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第28話 『時間が、違う。』
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2024年6月22日(07:30) 黒崎下郷 <中村修一>
墳墓を出たオレ達はまず車に乗り込んだんだが、さすがにそのままでは乗れない。8人乗りのプラドでも厳しいので、後部座席の両側に箱乗りして、荷台にも乗って無理やりYショップまで移動した。
「せんせー! 道交法違反だよ!」
尊が後部座席から叫ぶが、背に腹は代えられぬ! となぜか時代劇の言葉で答えるオレ。
「壱与様! この箱、獣の鳴き声のような音で、何もしておらぬのに動いております!」
「イサク、落ち着くのじゃ。これは……えんじん? という物で動くのだ。吾は何度か乗っておる」
「おお、さすがでございます」
オレは思わず笑みを浮かべるが、イサクとイツヒメの驚きと興奮が伝わってくる。壱与は令和で数日過ごしてだいぶ慣れているのか、あまりはしゃがない。あるいはそう見せているのか。
数分後、なんとかYショップに到着。駐車場に車を停めると、全員が降りてきた。イサクとイツヒメには、たまたま車に置いてあった上着やらコートっぽいものを羽織らせている。
「な、なんじゃこれは! これは真に宮田邑なのか?」
「壱与様、あの、あの小高い石の塔はなんでございますか! ?」
イサク(伊弉久)とイツヒメ(伊都比売)は交互に驚きを声に出して伝える。そりゃあ未来というより異世界みたいなもんだろうからな。例えば天界とか黄泉の世界とか。
「イサク。宮田邑だよ。1678年後のね。今は下黒崎町って言うんだ」
オレが教えると壱与が続く。
「イツヒメよ、あれはまんしょんと言うのだ。シュウ、あれで何人ぐらいが住んでおるのだったかの」
「うーん、ざっくりだけど、100から150人くらいだと思うよ」
「だそうだ」
「 「なんと」 」
イサクとイツヒメの驚きは続く。
まさに連続だ。初めて来た時の壱与がそうであったように、×2で驚いている。
オレたちは慎重にYショップに入るが、イサク達の目が点になっているのが分かる。冷蔵庫、商品棚、レジ……すべてが彼らにとっては未知の光景だ。
「すごい……これほどの食べ物が1つの場所に……まるで市ではないか。それにしては人がおらぬが……」
イサクが小さな声でつぶやいた。
『そうじゃな、イサク』と壱与が落ち着いた様子で答えた。
「ここは『コンビニ』というところじゃ。昼夜問わず開いており、必要な物を手に入れられる便利な場所なのじゃ」
イサクとイツヒメは驚いた表情で壱与を見つめた。
「さすが壱与様!」
イツヒメが感嘆の声を上げる。
「もうすっかりお詳しいのですね」
「そうだな。壱与はもう令和の世界にも慣れてきたみたいだ」
オレが壱与に微笑みかけると、壱与は少し照れくさそうに首を傾げた。
「まだまだ分からぬことも多いのじゃが……シュウのおかげで少しずつ理解できてきたのじゃ」
そう言ってオレにぴったりと体をくっつけてくる。
「お……おい壱与。オレ、オジさんになっちゃったんだぞ。そんな……」
「シュウはシュウなのじゃ。それに初めてここに来た時から……」
「あ、うん。わかった。ありがとう」
オレは急に気恥ずかしくなって壱与の発言にストップをかける。その後オレたちは手分けして食料や飲み物を選び始めるが、壱与はイサクとイツヒメに現代の食べ物について説明している。
「これは『おにぎり』と言って握飯(にぎりいい)の中に具を入れたものじゃ。様々な味があるのじゃよ」
「なるほど……」
イサクが感心した様子でうなずいた。
……おかしい。
オレはおかしな事に気がついた。
向こうの世界、弥生時代では3月だった。旧暦だとして誤差があっても4月末だ。そしてヒコナ(比古那)達に聞いた時間差が、弥生時間の1日が令和時間の1時間だという。
だとすれば、比古那達が弥生に飛ばされたのが6月16日。飛ばされた先の日時は、弥生時代の日時で11月1日だった。それから4か月と23日が経過した。
4か月と23日は約143時間。それをヒコナ達が言った令和時間で換算すれば約6日間のはずだ。6月16日の6日後の22日、今は6月22日のはずなんだ。
だったらなんでこんなに寒いんだ? いや、正確には寒くない。弥生時間で4月末だったから、本来は今が6月なら暑く感じるはずだ。蒸し暑く、これから本格的な夏を迎える梅雨のはずなんだよ。
それが体感で言うと4月末と変わらない。弥生時間の4月か、もしくは10~11月の秋だ。
なぜだ?
「シュウ、まずは住むところだな」
サンドイッチやおにぎり、弁当をお茶と一緒に食べ終わったオレ達は、次に泊まるところを探さなければならなかった。
「そうだな……タケル(尊)!」
「ああ、先生、どうしたの?」
「お前車の免許持ってたな? 今免許証持っているか?」
「あ、ああ。ちょっと待ってー。あったあった」
タケルはポケットを探って取り出した財布の中をかき回すと、プラスチック製のカードを見つけ出した。尊はその免許証をオレに向かって見せる。
「よし、これで長崎まで行ってレンタカーを借りられる」
オレはタケルに笑顔で答えた。
「みんな、聞いてほしい。まずは住むところを探さなきゃならないけど、福岡のオレの家まで、このままじゃ移動できない。だから長崎まで行ってレンタカーを借りようと思う。オレと壱与、そして免許持ちのタケルの3人で行ってくるから、他は遺跡に戻るかコンビニで時間を潰していてほしい。こっから長崎の市内まで1時間もかからないから3時間もあれば戻ってこれると思う」
オレの言葉を聞いてみんなが顔を寄せ合った。現代に戻ってきた安心感からか、リラックスした様子だ。
「分かりました。オレ達は遺跡で待機します。携帯もあるし、何かあったらすぐ連絡しますね」
「ああ、そうしてくれ。みんなゆっくり休んで、すぐに戻ってくるから」
ヒコナが前に出て話しかけてきたのでオレはうなずいて、周りを見回しながら全員に向かって話す。その時、イサクが少し緊張した表情でオレを見つめた。
「シュウ……殿、吾も同行いたしたい。壱与様をお守りするのが私の務めです」
「シュウでいいよ。こっちがもともとだけど、向こうでのオレは同い年だし、そのままで。よし、じゃあ一緒に行こう」
「かたじけない」
イサクが返事をする前に、イツヒメも話し始める。
「吾は常に壱与様と一緒です。どこへ行かれても、お側を離れるわけにはまいりません」
オレは二人の決意に満ちた表情を見て、うなずいた。主従関係というものだろう。
「分かった。じゃあ、オレと壱与、タケル、それにイサクとイツヒメで行くことにしよう」
オレたち5人は車に乗り込んだ。エンジンをかけると、車内には快適な空気が流れる。バックミラーで仲間たちの姿を確認する。彼らは笑顔で手を振って見送っていた。
車は動き出し、長崎への道を進み始めた。
オレは前方に集中しつつも、頭の中では様々な思いが巡っていた。現代に戻ってきた安堵感と、これからの不確実な未来への不安が入り混じる。
「壱与、この二人の世話を頼むよ」
後部座席では、イサクとイツヒメが現代の車の内装に驚きの目を向けているが、彼らの反応を見ていると、オレは思わず微笑んでしまう。オレは運転しながら、隣に座る壱与に声をかける。
壱与は穏やかな表情でうなずいた。
2024年11月9日(07:30)
次回 (仮)『異世界なのか、それともタイムリープなのか』
墳墓を出たオレ達はまず車に乗り込んだんだが、さすがにそのままでは乗れない。8人乗りのプラドでも厳しいので、後部座席の両側に箱乗りして、荷台にも乗って無理やりYショップまで移動した。
「せんせー! 道交法違反だよ!」
尊が後部座席から叫ぶが、背に腹は代えられぬ! となぜか時代劇の言葉で答えるオレ。
「壱与様! この箱、獣の鳴き声のような音で、何もしておらぬのに動いております!」
「イサク、落ち着くのじゃ。これは……えんじん? という物で動くのだ。吾は何度か乗っておる」
「おお、さすがでございます」
オレは思わず笑みを浮かべるが、イサクとイツヒメの驚きと興奮が伝わってくる。壱与は令和で数日過ごしてだいぶ慣れているのか、あまりはしゃがない。あるいはそう見せているのか。
数分後、なんとかYショップに到着。駐車場に車を停めると、全員が降りてきた。イサクとイツヒメには、たまたま車に置いてあった上着やらコートっぽいものを羽織らせている。
「な、なんじゃこれは! これは真に宮田邑なのか?」
「壱与様、あの、あの小高い石の塔はなんでございますか! ?」
イサク(伊弉久)とイツヒメ(伊都比売)は交互に驚きを声に出して伝える。そりゃあ未来というより異世界みたいなもんだろうからな。例えば天界とか黄泉の世界とか。
「イサク。宮田邑だよ。1678年後のね。今は下黒崎町って言うんだ」
オレが教えると壱与が続く。
「イツヒメよ、あれはまんしょんと言うのだ。シュウ、あれで何人ぐらいが住んでおるのだったかの」
「うーん、ざっくりだけど、100から150人くらいだと思うよ」
「だそうだ」
「 「なんと」 」
イサクとイツヒメの驚きは続く。
まさに連続だ。初めて来た時の壱与がそうであったように、×2で驚いている。
オレたちは慎重にYショップに入るが、イサク達の目が点になっているのが分かる。冷蔵庫、商品棚、レジ……すべてが彼らにとっては未知の光景だ。
「すごい……これほどの食べ物が1つの場所に……まるで市ではないか。それにしては人がおらぬが……」
イサクが小さな声でつぶやいた。
『そうじゃな、イサク』と壱与が落ち着いた様子で答えた。
「ここは『コンビニ』というところじゃ。昼夜問わず開いており、必要な物を手に入れられる便利な場所なのじゃ」
イサクとイツヒメは驚いた表情で壱与を見つめた。
「さすが壱与様!」
イツヒメが感嘆の声を上げる。
「もうすっかりお詳しいのですね」
「そうだな。壱与はもう令和の世界にも慣れてきたみたいだ」
オレが壱与に微笑みかけると、壱与は少し照れくさそうに首を傾げた。
「まだまだ分からぬことも多いのじゃが……シュウのおかげで少しずつ理解できてきたのじゃ」
そう言ってオレにぴったりと体をくっつけてくる。
「お……おい壱与。オレ、オジさんになっちゃったんだぞ。そんな……」
「シュウはシュウなのじゃ。それに初めてここに来た時から……」
「あ、うん。わかった。ありがとう」
オレは急に気恥ずかしくなって壱与の発言にストップをかける。その後オレたちは手分けして食料や飲み物を選び始めるが、壱与はイサクとイツヒメに現代の食べ物について説明している。
「これは『おにぎり』と言って握飯(にぎりいい)の中に具を入れたものじゃ。様々な味があるのじゃよ」
「なるほど……」
イサクが感心した様子でうなずいた。
……おかしい。
オレはおかしな事に気がついた。
向こうの世界、弥生時代では3月だった。旧暦だとして誤差があっても4月末だ。そしてヒコナ(比古那)達に聞いた時間差が、弥生時間の1日が令和時間の1時間だという。
だとすれば、比古那達が弥生に飛ばされたのが6月16日。飛ばされた先の日時は、弥生時代の日時で11月1日だった。それから4か月と23日が経過した。
4か月と23日は約143時間。それをヒコナ達が言った令和時間で換算すれば約6日間のはずだ。6月16日の6日後の22日、今は6月22日のはずなんだ。
だったらなんでこんなに寒いんだ? いや、正確には寒くない。弥生時間で4月末だったから、本来は今が6月なら暑く感じるはずだ。蒸し暑く、これから本格的な夏を迎える梅雨のはずなんだよ。
それが体感で言うと4月末と変わらない。弥生時間の4月か、もしくは10~11月の秋だ。
なぜだ?
「シュウ、まずは住むところだな」
サンドイッチやおにぎり、弁当をお茶と一緒に食べ終わったオレ達は、次に泊まるところを探さなければならなかった。
「そうだな……タケル(尊)!」
「ああ、先生、どうしたの?」
「お前車の免許持ってたな? 今免許証持っているか?」
「あ、ああ。ちょっと待ってー。あったあった」
タケルはポケットを探って取り出した財布の中をかき回すと、プラスチック製のカードを見つけ出した。尊はその免許証をオレに向かって見せる。
「よし、これで長崎まで行ってレンタカーを借りられる」
オレはタケルに笑顔で答えた。
「みんな、聞いてほしい。まずは住むところを探さなきゃならないけど、福岡のオレの家まで、このままじゃ移動できない。だから長崎まで行ってレンタカーを借りようと思う。オレと壱与、そして免許持ちのタケルの3人で行ってくるから、他は遺跡に戻るかコンビニで時間を潰していてほしい。こっから長崎の市内まで1時間もかからないから3時間もあれば戻ってこれると思う」
オレの言葉を聞いてみんなが顔を寄せ合った。現代に戻ってきた安心感からか、リラックスした様子だ。
「分かりました。オレ達は遺跡で待機します。携帯もあるし、何かあったらすぐ連絡しますね」
「ああ、そうしてくれ。みんなゆっくり休んで、すぐに戻ってくるから」
ヒコナが前に出て話しかけてきたのでオレはうなずいて、周りを見回しながら全員に向かって話す。その時、イサクが少し緊張した表情でオレを見つめた。
「シュウ……殿、吾も同行いたしたい。壱与様をお守りするのが私の務めです」
「シュウでいいよ。こっちがもともとだけど、向こうでのオレは同い年だし、そのままで。よし、じゃあ一緒に行こう」
「かたじけない」
イサクが返事をする前に、イツヒメも話し始める。
「吾は常に壱与様と一緒です。どこへ行かれても、お側を離れるわけにはまいりません」
オレは二人の決意に満ちた表情を見て、うなずいた。主従関係というものだろう。
「分かった。じゃあ、オレと壱与、タケル、それにイサクとイツヒメで行くことにしよう」
オレたち5人は車に乗り込んだ。エンジンをかけると、車内には快適な空気が流れる。バックミラーで仲間たちの姿を確認する。彼らは笑顔で手を振って見送っていた。
車は動き出し、長崎への道を進み始めた。
オレは前方に集中しつつも、頭の中では様々な思いが巡っていた。現代に戻ってきた安堵感と、これからの不確実な未来への不安が入り混じる。
「壱与、この二人の世話を頼むよ」
後部座席では、イサクとイツヒメが現代の車の内装に驚きの目を向けているが、彼らの反応を見ていると、オレは思わず微笑んでしまう。オレは運転しながら、隣に座る壱与に声をかける。
壱与は穏やかな表情でうなずいた。
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