ているのか。さすがだ。
「さらに年貢は四公六民とし、銭で納めさせる様にしておりまする。南蛮との商いを盛んに行い、有益な文物を取り入れ、鉄砲・大砲・軍船を整え、領内の産業を起こしております。自らが商いをする事で、年貢に頼る事なく国を富ませております。」
「財力で言えば、この府内と同等かそれ以上かもしれませぬ。」
「それはまことか?」
「はい。確かに殿がおっしゃる様に小童ではございますが、このまま捨て置けば大いなる敵になるでしょう。さりとて・・・。」
「さりとて?」
「名分がありませぬゆえ、公に問いただす事もできませぬ。今は注意深く見守って、機会があれば、そこに付け入るしかないかと。それから・・・。」
「それから?」
「米をお買いなされ。」
「米?」
「それから味噌・塩も買えるだけ、豊後、いやできるなら筑前・筑後・肥後・肥前からも買ってくだされ。」
わしは理解ができなかった。石宗の事ゆえ、何か考えがあるのだろうが・・・。
「何を申すかと思えば、石宗よ。米も味噌も塩も、こたびの戦には十分すぎるほど蓄えがあるぞ。」
「こたびの買付は戦のためではありません。小佐々を肥えさせぬためです。」
石宗の顔が真剣味を増した。
「おそらく小佐々は今までもそうでしたが、殿をできるだけ怒らせずに、どうやったら力をつけられるか?その点のみ考えてきております。その結果がこれです。殿が気づかぬうちに肥前の大半を手に入れてしまいました。」
「しかし、まだわれらと敵対できるだけの力はございません。それゆえいかにわれらの力を削ぐか、いかにわれらを使って利を得るか、これを考えているでしょう。」
「米・味噌・塩の買い占めはそのためです。戦が長引けば長引くほど要りますが、なくても高くても、必要なら法外な値でも買わねばなりませぬ。」
「われらの銭はなくなり、やつらの腹は肥え太るわけです。それは避けねばなりません。われらが先に買い占め、それを防ぎ、そうですな、出雲あたりで売れば、儲けもでるし、われらにはその他の利もございましょう。」
出雲は・・・尼子か!なるほど。ふふふ。わが師ながら恐ろしい。深謀遠慮とはこの事だな。
わしはすぐに、石宗の言う通りにする様手配させた。
「殿、少しよろしいでしょうか」
「どうした?」
筆頭家老の角隈石宗が、神妙な顔で聞いてきた。長引いた筑前問題の評定が終わった後だ。話を聞く。
「殿は評定の通り、これからご出陣の準備をなさるおつもりで?」
「知れた事。宗像、原田まで同調してきおったからな。これ以上は筑後の衆を待っておられぬ。一戦交えて叩き伏せねばなるまい。まずは秋月を狙う。」
「さようでございますか。戦の進め方としてはようございます。筑前ではこれまで小競り合いが続いており、反乱の徒が優勢にございますからな。」
「ではなんだ?」
「殿は奴らが何の勝算もなく、それぞれ単独で叛いたとお考えですか?」
「無論そうは思わぬ。互いに示し合わせていたのであろう。」
「それだけではありません。」
「背後に間違いなく毛利がおります。」
「毛利か。わしもそれは考えておった。しかし今のところ毛利に動きはないぞ。」
「表向きは。しかし必ず動きまする。おそらくは殿が事を起こした後にござろう。」
角隈石宗は言う。
「このまま事を進めて、油断無ければ兵力に勝るわれらが優勢でありましょう。しかし、戦は戦う前が全てと申します。調略をもって敵を崩しておけば、おのずから勝ちが近づくでしょう。」
「どうするのだ?」
「は、されば宝満城の高橋鑑種、香春岳城の杉連緒を狙いまする。」
「ほほう。」
「杉家は杉八家とよばれており、元々は大内に帰属しておりました。陶晴賢の謀反後大内が毛利に滅ぼされた後、毛利側とわが大友側に分かれました。」
ふむ、とわしは相槌を打つ。
「そこで杉連緒に、『今回の戦が終われば、香春岳城が高橋鑑載の物になる』と噂を流すのです。実際には毛利は高橋のその要請を、杉の離反を恐れて断っております。が、その替わりに高橋が出してきた『毛利が筑前を取った後は筑前六郡の知行を分け与える』との条件をのんでおります。」
「ふん、取らぬ狸の皮算用だな。しかも六郡とは強欲な。筑前の半分ではないか。それでは立花や秋月、宗像や原田も納得しまいて。取り分がない。後の禍根となろう。」
わしは吐き捨てる様に言った。
「そこで高橋には『本当に毛利が筑前六郡を与えるだろうか?』と噂を流すのです。『香春岳城を渋ったのは、毛利が高橋より杉を重んじているからだ』とも。」
「ああそれと、秋月と戦うなら、秋月にも流すのがよいでしょうな。高橋の六郡密約が公になれば、連合など烏合の衆だと思い知るでしょう。」
「高橋や杉、秋月は動くであろうか?」
「ふふふ。別段動かなくてもよいのです。動けば儲けもの。動かなくとも、動かない事がわれらに利する事になりまする。」
「さすがだな。疑心暗鬼になって浮足立っているところに、戦いを挑めば勝ちは見えてくる、と。」
「はい。」
「よし、ではその様にいたそう。」
「殿、それともう一つ。」
「なんじゃ。」
「肥前の事にございます。」
「肥前?ああ、あの小佐々の小童の事か?」
わしは以前、盟を求めてきてぞんざいに扱った事を思い出した。
「目障りな龍造寺がいなくなったと思ったら、今度はその小佐々が平戸松浦を滅ぼしておる。有馬・大村も滅ぼして、五島の他はほぼ勢力下に入れているではないか。この件が一段落したら、少し灸をすえなければならぬな。」
そう言えば肥前の事はこのところ気にはしていなかった。
「はは。その小童ですが、なかなかにやり手にございます。まずはわれらが詰問する名分がございません。龍造寺の様に他者を騙し、無造作に領土を広げてきたわけではなく、自衛のためでございます。自らが攻められたため、もしくは盟を結んだ者が攻められたために、やむなく出兵し、その結果併合なり従属なりさせております。また、一度盟を結んだら、よほどの事がない限り反故にしません。それゆえ、家臣はもちろん領民、そして他の国人・大名からも信頼が厚うございます。」
驚いたな。石宗はそこまで見ているのか。さすがだ。
「さらに年貢は四公六民とし、銭で納めさせる様にしておりまする。南蛮との商いを盛んに行い、有益な文物を取り入れ、鉄砲・大砲・軍船を整え、領内の産業を起こしております。自らが商いをする事で、年貢に頼る事なく国を富ませております。」
「財力で言えば、この府内と同等かそれ以上かもしれませぬ。」
「それはまことか?」
「はい。確かに殿がおっしゃる様に小童ではございますが、このまま捨て置けば大いなる敵になるでしょう。さりとて・・・。」
「さりとて?」
「名分がありませぬゆえ、公に問いただす事もできませぬ。今は注意深く見守って、機会があれば、そこに付け入るしかないかと。それから・・・。」
「それから?」
「米をお買いなされ。」
「米?」
「それから味噌・塩も買えるだけ、豊後、いやできるなら筑前・筑後・肥後・肥前からも買ってくだされ。」
わしは理解ができなかった。石宗の事ゆえ、何か考えがあるのだろうが・・・。
「何を申すかと思えば、石宗よ。米も味噌も塩も、こたびの戦には十分すぎるほど蓄えがあるぞ。」
「こたびの買付は戦のためではありません。小佐々を肥えさせぬためです。」
石宗の顔が真剣味を増した。
「おそらく小佐々は今までもそうでしたが、殿をできるだけ怒らせずに、どうやったら力をつけられるか?その点のみ考えてきております。その結果がこれです。殿が気づかぬうちに肥前の大半を手に入れてしまいました。」
「しかし、まだわれらと敵対できるだけの力はございません。それゆえいかにわれらの力を削ぐか、いかにわれらを使って利を得るか、これを考えているでしょう。」
「米・味噌・塩の買い占めはそのためです。戦が長引けば長引くほど要りますが、なくても高くても、必要なら法外な値でも買わねばなりませぬ。」
「われらの銭はなくなり、やつらの腹は肥え太るわけです。それは避けねばなりません。われらが先に買い占め、それを防ぎ、そうですな、出雲あたりで売れば、儲けもでるし、われらにはその他の利もございましょう。」
出雲は・・・尼子か!なるほど。ふふふ。わが師ながら恐ろしい。深謀遠慮とはこの事だな。
わしはすぐに、石宗の言う通りにする様手配させた。
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