31 / 46
第31話 『特殊事象対策室(SPRO・スプロ)』
しおりを挟む
2024年11月9日(20:00) 東京
「あれ、防衛省って新宿の市ヶ谷にあるんじゃなかったっけ?」
スマホや最低限の荷物だけもって飛行機に乗って羽田に着き、マイクロバスに乗せられて着いた先が予想外の場所で、驚いた比古那が修一に聞いた。
「だから、非公式の部署だって言わなかったか、比古那」
いきなりの呼び捨てに、上から目線の勇作にイラつく比古那であったが、確かに非公式で誰も知らない部署が、防衛省の正門から入って堂々と建物の中にあるわけがない。
比古那は口をつぐんだ。
他の5人も同じようだが、壱与とイツヒメとイサクは別の意味で戸惑っている。新宿は新宿でも、歌舞伎町一番街。夜のネオンに照らされた街は、不夜城として名高い。
「ここに本当にSPROがあるのか?」
尊が疑わしげに尋ねた。
勇作は肩をすくめ、『もうすぐわかるさ』と答えた。
一目でわかる性風俗関連のビルの脇にある、地下へ向かう階段を下りるよう勇作に言われた一行は、言われるがままに下りていく。
確かに、ここにお堅い政府の機関があるなんて、誰も思わないだろう。
地下への階段を降りると、非常灯の明かりだけがともり、向こうには地上へ上がる階段が白い光とともにある。ただの地下通路のように見える道の中ほどで、一行を連れてきた男性スタッフが壁に手をかざす。
すると暗がりでは見えなかった壁の一部が変形し、扉らしきものが見えた。
「ここが入り口です。みなさん、私の後に続いてついてきてください」
勇作とスタッフが目配せし、スタッフが壁のキーパッドに暗証番号を打ち込むと、『確認』という緑色の表示が出て、扉が自動で開いた。さらに奥に進むと5つの扉があり、手前の1つだけが開いている。
そこから入っていった先はまるで応接室のようで、大きなテーブルを囲んで6人掛けのソファが2つ向かい合っている。他には液晶モニターや通信機器などが置かれた机があった。
スタッフは一行を部屋に案内し、ソファに座るよう促す。比古那たちは戸惑いながらも指示に従った。壱与、イツヒメ、イサクは警戒心を解かず、周囲を注意深く観察している。
「お待たせしました」
新たに現れた中年の男性が挨拶した。彼はスーツ姿で、胸には「SPRO」と書かれた IDカードを下げている。
「私は藤堂と申します。SPROの責任者です」
藤堂は一人ずつに目を向けながら自己紹介した。
「SPROとは一体何なのでしょうか?」
修一が前のめりになり質問すると、藤堂は落ち着いた口調で説明を始めた。
「特殊事象対策室、略してSPROは、通常の枠組みでは対応できない事案を扱う秘密組織です」
「具体的にはどんな……」
尊が尋ねかけたが、藤堂に遮られた。
「その前にまずは皆さん、こちらで簡単な検査を受けてください。なんら自覚症状がなく、周囲に変異をもたらした形跡がないので問題ないとは思いますが、念のため。皆さんの健康と安全のためです」
藤堂の言葉に全員が驚きの表情を浮かべた。修一が声を上げる。
「検査? どんな内容なのですか?」
藤堂は穏やかに説明を始めた。
「基本的な身体検査や遺伝子解析、それに放射線や毒物の有無を確認します。MRIやCTスキャンも行います」
比古那が不安そうに尋ねる。
「それって危険なんですか?」
「いいえ、全く危険はありません」
藤堂は即座に答えた。
「むしろ皆さんの安全を確保するためのものです」
「でも、なぜそこまで……」
尊が少しイラついたように言うが、藤堂は真剣な表情で続ける。
「聞くところによると、皆さんは異なる時代へ行き、戻ってきた。また、数名は過去から来られました。未知の病原体や、現代に影響を与えうる要素がないか、確認する必要があるのです」
「貴様! 吾等を如何にするつもりか? 壱与様お下がりください。危険です」
イサクが立ち上がり、剣に手をかけた。
それに対して藤堂は手を上げ、いたって落ち着いた様子で答える。
「そのような意図は全くありません。これは通常の手順です。皆さんの身の上に起きた理解しがたい事、それを解明し、家族や警察、大学に説明して日常生活が送れるようにするために、ここに来たのではありませんか?」
藤堂は勇作を見、勇作はうなずく。
「修一、お前の生徒に何か言ってやれ。コイツら自分の立場を分かっているのか? どうにもならないから俺を呼んで、助けてくれって言ってきたのはそっちだぞ。オレだって暇じゃないんだ。さっさっとやって終わらそうや」
勇作が乱暴に言った。
「そうだな……」
修一は立ち上がると、比古那たちに向かって言った。
「みんな聞いてくれ。確かにオレたちの身に起きていることは普通じゃない。だから、それを解明して元の生活に戻るために、協力してほしい」
学生達6人を見た後に、修一は壱与とイサク、イツヒメを見る。
「先生……わかりました」
比古那が代表して答えると、他の5人もうなずいた。壱与は修一の目を見てうなずき、イツヒメも同じくうなずいた。イサクは警戒していたが、壱与から促され、しぶしぶ同意した。
藤堂が続ける。
「では皆さん、検査室へ案内します。こちらへどうぞ」
藤堂は一行を検査エリアへ案内した。そこには5つの検査室が並んでいた。
「5つの検査室を同時に使用します」
藤堂が説明を始めた。
「1人当たり2時間から3時間の検査時間で、全員で10名ですので、およそ4時間から6時間で終了する見込みです」
修一が確認する。
「つまり、深夜1時から3時頃には終わるということですね」
「その通りです。検査を受けていない方は休憩室でお待ちください」
藤堂はうなずいた。
比古那たちは互いの顔を見合わせるが、まだ戸惑いは隠せない。夜更かしには慣れているとはいえ、緊張感が漂う。
「では、最初の5名はこちらへどうぞ」
藤堂が促す。
修一と比古那、尊や槍太とイサクが最初のグループとなる予定だったが、イサクがどうしても壱与と同じでないとダメだと言い張ったために、イサクと咲耶が入れ替わりとなって残りの5名は休憩室へ案内された。
検査が始まり、時間が過ぎていく。深夜0時を回った頃、最初のグループの検査が終了。疲れた表情で休憩室に戻ってきた彼らを、次のグループが心配そうに見る。
「大丈夫だ、特に問題はなかったよ」
修一が安心させるように言った。
壱与の顔をみてニッコリと笑う。深夜2時半、全ての検査が終了。疲労困憊の面々が休憩室に集まった。
「お疲れ様でした。詳細な分析結果は明日の午後にお伝えします。それまでこちらで休息を取ってください」
藤堂がそう告げた。
休憩室は相当広く、リラックスできるようにネットカフェのような設備もあり、小規模なゲーム施設もあったが、全員が検査が終わってホッとしたのか、すぐに熟睡したのであった。
「で、どうだったね、博士。彼等の検査結果は」
藤堂が主任研究員である博士に聞くと、博士は驚きを隠せない。
「問題ありません。あの3人以外は……」
「3人?」
「はい、あの……名前で言うと壱与、イサク、イツヒメという3人です。彼等は……彼女たちは、間違いなく弥生人です。信じられないかも知れませんが、弥生人のゲノムです。我々と同じ現代人のゲノムではありません」
「そうか。……信じるよ。世の中では科学で証明できない物もある」
次回 第32話 (仮)『弥生人と現代人。SPROの裏工作』
「あれ、防衛省って新宿の市ヶ谷にあるんじゃなかったっけ?」
スマホや最低限の荷物だけもって飛行機に乗って羽田に着き、マイクロバスに乗せられて着いた先が予想外の場所で、驚いた比古那が修一に聞いた。
「だから、非公式の部署だって言わなかったか、比古那」
いきなりの呼び捨てに、上から目線の勇作にイラつく比古那であったが、確かに非公式で誰も知らない部署が、防衛省の正門から入って堂々と建物の中にあるわけがない。
比古那は口をつぐんだ。
他の5人も同じようだが、壱与とイツヒメとイサクは別の意味で戸惑っている。新宿は新宿でも、歌舞伎町一番街。夜のネオンに照らされた街は、不夜城として名高い。
「ここに本当にSPROがあるのか?」
尊が疑わしげに尋ねた。
勇作は肩をすくめ、『もうすぐわかるさ』と答えた。
一目でわかる性風俗関連のビルの脇にある、地下へ向かう階段を下りるよう勇作に言われた一行は、言われるがままに下りていく。
確かに、ここにお堅い政府の機関があるなんて、誰も思わないだろう。
地下への階段を降りると、非常灯の明かりだけがともり、向こうには地上へ上がる階段が白い光とともにある。ただの地下通路のように見える道の中ほどで、一行を連れてきた男性スタッフが壁に手をかざす。
すると暗がりでは見えなかった壁の一部が変形し、扉らしきものが見えた。
「ここが入り口です。みなさん、私の後に続いてついてきてください」
勇作とスタッフが目配せし、スタッフが壁のキーパッドに暗証番号を打ち込むと、『確認』という緑色の表示が出て、扉が自動で開いた。さらに奥に進むと5つの扉があり、手前の1つだけが開いている。
そこから入っていった先はまるで応接室のようで、大きなテーブルを囲んで6人掛けのソファが2つ向かい合っている。他には液晶モニターや通信機器などが置かれた机があった。
スタッフは一行を部屋に案内し、ソファに座るよう促す。比古那たちは戸惑いながらも指示に従った。壱与、イツヒメ、イサクは警戒心を解かず、周囲を注意深く観察している。
「お待たせしました」
新たに現れた中年の男性が挨拶した。彼はスーツ姿で、胸には「SPRO」と書かれた IDカードを下げている。
「私は藤堂と申します。SPROの責任者です」
藤堂は一人ずつに目を向けながら自己紹介した。
「SPROとは一体何なのでしょうか?」
修一が前のめりになり質問すると、藤堂は落ち着いた口調で説明を始めた。
「特殊事象対策室、略してSPROは、通常の枠組みでは対応できない事案を扱う秘密組織です」
「具体的にはどんな……」
尊が尋ねかけたが、藤堂に遮られた。
「その前にまずは皆さん、こちらで簡単な検査を受けてください。なんら自覚症状がなく、周囲に変異をもたらした形跡がないので問題ないとは思いますが、念のため。皆さんの健康と安全のためです」
藤堂の言葉に全員が驚きの表情を浮かべた。修一が声を上げる。
「検査? どんな内容なのですか?」
藤堂は穏やかに説明を始めた。
「基本的な身体検査や遺伝子解析、それに放射線や毒物の有無を確認します。MRIやCTスキャンも行います」
比古那が不安そうに尋ねる。
「それって危険なんですか?」
「いいえ、全く危険はありません」
藤堂は即座に答えた。
「むしろ皆さんの安全を確保するためのものです」
「でも、なぜそこまで……」
尊が少しイラついたように言うが、藤堂は真剣な表情で続ける。
「聞くところによると、皆さんは異なる時代へ行き、戻ってきた。また、数名は過去から来られました。未知の病原体や、現代に影響を与えうる要素がないか、確認する必要があるのです」
「貴様! 吾等を如何にするつもりか? 壱与様お下がりください。危険です」
イサクが立ち上がり、剣に手をかけた。
それに対して藤堂は手を上げ、いたって落ち着いた様子で答える。
「そのような意図は全くありません。これは通常の手順です。皆さんの身の上に起きた理解しがたい事、それを解明し、家族や警察、大学に説明して日常生活が送れるようにするために、ここに来たのではありませんか?」
藤堂は勇作を見、勇作はうなずく。
「修一、お前の生徒に何か言ってやれ。コイツら自分の立場を分かっているのか? どうにもならないから俺を呼んで、助けてくれって言ってきたのはそっちだぞ。オレだって暇じゃないんだ。さっさっとやって終わらそうや」
勇作が乱暴に言った。
「そうだな……」
修一は立ち上がると、比古那たちに向かって言った。
「みんな聞いてくれ。確かにオレたちの身に起きていることは普通じゃない。だから、それを解明して元の生活に戻るために、協力してほしい」
学生達6人を見た後に、修一は壱与とイサク、イツヒメを見る。
「先生……わかりました」
比古那が代表して答えると、他の5人もうなずいた。壱与は修一の目を見てうなずき、イツヒメも同じくうなずいた。イサクは警戒していたが、壱与から促され、しぶしぶ同意した。
藤堂が続ける。
「では皆さん、検査室へ案内します。こちらへどうぞ」
藤堂は一行を検査エリアへ案内した。そこには5つの検査室が並んでいた。
「5つの検査室を同時に使用します」
藤堂が説明を始めた。
「1人当たり2時間から3時間の検査時間で、全員で10名ですので、およそ4時間から6時間で終了する見込みです」
修一が確認する。
「つまり、深夜1時から3時頃には終わるということですね」
「その通りです。検査を受けていない方は休憩室でお待ちください」
藤堂はうなずいた。
比古那たちは互いの顔を見合わせるが、まだ戸惑いは隠せない。夜更かしには慣れているとはいえ、緊張感が漂う。
「では、最初の5名はこちらへどうぞ」
藤堂が促す。
修一と比古那、尊や槍太とイサクが最初のグループとなる予定だったが、イサクがどうしても壱与と同じでないとダメだと言い張ったために、イサクと咲耶が入れ替わりとなって残りの5名は休憩室へ案内された。
検査が始まり、時間が過ぎていく。深夜0時を回った頃、最初のグループの検査が終了。疲れた表情で休憩室に戻ってきた彼らを、次のグループが心配そうに見る。
「大丈夫だ、特に問題はなかったよ」
修一が安心させるように言った。
壱与の顔をみてニッコリと笑う。深夜2時半、全ての検査が終了。疲労困憊の面々が休憩室に集まった。
「お疲れ様でした。詳細な分析結果は明日の午後にお伝えします。それまでこちらで休息を取ってください」
藤堂がそう告げた。
休憩室は相当広く、リラックスできるようにネットカフェのような設備もあり、小規模なゲーム施設もあったが、全員が検査が終わってホッとしたのか、すぐに熟睡したのであった。
「で、どうだったね、博士。彼等の検査結果は」
藤堂が主任研究員である博士に聞くと、博士は驚きを隠せない。
「問題ありません。あの3人以外は……」
「3人?」
「はい、あの……名前で言うと壱与、イサク、イツヒメという3人です。彼等は……彼女たちは、間違いなく弥生人です。信じられないかも知れませんが、弥生人のゲノムです。我々と同じ現代人のゲノムではありません」
「そうか。……信じるよ。世の中では科学で証明できない物もある」
次回 第32話 (仮)『弥生人と現代人。SPROの裏工作』
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
【なろう440万pv!】船が沈没して大海原に取り残されたオッサンと女子高生の漂流サバイバル&スローライフ
海凪ととかる
SF
離島に向かうフェリーでたまたま一緒になった一人旅のオッサン、岳人《がくと》と帰省途中の女子高生、美岬《みさき》。 二人は船を降りればそれっきりになるはずだった。しかし、運命はそれを許さなかった。
衝突事故により沈没するフェリー。乗員乗客が救命ボートで船から逃げ出す中、衝突の衝撃で海に転落した美岬と、そんな美岬を助けようと海に飛び込んでいた岳人は救命ボートに気づいてもらえず、サメの徘徊する大海原に取り残されてしまう。
絶体絶命のピンチ! しかし岳人はアウトドア業界ではサバイバルマスターの通り名で有名なサバイバルの専門家だった。
ありあわせの材料で筏を作り、漂流物で筏を補強し、雨水を集め、太陽熱で真水を蒸留し、プランクトンでビタミンを補給し、捕まえた魚を保存食に加工し……なんとか生き延びようと創意工夫する岳人と美岬。
大海原の筏というある意味密室空間で共に過ごし、語り合い、力を合わせて極限状態に立ち向かううちに二人の間に特別な感情が芽生え始め……。
はたして二人は絶体絶命のピンチを生き延びて社会復帰することができるのか?
小説家になろうSF(パニック)部門にて400万pv達成、日間/週間/月間1位、四半期2位、年間/累計3位の実績あり。
カクヨムのSF部門においても高評価いただき80万pv達成、最高週間2位、月間3位の実績あり。
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。

日本VS異世界国家! ー政府が、自衛隊が、奮闘する。
スライム小説家
SF
令和5年3月6日、日本国は唐突に異世界へ転移してしまった。
地球の常識がなにもかも通用しない魔法と戦争だらけの異世界で日本国は生き延びていけるのか!?
異世界国家サバイバル、ここに爆誕!
実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…
小桃
ファンタジー
商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。
1.最強になれる種族
2.無限収納
3.変幻自在
4.並列思考
5.スキルコピー
5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。

シーフードミックス
黒はんぺん
SF
ある日あたしはロブスターそっくりの宇宙人と出会いました。出会ったその日にハンバーガーショップで話し込んでしまいました。
以前からあたしに憑依する何者かがいたけれど、それは宇宙人さんとは無関係らしい。でも、その何者かさんはあたしに警告するために、とうとうあたしの内宇宙に乗り込んできたの。
ちょっとびっくりだけど、あたしの内宇宙には天の川銀河やアンドロメダ銀河があります。よかったら見物してってね。
内なる宇宙にもあたしの住むご町内にも、未知の生命体があふれてる。遭遇の日々ですね。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる