12 / 46
第12話 『失踪した先生を捜せ - 研究会メンバーの決死の調査』
しおりを挟む
正元二年八月二十五日 弥馬壱国の宮処
考古学者、中村修一が古代の弥馬壱国に来て80日が過ぎていた。
生きる! と決心した修一ではあったが、いつ21世紀の日本に戻れるのか? どうやったら戻れるのか? なぜ飛ばされたのか? その考えが消えたことはない。
転生やタイムスリップ系のラノベ・漫画は散々読んできたが、そのどれもが主人公は転生先やタイムスリップ先で大活躍するのだ。修一は自分もそうなのか? と思いつつ、やはり望郷の念が消えることはない。
壱与とのつながりがなく、ただこの古代に放り投げられただけなら、余計な事は考えなかっただろう。しかし、不安があるとはいえ、権力者である壱与の庇護がある。
つまりは壱与に嫌われない限り、またはよほどの罪を犯さない限りは、放逐されたり断罪されて命の危険にさらされることはない。それどころか、ここにはインディ・ジョーンズも顔負けの冒険があるのだ。
遺跡の発掘ではなく、今ここで、生きているのだから。
「シュウよ、何をしておるのだ?」
「うわあ! びっくりしたあ!」
考え事をしながら宮処で一番高い櫓で周囲を眺めていると、いきなり壱与が後ろから声をかけて驚かしてきた。まったく、古代人の女の子も現代人と同じ事をするのかと、驚きと興味で修一は戸惑ってしまった。
手すりに掴まって後ろを振り向くと、壱与とイツヒメがニコニコしながら立っている。
壱与は金色の冠をかぶり、白地に赤い縁取りと円形模様の着物、幾何学模様の布を斜めに巻いている。腰には赤と金色の帯を巻き、黄色がかったベージュの袴を履いており、前面には緑と白の縞模様がある。
イツヒメも壱与ほどではないが、なにかの儀式か? という格好だ。
「何か考え事をしていたのか?」
両手を体の前で組むと、壱与が笑顔で尋ねた。
「うん、まあ、ちょっとね……それにしても、いかにも巫女って感じだね」
「……巫女だからな」
壱与は何を当たり前の事を、と言わんばかりの顔をしている。が、しかしすぐにいつもの壱与の笑顔に戻った。ツンデレなのかツンツンなのかは分からないが、修一の前では笑顔で時々ツンである。
「あはははは。だね。うーん、こっからの景色が素晴らしいから、つい見入ってしまったよ」
「そうか。宮処の景色は私も大好きだ」
壱与は頷いた。
「ここは車や雑踏、いろんな音もなくてメチャクチャ静かだ。人間の営みがすぐそこに息吹いている。それを肌で感じるんだ。ああ、本当に俺は古代に、255年に来たんだなって実感がわくよ」
「確かに。吾もシュウの時代に飛ばされていた時は、見るもの聞くもの全てが驚きであったが、あのうるさいのには驚いたぞ」
多分、最初に聞いたエンジンの音だろう。確かに、古代人が聞いたら化け物の咆哮に聞こえても仕方がない。
「少しは慣れたか?」
「うん、少しずつだけどね。でも、やっぱり21世紀のことが頭から離れないよ。どうやって戻れるのか、いつ戻れるのか……」
修一は頭の後ろで手を組みながら呟くように言った。
「其れは実に自然な事に御座います。生まれ育った土地を離れて過ごすのです。故郷に思いを寄せるのは悪しき事ではございませぬ」
イツヒメの慰めが本当に『慰めにしかならない』という日本語を表している。もしかするとその語源がこれなのか? と思う修一であった。
「ありがとう、イツヒメ」
修一は感謝の気持ちを込めて微笑んだが、それ以上の言葉は続かなかった。元に戻る方法がわからない今、そうやってこの時代を生きていくしかないのだ。
「ところで、此度は特別な事を知らせにまいった。ミユマ将軍が新しい発見をしたようなのだ。早速見に行かぬか?」
壱与がニコニコしながら言った。
「新しい発見?」
修一は興味津々で聞き返す。
「それは面白そうだ。ぜひ見に行きたい」
「じゃあ、行こう」
■2024/6/13/21:00 福岡市内の居酒屋
「中村先生が行方不明になってからもう5日も経ったんだよね……」
木花咲耶は憂鬱そうに呟いた。
居酒屋の賑やかな雰囲気の中で、彼女の声は沈んでいる。彼女を含めた6人が修一の古代史研究会の学生メンバーで、失われた4世紀と弥馬壱国の研究をしていたのだ。
「そうだね……。連絡もつかないし、部屋はそのまま。誘拐か何か事件に巻き込まれた線で警察も調査してるけど、手がかりが全然ないって。でも……先生、週末に長崎の遺跡、えーっと何て言ったっけ? そこに調査に行くっていってなかった?」
「そう言えば言ってた。遺跡で消えるなんてなんの事件かわからないけど……そう! 確か、宮田遺跡とか言ってたな。みんな、先生の事件と関係あるかわからないけど、長崎、遺跡に行ってみないか? ここ、ここだよ確か」
豊玉美保が続くと、宿名比古那がテーブルに地図を広げ、指を指した。
「でも、危険じゃねえか? それに先生の行方不明と遺跡なんて、多分なんの関係もないと思うぞ」
天日槍太が不安げに言うと、咲耶が強い口調で答える。
「そんなの行ってみなきゃわかんないじゃない! 警察は警察! だから私たちが行くんだよ。先生のことを知ってるのは私たちだけだし、誰かがやらなきゃならない」
どういう論理でそうなるのか、槍太は理解できないが、ここで口論しても面倒臭いだけなのでスルーした。
「行こう。先生を見つけ出そう。俺達ならできる」
仁々木尊が決意を固めるように言った。
「私も賛成だわ。先生のためにも、しっかり準備しようよ」
「そうだね。私たちの手で先生を見つけ出そう」
栲幡千尋が手を挙げて美保がうなずいてまとめるが、天日槍太は流される形で同意する。
六人は互いに目を合わせ、無言でうなずき合った。
彼らの決意は固まった。宮田遺跡を調査して、修一失踪の謎を解くのだ。それがもし、万が一不幸な結果になったとしても、この調査が修一の行方不明事件を解決すると信じて。
次回 第13話 (仮)『2024年の宮田遺跡』
考古学者、中村修一が古代の弥馬壱国に来て80日が過ぎていた。
生きる! と決心した修一ではあったが、いつ21世紀の日本に戻れるのか? どうやったら戻れるのか? なぜ飛ばされたのか? その考えが消えたことはない。
転生やタイムスリップ系のラノベ・漫画は散々読んできたが、そのどれもが主人公は転生先やタイムスリップ先で大活躍するのだ。修一は自分もそうなのか? と思いつつ、やはり望郷の念が消えることはない。
壱与とのつながりがなく、ただこの古代に放り投げられただけなら、余計な事は考えなかっただろう。しかし、不安があるとはいえ、権力者である壱与の庇護がある。
つまりは壱与に嫌われない限り、またはよほどの罪を犯さない限りは、放逐されたり断罪されて命の危険にさらされることはない。それどころか、ここにはインディ・ジョーンズも顔負けの冒険があるのだ。
遺跡の発掘ではなく、今ここで、生きているのだから。
「シュウよ、何をしておるのだ?」
「うわあ! びっくりしたあ!」
考え事をしながら宮処で一番高い櫓で周囲を眺めていると、いきなり壱与が後ろから声をかけて驚かしてきた。まったく、古代人の女の子も現代人と同じ事をするのかと、驚きと興味で修一は戸惑ってしまった。
手すりに掴まって後ろを振り向くと、壱与とイツヒメがニコニコしながら立っている。
壱与は金色の冠をかぶり、白地に赤い縁取りと円形模様の着物、幾何学模様の布を斜めに巻いている。腰には赤と金色の帯を巻き、黄色がかったベージュの袴を履いており、前面には緑と白の縞模様がある。
イツヒメも壱与ほどではないが、なにかの儀式か? という格好だ。
「何か考え事をしていたのか?」
両手を体の前で組むと、壱与が笑顔で尋ねた。
「うん、まあ、ちょっとね……それにしても、いかにも巫女って感じだね」
「……巫女だからな」
壱与は何を当たり前の事を、と言わんばかりの顔をしている。が、しかしすぐにいつもの壱与の笑顔に戻った。ツンデレなのかツンツンなのかは分からないが、修一の前では笑顔で時々ツンである。
「あはははは。だね。うーん、こっからの景色が素晴らしいから、つい見入ってしまったよ」
「そうか。宮処の景色は私も大好きだ」
壱与は頷いた。
「ここは車や雑踏、いろんな音もなくてメチャクチャ静かだ。人間の営みがすぐそこに息吹いている。それを肌で感じるんだ。ああ、本当に俺は古代に、255年に来たんだなって実感がわくよ」
「確かに。吾もシュウの時代に飛ばされていた時は、見るもの聞くもの全てが驚きであったが、あのうるさいのには驚いたぞ」
多分、最初に聞いたエンジンの音だろう。確かに、古代人が聞いたら化け物の咆哮に聞こえても仕方がない。
「少しは慣れたか?」
「うん、少しずつだけどね。でも、やっぱり21世紀のことが頭から離れないよ。どうやって戻れるのか、いつ戻れるのか……」
修一は頭の後ろで手を組みながら呟くように言った。
「其れは実に自然な事に御座います。生まれ育った土地を離れて過ごすのです。故郷に思いを寄せるのは悪しき事ではございませぬ」
イツヒメの慰めが本当に『慰めにしかならない』という日本語を表している。もしかするとその語源がこれなのか? と思う修一であった。
「ありがとう、イツヒメ」
修一は感謝の気持ちを込めて微笑んだが、それ以上の言葉は続かなかった。元に戻る方法がわからない今、そうやってこの時代を生きていくしかないのだ。
「ところで、此度は特別な事を知らせにまいった。ミユマ将軍が新しい発見をしたようなのだ。早速見に行かぬか?」
壱与がニコニコしながら言った。
「新しい発見?」
修一は興味津々で聞き返す。
「それは面白そうだ。ぜひ見に行きたい」
「じゃあ、行こう」
■2024/6/13/21:00 福岡市内の居酒屋
「中村先生が行方不明になってからもう5日も経ったんだよね……」
木花咲耶は憂鬱そうに呟いた。
居酒屋の賑やかな雰囲気の中で、彼女の声は沈んでいる。彼女を含めた6人が修一の古代史研究会の学生メンバーで、失われた4世紀と弥馬壱国の研究をしていたのだ。
「そうだね……。連絡もつかないし、部屋はそのまま。誘拐か何か事件に巻き込まれた線で警察も調査してるけど、手がかりが全然ないって。でも……先生、週末に長崎の遺跡、えーっと何て言ったっけ? そこに調査に行くっていってなかった?」
「そう言えば言ってた。遺跡で消えるなんてなんの事件かわからないけど……そう! 確か、宮田遺跡とか言ってたな。みんな、先生の事件と関係あるかわからないけど、長崎、遺跡に行ってみないか? ここ、ここだよ確か」
豊玉美保が続くと、宿名比古那がテーブルに地図を広げ、指を指した。
「でも、危険じゃねえか? それに先生の行方不明と遺跡なんて、多分なんの関係もないと思うぞ」
天日槍太が不安げに言うと、咲耶が強い口調で答える。
「そんなの行ってみなきゃわかんないじゃない! 警察は警察! だから私たちが行くんだよ。先生のことを知ってるのは私たちだけだし、誰かがやらなきゃならない」
どういう論理でそうなるのか、槍太は理解できないが、ここで口論しても面倒臭いだけなのでスルーした。
「行こう。先生を見つけ出そう。俺達ならできる」
仁々木尊が決意を固めるように言った。
「私も賛成だわ。先生のためにも、しっかり準備しようよ」
「そうだね。私たちの手で先生を見つけ出そう」
栲幡千尋が手を挙げて美保がうなずいてまとめるが、天日槍太は流される形で同意する。
六人は互いに目を合わせ、無言でうなずき合った。
彼らの決意は固まった。宮田遺跡を調査して、修一失踪の謎を解くのだ。それがもし、万が一不幸な結果になったとしても、この調査が修一の行方不明事件を解決すると信じて。
次回 第13話 (仮)『2024年の宮田遺跡』
2
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
【なろう440万pv!】船が沈没して大海原に取り残されたオッサンと女子高生の漂流サバイバル&スローライフ
海凪ととかる
SF
離島に向かうフェリーでたまたま一緒になった一人旅のオッサン、岳人《がくと》と帰省途中の女子高生、美岬《みさき》。 二人は船を降りればそれっきりになるはずだった。しかし、運命はそれを許さなかった。
衝突事故により沈没するフェリー。乗員乗客が救命ボートで船から逃げ出す中、衝突の衝撃で海に転落した美岬と、そんな美岬を助けようと海に飛び込んでいた岳人は救命ボートに気づいてもらえず、サメの徘徊する大海原に取り残されてしまう。
絶体絶命のピンチ! しかし岳人はアウトドア業界ではサバイバルマスターの通り名で有名なサバイバルの専門家だった。
ありあわせの材料で筏を作り、漂流物で筏を補強し、雨水を集め、太陽熱で真水を蒸留し、プランクトンでビタミンを補給し、捕まえた魚を保存食に加工し……なんとか生き延びようと創意工夫する岳人と美岬。
大海原の筏というある意味密室空間で共に過ごし、語り合い、力を合わせて極限状態に立ち向かううちに二人の間に特別な感情が芽生え始め……。
はたして二人は絶体絶命のピンチを生き延びて社会復帰することができるのか?
小説家になろうSF(パニック)部門にて400万pv達成、日間/週間/月間1位、四半期2位、年間/累計3位の実績あり。
カクヨムのSF部門においても高評価いただき80万pv達成、最高週間2位、月間3位の実績あり。

天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
クロノ・コード - 成長の螺旋 -
シマセイ
SF
2045年、東京。16歳になると国から「ホワイトチップ」が支給され、一度装着すると外せないそのチップで特別な能力が目覚める。
ハルトはFランクの「成長促進」という地味な能力を持つ高校生。
幼馴染でSランクの天才、サクラとは違い、平凡な日々を送るが、チップを新たに連結すれば能力が強くなるという噂を知る。
ハルトは仲間と共に、ダンジョンや大会に挑みながら、自分の能力とチップの秘密に迫っていく。
宇宙打撃空母クリシュナ ――異次元星域の傭兵軍師――
黒鯛の刺身♪
SF
半機械化生命体であるバイオロイド戦闘員のカーヴは、科学の進んだ未来にて作られる。
彼の乗る亜光速戦闘機は撃墜され、とある惑星に不時着。
救助を待つために深い眠りにつく。
しかし、カーヴが目覚めた世界は、地球がある宇宙とは整合性の取れない別次元の宇宙だった。
カーヴを助けた少女の名はセーラ。
戦い慣れたカーヴは日雇いの軍師として彼女に雇われる。
カーヴは少女を助け、侵略国家であるマーダ連邦との戦いに身を投じていく。
――時に宇宙暦880年
銀河は再び熱い戦いの幕を開けた。
◆DATE
艦名◇クリシュナ
兵装◇艦首固定式25cmビーム砲32門。
砲塔型36cm連装レールガン3基。
収納型兵装ハードポイント4基。
電磁カタパルト2基。
搭載◇亜光速戦闘機12機(内、補用4機)
高機動戦車4台他
全長◇300m
全幅◇76m
(以上、10話時点)
表紙画像の原作はこたかん様です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる